『ディアブロ 4』初心者攻略。おすすめクラスは? 最初はどこにいけば? シリーズ初心者でも迷わない序盤の進め方を解説

hororo
公開日時
最終更新

※『ディアブロ 4』は、CERO Z(18歳以上のみ対象)のソフトです。
※18歳未満の方は購入できません。

 Blizzard Entertainmentより2023年6月6日に発売された『ディアブロ 4』。その長い歴史のなかで、数多くのプレイヤーを熱中させたハック&スラッシュの代表作ともいえるシリーズです。

 日本においても2作目からローカライズされており、数を重ねるにつれてファンを増やしている人気タイトルといえるでしょう。本作は数度にわたるテストを経た結果、シリーズ最高傑作との呼び声も高く、その評価に期待している人も多いのではないでしょうか。

 そして、この反響がもとで本作に興味を持ったという声も多いように思えました。そこで今回の記事では、『ディアブロ』初心者に向けた本作の遊びかたや、初心者がつまづきがちな要素を重点に解説していきます。

 まず、そもそも『ディアブロ』とはどんなゲームなのかをご説明しましょう。『ディアブロ』は、ハック&スラッシュと呼ばれるジャンルの作品で、敵を倒して装備を手に入れ、レベルが上がったらスキルを強化し、そしてまた敵を倒すことを繰り返すことでキャラクターを強化していくことを楽しむゲームです。

 豊富なスキル群からポイントを割り振るスキルを選び、自分なりの戦い方を確立していくカスタマイズ性の高さに加え、ランダムで能力が付与される装備品から理想のものを探すトレジャーハント要素、それらによって強化されたスキルで群がる敵をなぎ倒す爽快感。そして倒した敵の足元に散らばる多くの戦利品。これらすべてに独特の快感があり、中毒性が高いジャンルとして有名です。

 そんな中でも『ディアブロ』は、救いに乏しいダークファンタジーの世界観と、天使と悪魔という存在に翻ろうされる人間の無力感が描かれており、そこから一筋の希望として立つ主人公のヒロイックさが際立つ物語性の高さも魅力となっています。

 過去作で描かれてきたストーリーに関しては、すでに別の記事で解説していますので、興味があるかたはぜひそちらもご覧ください。

『ディアブロ 4』関連記事

最初に悩むのはクラス選び! 各クラスの特徴と、取り返しのつかない要素は?

 本作をプレイするとき、まず選ばなければいけないのはクラスです。選べるのは5種類。ゲーム開始後はクラスの変更はできず、別クラスを遊ぶ際はキャラクターを作り直すことになるため注意しましょう。また、容姿については化粧や装飾品以外のもの……つまりキャラクターの外見そのものは作り直しできません。見た目にこだわりがある方は、最初にバッチリと作っておくことをオススメします。なお、外見はステータスには影響しません。

 とはいえ、すべてのクラスを遊べるだけのセーブスロットは用意されていますし、レベルが最大になってからが本番と言われるのが『ディアブロ』。レベルは上がりやすいですので、気になったクラスをとりあえず触ってみて、「なんか合わないな」と感じたら別のキャラクターを作ってみるのも手です。

 ここからは各クラスの大まかな特徴について。バーバリアン、ネクロマンサー、ソーサラー、ローグ、ドルイドがあり、それぞれで戦い方も大きく異なります。

【バーバリアン】

 複数の武器を使い分ける人間武器庫であり、筋骨隆々とした接近戦の専門家。武器スロットが4枠あり、スキルによって使う武器が異なるのですが、最適な武器を自動で選んでくれるため、難しく考えずとも大丈夫。

 両手武器を使うスキルをメインにすれば一撃が大きく、二刀流スキルを主軸にすれば手数で押す、といった感じで、習得するスキルによって、接近戦とひとことで言ってもその戦術はさまざま。敵を出血させて持続ダメージを与えるスキルなどもあるため、斬り付けては離れるといったヒットアンドアウェイ戦法も可能です。

 一方で、周囲の敵を挑発して近くに集めたり、鎖で敵を引き寄せたりといった、戦場をコントロールする手段も持っており、チームプレイでも輝くスキルを多数持っているのも特徴です。

【ネクロマンサー】

 敵の死体からスケルトンを生み出し使役することができる死霊術師。スキルを使うためのリソースとは別に、敵の死体という独自の資源を活用するのが特徴です。

 スケルトンやゴーレムといったペットの戦闘力を向上させ、主力として使う戦い方は、自分の操作がシンプルで済むぶん初心者向け。一方で、ボス戦ではペットがやられてしまい火力が下がったり、そもそも素材となる死体が手に入りにくいといった欠点も。

 血や骨を攻撃手段として用いるビルドでは、火力の主軸がプレイヤーになるため、魔法使いとしての側面が強くなります。死体をペットの召喚に使うのではなく、爆弾として利用するスキルを取ることで、敵のせん滅力を大幅に高めることが可能です。

【ソーサラー】

 炎、氷、雷という3種の属性の魔法を使い分けて戦う魔法使い。魔法使いのイメージ通り、中~遠距離戦を得意としており、近づかれた際には、周囲の敵を凍らせたり、遠くにテレポートして難を逃れる、というタイプの戦い方になります。

 それぞれの属性は特色が異なっており、炎は延焼による継続ダメージ、氷は凍結による足止め、雷は感電による連鎖攻撃に優れています。3つの属性を混ぜて習得することも可能ですが、特定の属性のみを強化するスキルも存在するため、基本的には属性を絞ったほうが戦いやすいでしょう。

 距離さえ取れれば比較的安全に立ち回れるため、『ディアブロ』シリーズに慣れていないプレイヤーでも扱いやすいクラスといえます。

【ローグ】

 ローグは、剣やダガーによる接近戦と弓による遠距離戦、どちらの戦術も取れるオールラウンダーな盗賊です。また、罠を設置したり身を隠したりといったトリッキーな動きができることも特徴のひとつ。

 真正面から殴り合うような、耐久性を確保するスキルには乏しいものの、一定確率でダメージを受けない“回避率”(アクションとしての回避とは別物)を高める効果を持つスキルも。通常では敵を通り抜けて移動はできませんが、ローグのスキルには一定時間敵をすり抜けられるような効果を持つものも多く、戦場を縦横無尽に駆け回れます。

 主にダガーや剣を使うスキルは単体ダメージが高く、弓は広範囲をカバーできるスキルが多い印象ですが、武器に毒を付与したり、罠を設置したりすることで多彩な戦い方ができるのが魅力です。

【ドルイド】

 嵐や大地の力を扱えるほか、自らを人熊や人狼と化して戦うこともできる自然の化身。嵐や土の魔法は敵の動きを制限しつつダメージを与えることができるため、戦場をコントロールしつつ魔法使い的な立ち回りをしたい人に向いています。

 人熊と人狼は自らの肉体を変化させて戦う前衛タイプである点は同じですが、人熊が耐久力と範囲攻撃に優れている一方で、人狼は単体攻撃を得意としています。人熊は単体攻撃へのダメ―ジ源が少ないため、そこを別のスキルで補いたいですし、人狼は自らの耐久性をカバーするスキルが欲しいところ。なお、人熊と人狼の両方のスキルを取ることも可能です。

 またドルイドはカラスや狼といった動物を使役するペット職の側面もあるので、不得手な要素をペットに任せるというのも一つの手です。

スキルはどれを習得すればいい? スキルの基本と成長方針を解説!

 クラスに大きく関わりのある要素といえばスキル! 本作ではクラスごとに独自のスキルツリーが用意されており、レベルアップ時や特定の条件でもらえるスキルポイントを割り振って、スキルを習得・強化していくことになります。

 スキルには、スキルスロットにセットして使うアクティブスキルと、習得するだけで効果を発揮するパッシブスキルが存在。戦闘中はこのアクティブスキルを駆使して戦っていくことになるのですが、アクティブスキルは合計で6個までしかセットできません。つまり、アクティブスキルを7個以上取ってしまうと、スキルポイントが無駄になってしまうということ。

 よって、基本的な考えかたとしては、6種類のアクティブスキル+パッシブスキルの構成を目指していくことになります。幸い本作はスキルポイントの振り直しが可能。その際にかかるのはわずかなお金のみなので、ほぼ無制限でスキルの付け替えができると思って構いません。なので、とりあえず使ってみて、合わなければポイントを振りなおすという形でいろいろ試してみましょう。

 また、アクティブスキルにはモディファイアーという要素が用意されています。これは簡単に言えば追加効果のことで、ツリーの元にあるアクティブスキルに、特殊な効果を加えるもの。ドルイドのスキル“竜巻”を例にとってみましょう。

 “竜巻”の効果は、竜巻を呼び出し、触れた敵にダメージを与えるというシンプルなもの。

 この“竜巻”のスキルツリーから先に伸びているがモディファイアーで、“竜巻(強化版)”となっています。これを習得すると“竜巻”を使うたびに20%の確率で出現する竜巻が増えるという効果が追加されます。

 モディファイアーは各アクティブスキルに3種類用意されており、最大で2つまで習得することが可能。ただし、モディファイアーの習得にもスキルポイントを消費するため、モディファイアーにポイントを割くか、別のスキルを強化するかはプレイヤー次第です。

 少し具体的な話をすると、各スキルは特性に応じたキーワードが割り当てられています。始めのうちは、このキーワードを一致させるようにスキルを選んでいくのがオススメ。というのも、特定のキーワードを持っているスキルのみに影響を与えるボーナスが登場するからです。

 例えばドルイドの“血の遠吠え”というスキルは、“防御”、“人狼”、“変身”という3つのキーワードを持っています。そして“狼の猛威”というスキルは、「“人狼”スキルが6回使われるごとにクリティカルヒットになる」というもの。

 つまり、“人狼”のキーワードを持つスキルを多く習得しておけば、“狼の猛威”の効果を効率よく発揮できるということです。

 スキルにカーソルを合わせれば、そのスキルが持っているキーワードを参照できますが、全部見て回るのはちょっと大変。そんなときは、スキル画面右上にあるキーワード検索を使ってみましょう。選んだキーワードを持つスキルのアイコンの枠を光らせてくれるため、キーワードベースでビルドを考える際に便利です。

 また、スキル習得の目安として意識しておきたいのが、単体攻撃に特化したもの、多くの敵を攻撃できる範囲攻撃、防御や回復、回避系などの身を守るスキルを用意しておくこと。スキルポイントが少ない序~中盤は、この3種類を意識すると戦闘が安定し、立ち回りやすくなります。

 敵が強くなってくると火力が低いと戦闘が長引き、ポーションが枯渇して負けてしまう、ということもあります。いろいろなスキルに手を出さず、最低限のスキルを習得して強化していくことも大切です。

難易度は“冒険者”と“ベテラン”、どっちを選ぶべき?

 ゲーム開始時には、難易度を選ぶことになります。最初から選べるのは、“冒険者”と“ベテラン”の2種類で、“ベテラン”では敵が強くなる代わりに、得られる経験値とゴールドの量が増加し、いい装備品が手に入りやすいというメリットがあります。

 この手のゲームをまったくプレイしたことがないのであれば冒険者がオススメではありますが、慣れてきたらベテランに変更することも視野に入れてみましょう。というのも、取得経験値量のボーナスが大きく、レベルが上がりやすいから。

 レベルアップの早さは、それだけ早くたくさんのスキルを使えるようになるということです。多彩なスキルに触れるのは本作の魅力でもありますので、もし冒険者で始めて「余裕だな~」と感じたら、ベテランにチャレンジしてみてください。

 ちなみに本作では、敵のレベルはプレイヤーのレベルに合わせて上昇していきます。そのため、レベルを上げてから無双する、といったプレイはできません。プレイヤーがレベル50になっていれば、周りの敵もレベル50になっています。

 序盤ではスキル数が少なかったり、装備が整っていなかったりと、ボスが相手だと火力不足で勝てない、というケースもあるでしょう。その場合はいったん難易度を冒険者に戻してストーリーを進めるのがオススメ。

 ストーリーを進めることで、さまざまな要素がアンロックされていくので、まずは“できることを増やすこと”を目標にすると、プレイの快適性も上がっていきます。

 難易度の変更はゲーム開始前(キャラ選択画面)から行えるほか、ゲーム内の大きな町にある“ワールドティア彫像”で変更できます。ゲーム内で変更する場合、開いているポータル(ワープゲート)などが閉じてしまうなど、いくつか制限がありますので注意してください。

メインストーリーを進めながら、興味があれば各地を探索してみよう!

 ゲーム開始後は、まずプロローグから入ります。ここではメインストーリーを進めるしかありませんので、画面に表示されるクエストマーカーに従って行動し、目的を達成していきましょう。

 ある程度物語が進むと、キヨヴァシャドという名前の大きい町に到着するはず。ここからは完全に自由! 前述のように、敵の強さはプレイヤーのレベルに合わせてスケーリングするため、遠く離れた土地へも歩いていくことができます(※一部の土地は自分より強い敵がいることがあります)。とはいえ、まずはメインストーリーを進めるのが常道。先ほども書きましたが、メインストーリーの過程でさまざまな要素がアンロックされるため、まずは物語を楽しんでみてください。

 もちろん進行上に気になった場所があれば探してみてもいいでしょう。マップに表示されている鉄格子のアイコンはダンジョンを指すもので、踏破できればダンジョンに応じたほ報酬が手に入ります。ただし、最奥にはボスが待ち受けているため、何度か挑んでも勝てない場合はきっぱりと諦めるのも手。

 本作はオープンワールドのため、ダンジョンを除くほぼすべての場所が地続きです。マップがとても広いうえ、ストーリーでは訪れないような場所もあります。マップ画面では、各地域の収集要素の数と踏破具合を確認することができ、達成した項目に応じた名声を獲得。一定以上の名声を獲得すると、経験値やスキルポイントといった報酬が手に入るため、探索が無駄にならない仕組みとなっています。

 おそらくキヨヴァシャドへ向かう途中に1度見かけるかと思いますが、フィールドにはリリスの祭壇が隠されています。また、特定のエモートをすることで報酬を得られる彫像が置いてあったり、ランダムでイベントが発生したりということもあります。これらはアクセスすることで多くの報酬が得られるため、見つけたら積極的に参加してみましょう。


 最初から狙うもよし、ストーリーを終えてからじっくり探索するもよし。どのように冒険するかは、プレイヤーに任されています。マップ上のほとんどの場所でタウンポータルを開くことができるため、すぐに拠点に戻れることを覚えておきましょう。

 なおタウンポータルのボタンを押すと、一番近い大きな町へのポータルが開きますが、マップから直接ウェイポイントを選択すれば、好きな拠点に飛ぶことが可能です。

戦闘で気を付けるべきことは? 自分の得意な戦術を知り、それに徹しよう!

 本作の戦闘は、スキルスロットにセットしたスキルを用いて行います。スキルには大きくわけて3種類あり、無制限に使えクラスの固有リソースを得られる通常スキル、固有リソースを消費して使用するコアスキル、そしてリソース消費がない代わりにクールタイムがあるスキルです。

 通常スキル=通常攻撃と考えて構いません。通常スキルでリソースを得つつ、溜まったリソースを消費してコアスキルを撃つ。これにクールタイム系スキルを織り交ぜて戦うのが、戦闘の基本となります。

 1対1であれば苦戦することはまずありませんが、大量の敵に囲まれたり、強力なボスが相手だったりした場合は、体力が削られてくるはず。自分の体力をよく確認して、危なかったらライフポーションを使いましょう。ライフポーションは5つまでしか所持できませんが、敵やオブジェクトからそこそこの確率でドロップするため、ケチらずに使っていくこと。

 また、基本的に敵は通り抜けできないため、敵に囲まれそうなときは早めに包囲から抜け出しましょう。もし囲まれてしまったら、回避アクションで敵をすり抜けられます。ただし回避にはクールタイムがあるため連続で使用はできません。

 特にボスは大ダメージを受ける大ぶりの攻撃を使ってくることがあります。この攻撃を避けるためにも回避は有効です。

 というのが基本の動きではあるものの、当然キャラクターのビルドによっては、敵が集まってくれた方が都合がいいケースもあります。

 わかりやすいのは、周囲の敵をまとめて攻撃するスキルを持っている場合。バーバリアンや変身型のドルイドがこのタイプに該当しやすいのですが、集団戦特化の育てかたをする場合は、敵に飛び込んでいくような立ち回りをしたほうが、強みを生かせるでしょう。

 自分のキャラクターがどのような立ち回りをしたいのかを念頭に置いてスキルを覚え、それに見合った立ち回りを心がけると戦いやすくなるはずです。

 なおPC版(キーボード&マウス)でプレイする際の小ネタですが、Shiftキーを押しているあいだは、クリックしてもキャラクターが移動しなくなります。キーボード&マウス操作では、敵の攻撃と移動が両方とも左クリックに割り当てられているため、敵を攻撃しようとした際に間違って地面をクリックしてしまうと、その敵に近づいて行ってしまうことが多発するはず。Shiftキーを押せば、そんな事故を未然に防げるように! 特に遠距離から攻撃したい弓型ローグやソーサラなどのクラスでは役に立つので、使ってみてください。

装備はパワーを見ればOK! 慣れてきたらステータスも確認しよう

 敵を倒すと、たくさんの装備品をドロップするはず。ですが書いてあることが多すぎて、どれを装備すればいいのかわからない。そう思うことがあるかもしれません。

 まず最初に、もっとも簡単な目安をお教えします。それは装備品に書かれている“パワー”の数値! これが現在装備中のものより高ければ、基本的に更新してしまって大丈夫です。装備中の武器や防具より性能が上がる場合、緑色で“+〇〇”と書いてあるはず! とはいえもちろん例外もあります。

 装備にはレアリティがあり、最初からプレイできる難易度では、コモン(灰)、マジック(青)、レア(黄)、レジェンダリー(橙)の4つのレアリティの装備が出現します。当然レアリティが高いほど性能が高いのですが、プレイしていて困るのは、しばらく前に手に入れてずっと身に付けていたレア装備より、新しく手に入れたマジック装備がパワーの値が高かったときなど。

 本作では、レアリティが高いほど追加される付加効果の数が多いという特徴があります。なのでパワーの値が高いマジック装備より、パワーの値が低いレア装備のほうが強い、という現象も起こりえます。特に、ステータスが増加する効果や、主力スキルのレベルが増加する効果が付いている場合。

 正直、最大レベルになるまでは、レベルに応じて装備品のパワーも上がっていくため、パワーの値が高いほうを優先して装備しても困ることはほぼありません。ですが、より良いほうを知りたい場合は、装備を交換した際のスキルのデータを見てみましょう。スキルのデータには、現在そのスキルが何ダメージ与えるかというのが数値で表示されます。これが高いほうを選んでおくようにすれば、火力の面では安心です。

 ちなみに与えられるダメージは、スキルレベルや武器のほかに、キャラクターのステータスも関係しています。ステータスの表示にカーソルを合わせれば、そのステータスが何に影響するかを確認できますが、スキルの威力に関してはクラスによって異なっている点に注意。バーバリアンは筋力、ネクロマンサーとソーサラーは知力、ローグは敏捷力、ドルイドは意志力がスキルの威力にかかわっているので、装備品を選べるなら、該当するステータスが向上する装備品を選ぶと、より強くなります。

町にある施設がわからない! 何ができて、いつ使うべき!?

 キヨヴァシャドに代表される大きな町には、さまざまな商人(施設)がいます。武器商人や防具商人はわかりやすいですが、『ディアブロ』ならではのものも多く、チュートリアルメッセージが出るといっても、具体的にいつ使えばいいのかわからないという人も多いはず。ここでは一通りの設備の内容と、いつ使うかものなのかを解説していきます。

ウェイポイント

 いわゆるワープポイントとなる魔法陣。新しい町に着いたら最初に触っておきましょう。起動したことのある場所であれば、マップ上のほとんどの場所からタウンポータルで移動してくることが可能です。

鍛冶屋

 装備の分解、修理、強化が行える施設。分解することで、強化する際に使用する素材を手に入れることができます。また、ハンマーマークが付いている装備は、解体することで外見が登録され、後述するワードローブで装備の見た目を上書きできるように!

 修理は装備の耐久値を回復させ、強化は指定した装備の性能を向上させる要素ですが、序盤はひん繁に装備を取り換えるため、使う機会は少ないかもしれません。レジェンダリー装備など、長く使いそうなものを強化しましょう。

武器、防具商人、指輪とアミュレット

 純粋な商店です。それぞれ武器、防具、アクセサリーを販売しています。手持ちの装備を売ってゴールドに替えることも可能。ラインナップは一定時間で切り替わるため、定期的に覗いてみるといいかもしれません。ただし値段は高めなので、自分のビルドに合っているもののみ買うようにしたいところ。

宝石職人

 宝石職人では、装備にセットする宝石を作ることができます。ゲームが進むと、装備のアイコンに丸い穴(スロット)が開いているものが登場することがあります。このスロットに宝石をはめ込むことで、宝石の種類と装着した部位に対応した能力が向上する仕組みです。どの能力がどれだけ上昇するかは、宝石にカーソルを合わせれば表示されるので、自分のビルドに合ったものを付けましょう。

 欠片のような状態で手に入った宝石はそのままでも使えますが、一定数集めることで、宝石職人に一段階上の性能を持つ宝石に交換してもらうことが可能です。そのため、ある程度同じ宝石が揃ったらより良いものへアップグレードするクセをつけておくと良し! セットした宝石は宝石職人に外してもらうことができるため、積極的に装着していって大丈夫です。

秘術師

 秘術師は、指定した装備品に“化身”と呼ばれる能力を付与することができる商人です。簡単にいえば、選択した能力を選んだ武器に追加できるということ。

 化身は各種ダンジョンをクリアすることでアンロックされていきます。マップ上でダンジョンに表示を合わせるとクリア報酬が確認できるので、欲しい化身が取れるダンジョンは早めに挑戦しておくといいかもしれません。また、化身は特定のクラス専用のものも多く存在。そういったものは説明文に「〇〇のみ」と書かれているため、確認しておきましょう。

 また、手に入れたレジェンダリーアイテムの能力を抽出し、他の装備に追加・上書きできる機能も。どちらも序盤では必要なゴールドが素材が重いため使う機会はそれほど多くないと思いますが、資源に余裕がでてきたら積極的に使っていきたい設備です。

厩舎長

 メインストーリーを進めて馬に乗れるようになると利用できる商人。馬を購入できるほか、馬の装飾のカスタマイズも可能です。

 馬は移動速度が上がり探索も快適になりますが、万能ではありません。キャラクター同様に敵をすり抜けることはできませんし、敵に囲まれて怯えゲージが満タンになると振り落とされてしまいます。

 とはいえ、ダッシュを使えば一定時間敵を押しのけて強引に進むことができますし、飛び降り攻撃の威力が大きく、有利な状態で戦闘を始めることも可能となっています。

 なお、馬は一回入手してしまえば、別のキャラクターを作った際に最初から使えるようになっています。

治療師

 話しかけると現在の体力とライフポーションの残量を全快してくれます。お金はかからないので、町に寄った際にポーションが減っていたら、忘れずに補充していくようにしましょう。

錬金術師

 一定のレベルに達すると、錬金術師に素材を渡してライフポーションの性能を強化することができます。また消費アイテムの制作もここで行います。ひん繁に訪れる場所ではないですが、ポーションの強化が可能になると、ポーションアイコンに上向きの矢印が表示されるので、この状態になったらすぐにポーションの強化に訪れることをオススメします。

骨董商人

 ゴールドとは別の、つぶやきのオボールという特殊な通貨を消費して買い物を行えます。骨董商人での買い物は、買う装備部位こそ選べるものの、レアリティや付与されている効果はランダム。いわゆる装備ガチャのようなものです。

 オボールはフィールドで発生するランダムイベントなどをこなすと入手することができます。最大所持数が低めに設定されているので、持てなくなったら運試しに買ってみましょう。レジェンダリー装備が出たらラッキー!

隠匿物

 アカウントで共通の保管箱です。ここにアイテムを入れておけば、同一アカウントの別キャラクターでプレイする際に、ここからアイテムを取り出して使うことができます。なお、ゴールドやオボール、素材などは隠匿物を介さずともアカウントで共有しています。

ワードローブ

 キャラクターの外見を変更できるオブジェクト。変更できるのは化粧や装飾品といった、体そのものではない部分となります。

 一度分解したことがある装備品の外観は記憶されており、ワードローブを使うことで、今着ている装備の外見を好みのものに変更できる機能もあります。装備の性能はそのまま、自分好みの格好で冒険をすることができる要素です。

ワールドティア彫像

 キヨヴァシャドにある大きな彫像。前述した通り、アクセスすることでワールドティア(難易度)を、ゲームを終了せずとも変更することができます。ただし、難易度を変える都合上、開いていたポータルが閉じてしまうなど制限がいろいろあるため(選択時に警告メッセージが表示されます)、キリのいいタイミングを見計らって変更したほうがいいでしょう。

 ここまで読んでもらうとわかる通り、『ディアブロ4』には数多くの要素があるため、シリーズ初心者は気圧されてしまうかもしれません。しかし、プレイしてみると基本は簡単。敵を倒し、いい装備を手に入れ、キャラクターを強化していく。このサイクルは普遍的で、もっとも楽しい部分です。

 歴代作品と比べても、あらゆる面でスキのないおもしろさを提供してくれますし、強化されたストーリー演出により、本作のダークな世界観をこれでもかというほど味わえます。ぜひこの機会に『ディアブロ』の世界に足を踏み入れてみてください!

©2023 Blizzard Entertainment, Inc.

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

関連する記事一覧はこちら