DENGEKI CREATOR DO 2010 SPECIAL INTERVIEW トップページへ
ゲームの音楽を作り出す職人 コンポーザー

ユーザーの視点は絶対に忘れない

Q1:ゲーム業界に入ったきっかけはなんですか?
 大学院を卒業して、音楽関係の仕事に就きたいという希望がありました。安定した収入を得ながら、音楽も作らせてくれる……そんな都合のいいところはないかとたどり着いたのが、ゲーム音楽の道でした。一般の大手企業などももちろん受けたのですが、縁あってアトラスに入社でき、本当によかった(笑)。

Q2:これまでに携わったタイトルは?
 『女神異聞録ペルソナ』、『真・女神転生III-NOCTURNE』シリーズ、『DIGITAL DEVIL SAGA~アバタール・チューナー~』シリーズ、『デビルサマナー 葛葉ライドウ』シリーズ、『ペルソナ3』『ペルソナ4』ですね。ほかに、『カドゥケウス』シリーズなどにも関わっています。

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Q3:現在携わっている仕事の内容を教えてください。
 今は『ペルソナ3』などを担当しているディレクターの橋野桂と、新しい作品に取り組んでいます。内容ですか? まだヒミツです、はい(笑)。

Q4:ご自身のお仕事の魅力とはなんでしょうか?
 自由に音楽を作ることと違い、作品の世界観に完璧にアジャストさせて楽曲を作る、ということが楽しい部分であり、難しいところだと感じます。ユーザーさんの声がダイレクトに伝わってくるのもうれしいですね。もちろん、それがたとえマイナス意見でもですよ(笑)。

Q5:ご自身がゲームの制作に携わる際に、最も注意されている点はどのようなことでしょうか?
 “ゲームを遊ぶユーザーさんの視点を絶対に忘れない”ということは常に心がけています。全体の世界観や発注を受けたシーンの空気を、1本筋が通った音楽で表現するのはもちろん重要です。それを邪魔しないようにしつつも、ユーザーさんが期待していることは何かと常に考え、できる限り曲に盛り込むようにしています。

Q6:これまでに影響を受けた作品や、クリエイターをいくつか教えていただけますか。
 『機動戦士Ζガンダム』は今でもよく見る作品の1つです。音楽を担当されている三枝成章さんの、各シーンに対する音楽でのアプローチは基本的ながらも斬新で、今でもハッと気づかされることがあるほどです。ほかにもアニメ『トライガン』や、『はじめの一歩』などで音楽を担当されている、ギタリストの今堀恒雄さんも尊敬してやみません。ゲーム音楽ですと、すぎやまこういち先生の楽曲ですね。

Q7:ゲーム制作を行ううえで、過去の経験が役立っていることはありますか?
 小学校6年生で初めてパソコンを買ってもらって以来、趣味でプログラムをかじっていました。開発と話を進めるなかで、ゲームシステムがどういうロジックでどう動いているのかといったことを、直感で理解できるのはちょっと強みかな、と思います。音楽の知識やセンスを深めることはもちろん大切ですが、ゲーム作りはチームワークのお仕事です。それぞれの専門分野を任せっぱなしにするのではなくて、少しでも各分野の知識を持っておくと、よりコミュニケーションをはかりやすいと思います。

Q8:現在、ゲーム以外に取り組んでいることは?
 仕事の延長線上ではあるのですが、ライブもやらせてもらっているので、そこはかなり積極的に取り組んでいます。ファンのみなさんの熱気に直接触れられる希少な機会なので、これからもそういう場を大切に育てていければと思っています。

Q9:今後、ゲーム業界で携わってみたい仕事は?
 いつかは自分がディレクションをして、一からゲームを作ってみたいと思っています。でもそれがいつになるのか、定かではありません(笑)。

Q10:これからゲーム業界を目指す、本誌の読者にメッセージをお願いいたします。
 ゲーム業界は自分の想像力を形にすることができる、可能性に満ちた仕事場です。新しいチャレンジをしたい人は、ぜひ飛び込んでみてください!

株式会社アトラス チーフサウンドディレクター 目黒将司氏
 代表作に『ペルソナ』シリーズなど。心地よいボーカルをきかせたスタイリッシュな音楽は「目黒サウンド」と評され、国内外で非常に高い評価を獲得している。
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