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『ブルプロ』ビートパフォーマーを先行プレイ。バフ・状態異常・回復を使い分けてパーティを支える新クラス 【ブループロトコル】

文:電撃オンライン

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 バンダイナムコオンラインとバンダイナムコスタジオによる共同プロジェクトチーム“PROJECT SKY BLUE”が手掛けるPC向けオンラインアクションRPG『BLUE PROTOCOL(ブループロトコル)』。4月のアップデートで実装予定の新クラス“ビートパフォーマー”の先行プレイをさせてもらいました。

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ビートパフォーマー特設ページはこちら

 本記事では、ビートパフォーマーの特徴と所感を紹介。また、ビートパフォーマーはパーティプレイ向けのクラスということで、実際にパーティプレイを行ってみてのレポートもお見逃しなく。なお実装後、仕様が変わる可能性がありますのでご注意ください。

アンプを設置し、自キャラとアンプから発生する範囲攻撃や範囲バフを駆使して立ち回るサポート職


 “ビートパフォーマー”は、遠近両用の支援に長けたクラス。自身が所持している武器(楽器)を使用して演奏を行い、演奏の音色を媒介にしてバフ・デバフ・状態異常・回復・攻撃を行います。タクティカルスキルのサポート要素がとても強いため、ソロよりもパーティプレイで本クラスの真価が発揮されるでしょう。

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 そして本クラスの最大の特徴は、ベースアクションの“ジェネレートアンプ”です。フィールド上に“アンプ”を設置し、自身の攻撃やバフに連動して範囲攻撃or範囲バフが発生。ジェネレートアンプのインターバルは1秒ほどで、置き場所を間違えても、すぐに置き直しが可能です。

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▲マウス操作なら右クリック、ゲームパッドならYボタン(初期設定の場合)を長押しすることで、狙った場所にアンプを設置可能。


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▲アンプ設置後に通常攻撃を行うと、このようにアンプ周辺に範囲攻撃が発生します。


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▲アンプはロックオンすることが可能で、アンプに遠隔攻撃やバフスキルを命中させることで、範囲効果が展開されます。

●そのほかのアンプの特徴
・アンプの設置できる数は最大1個で、30秒で自動消滅【スキルG3開放(クラスレベル38)時は60秒】
・アンプを設置し直した場合、すでに設置したアンプは消滅する
・最大設置距離は、ブラストアーチャーのキュアアローと同等程度
・ほかのビートパフォーマーが設置したアンプをロックオンすることは不可能

 ビートパフォーマーにおいて、もう1つ重要となる要素が“ヒートゲージ”の存在。HPゲージの上に音の波形のようなものが表示されます。こちらは攻撃命中などでゲージが上昇していくといったもの。

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▲ヒートゲージが最大になると、このようにゲージが緑色に変化し、右先端が赤く発光します。

 ヒートゲージが最大になったら、通常攻撃を長押しで“ハイスピリット”が発動! ハイスピリット時は各種攻撃やバフ・デバフ・回復が大幅に強化されます。効果時間はハイスピリット発動から約80秒ほど(G4)と長めでした。このヒートゲージを戦闘中にいかに貯めて、ボス戦といった要所でハイスピリットを発動できるかが、本クラスを使ううえでの1つのポイントとなるでしょう。

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▲各アクションのエフェクトも豪快になるので、強化されている感じが画面から伝わります。


まずはベースアクションの通常攻撃をチェック。しょっぱなからクセの強さが凄まじい!


●ソウルコンボ

 ギターを使った3連近接攻撃と遠隔攻撃の4連コンボ。近接攻撃時にアンプから範囲攻撃を展開し、4段目の遠隔攻撃はアンプヒット時に範囲攻撃を展開する。左右移動入力しながら攻撃すると2段目が自身とアンプを中心とした範囲攻撃に派生する。通常攻撃ボタンを長押しして離すと自身とアンプを中心とした範囲攻撃に派生し、ヒートゲージ最大時にはハイスピリット状態を発動しつつ範囲攻撃。ハイスピリット状態時は4連コンボの範囲攻撃の範囲が拡大し、与ダメージが増加。左右派生攻撃と範囲攻撃の範囲が拡大し、怯み効果が強化される。

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 ソウルコンボのテキストからわかるように、ビートパフォーマーの通常攻撃は、近接と範囲と遠隔を使い分ける特殊な仕様になっておりました。近接攻撃は、その場で演奏しながら前方に斬撃のようなものを飛ばしてダメージを与えるといったもの。前述した通り、アンプを設置していると近接攻撃を行うたびに、アンプから音波のような範囲攻撃が発生します。

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▲近接攻撃の射程は、この画像の自キャラから訓練用カカシぐらいまでの距離でした。

 続いて2段目以降の左右派生と長押しで行う範囲攻撃に関してですが、こちらも同様にアンプを設置していると、アンプ周辺に範囲攻撃が発生します。アンプと合わせて使うことができれば、広範囲の敵を巻き込むことができるでしょう。

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 最後に遠隔攻撃ですが、こちらはアンプに命中させた時の威力と範囲が、ほかの攻撃と比べて強力です。補足ですが、ソウルコンボがG2になると、前移動入力で光属性の遠隔攻撃に派生。G3になると後移動入力で一定時間、自身のヒートゲージが上昇するバフを付与する遠隔攻撃に派生することが可能になります。

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タクティカルスキル&ULTスキルを一挙に紹介


●バインドロック インターバル:14s 習得条件:クラスレベル4

 狙った方向に拘束を付与する音波攻撃を射出する。アンプ拡散ヒット時に範囲攻撃を展開。この範囲攻撃にヒットした場合も拘束を付与。ハイスピリット状態時は与ダメージが増加する。

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▲敵に直接命中させることもできますが、アンプをロックしてから本スキルを発動すると、攻撃がアンプにヒットして広範囲の敵を巻き込めます。

●ブレイブノート インターバル:28s 習得条件:クラスレベル2

 自身とアンプを中心とした一定範囲の味方に与ダメージアップ・中を付与する範囲バフを発生させる。ハイスピリット状態時はこのバフの効果量が少し増加する。

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▲アンプを設置してから本スキルを発動すると、このように自分とアンプ中心とした範囲内の味方にバフを付与します。

●リバーブヒール インターバル:17s 習得条件:クラスレベル3

 ヒットした味方のHPを回復する音波を射出する。アンプヒット時、回復エリアを展開する。

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 リバーブヒールG2になると、スキルボタン長押しでチャージが可能。チャージしてから発動するとHP回復量増加するため、【アンプをロックオン】→【スキル長押し】→【スキル発動】が一連の流れが想定されます。

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●ブレイクダウン インターバル:15s 習得条件:クラスレベル1

 ギターを叩きつけたあと、スキルボタンの追加入力でフルスイングする近接攻撃。ハイスピリット状態時は与ダメージが増加する。

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 シンプルな2段攻撃で、本クラスのタクティカルスキルの中でも、ヒートゲージ上昇量と瞬間火力の面で優れた性能を持っています。特に、序盤のレベル上げやソロで立ち回るときには重宝するでしょう。ブレイクダウンG3になるとフルスイング攻撃がチャージ可能となり、チャージすると与ダメージが増加します。

●メディカルコード インターバル:40s 習得条件:クラスレベル5

 狙った方向に、ヒットした味方に被ダメージダウン・中、与HP回復量アップ・中を付与する音波を射出する。アンプヒット時に同様の効果の範囲バフを展開。ハイスピリット状態時はこのバフの効果時間を延長。使用時に移動入力することでステップが発生する。

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▲メディカルコードG3になると、リバーブヒールと同様にチャージが可能。チャージすると付与する効果量が増加します。

●オーディアグレス インターバル:15s 習得条件:クラスレベル6

 狙った位置にアンプを設置し、範囲攻撃を行う。スキルボタンの追加入力でアンプを中心とした継続ダメージエリアを設置が可能。ただしこのとき、インターバルが増加する。ハイスピリット状態時は本スキルの範囲攻撃、継続ダメージエリアの与ダメージが増加。使用時に移動入力することでステップが発生する。

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▲画像はオーディアグレスG4時(範囲攻撃、継続ダメージエリアの範囲拡大)の攻撃範囲となります。

●ルーターズソング インターバル:40s 習得条件:クラスレベル7

 クールな曲を奏でる演奏スキル。一定間隔で自身とアンプを中心に与ダメージアップ・中、被ダメージダウン・中を付与するバフエリアを展開する。これらのバフは効果が重複する。エリアが展開されるタイミングでスキルボタンを追加入力すると追加で被ダメージダウンバフエリアを展開。ハイスピリット状態時で発動するとバフの効果量が増加しバフエリアの範囲が拡大する。

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 味方の与ダメージアップと被ダメージダウンを順に行うタクティカルスキル。ブレイブノートと一緒に使用すれば、自身と味方の与ダメージをさらに上昇させることができます。

●スタンウェーブ インターバル:30s 習得条件:クラスレベル8

 狙った方向にスタンを付与する音波を射出する。アンプヒット時に同様の効果の範囲デバフを展開。ハイスピリット状態時はこのスタンの持続時間を延長する

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▲バインドロックと同様に、アンプに命中させることで複数の敵を巻き込むことができます。

●ハルシオンノート インターバル:43s 習得条件:クラスレベル9

 エモーショナルな曲を奏でる演奏スキル。一定間隔で自身とアンプを中心とした回復エリアを展開する。最終段の回復エリアにヒットするとHP継続回復を同時に付与。エリアが展開されるタイミングでスキルボタンを追加入力すると追加で回復エリアを展開。ハイスピリット状態時は回復量が増加しエリア範囲が拡大する。

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 演奏アクションを5回行い、そのたびに自キャラクターと範囲内のキャラクターのHPを回復します。特に最終段は回復量が多く、HP継続回復も付与してくれるため、味方の位置を意識して確実に命中させたいところです。

●ソリッドゲイン インターバル:40s 習得条件:クラスレベル10

 狙った位置にアンプを設置し、アンプを中心とした一定範囲の味方にスーパーアーマー、被ダメージダウン・中を付与するバフエリアを展開。ハイスピリット状態時はバフエリアの範囲が拡大。使用時に移動入力することでステップが発生する。

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 広範囲の味方に被ダメージ軽減とスーパーアーマーを付与するスキル。ビートパフォーマーの行動のほとんどは足を止めて行うものばかりなので、スーパーアーマー付与はビートパフォーマーにとっても重宝します。本スキル発動時は、自分もスキル効果範囲内に入るようにしたいところです。

●スピリットチャージ インターバル:40s 習得条件:クラスレベル11

 アンプ拡散ヒット時などのヒートゲージ蓄積量が増加するバフを自身に付与。ハイスピリット状態時はこのバフの効果時間を延長する。

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●カームララバイ インターバル:28s 習得条件:クラスレベル12

 狙った位置にアンプを設置し、アンプを中心とした一定範囲のエネミーにスリープを付与するエリアを展開。ハイスピリット状態時はエリアの範囲が拡大。使用時に移動入力することでステップが発生する。

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▲バインドロックやスタンウェーブとは違い、指定した位置を中心とした広範囲にスリープを付与するスキルです。

●ブレイキングビート インターバル:30s 習得条件:クラスレベル13

 ロックな曲を奏でる演奏スキル。一定間隔で自身とアンプを中心とした範囲攻撃を展開する。エリアが展開されるタイミングでスキルボタンを追加入力すると追加で範囲攻撃を展開する。ハイスピリット状態時は与ダメージが増加し攻撃範囲が拡大する。

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▲オーディアグレスと同様に、自身とアンプを中心とした範囲攻撃を複数回行うスキル。画像の攻撃範囲はブレイキングビートG4(範囲攻撃の攻撃範囲拡大)時のものになります。

●ULTスキル:カデンツァ インターバル:170s

 壮大な曲を演奏しパフォーマンスを行う。曲と共に自身を中心とした範囲攻撃、味方のHP回復をするエリア、味方に与ダメージアップ・中、被ダメージダウン・小を付与するバフエリアを順番に発生させる。フィールドに自身が設置したアンプがあればそのアンプを中心に同様の効果のエリアが同タイミングで発生する

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 広範囲攻撃・HP回復エリア展開・与ダメージアップ・被ダメージダウンと全盛りマシマシのULTスキルで、演出もド派手! アンプを敵が密集しているエリアに配置しておき、パーティメンバーの後衛キャラクター付近でカデンツァを発動すれば、敵味方すべてを巻き込むことは容易でしょう。

クラスアビリティ一覧


●リザージェンス

 味方の救護に成功した時、その味方に被ダメージダウン・小付与。

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●エキサイトライブ

 ヒートゲージの上昇量増加。

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●コンフォーティング

 演奏スキル使用中、自身にHP継続回復付与。

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●オルタナティブスタイル

 ハイスピリット状態中、ベースアクション・ソウルコンボの下方向派生が、ヒットした味方のHPを回復する音波発射に変化する。アンプにヒットすると回復エリア展開。

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●ロックサーフェス

 演奏スキル使用中、自身にスーパーアーマー付与。

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●アグレッサーモード(クラス共有スキル)
 
 自身が攻撃系のタクティカルスキルを装備している場合に、自身に与ダメージアップ・小を付与する。攻撃系のタクティカルスキルの数が多いほど与ダメージアップの効果が強化される。

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パーティプレイでのビートパフォーマー


 ここからは3人パーティでミッションに挑戦! パーティプレイで垣間見えたビートパフォーマーの面白さと難しさをチェックしていきたいと思います。

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 まず難しいと思った点は、アンプを設置するポイントの選別。敵と味方の位置を把握しつつ、こと細かくアンプを設置しなおさなければならないため、操作量は他のクラスよりもかなり多くなるように感じます。基本的には味方の後方で立ち回り、バフや回復スキルを使って味方をサポートするのがよさそうでした。

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 アンプ設置の射程がとても長いので、敵が密集している部屋に入る前にアンプを設置し、状態異常スキルを発動して妨害するなんてことも! 範囲系の攻撃&状態異常スキルを使えば、先制攻撃を仕掛けることにも長けていそう。

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 バフに関しては味方がどれだけの恩恵を受けているかは目に見えて把握するとはできませんが、“リバーブヒール”と“ハルシオンノート”の2つの回復スキルを駆使することで、パーティメンバーのHPを常に余裕がある状態を維持できたのは本クラスの強みと感じました。

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 単体ボス相手のときはわかりやすく、ボス付近にアンプを設置し、バフと回復を入れてから攻撃をすればOK。ただし、これが6人パーティになると後衛系のクラスも増えてくるため、どうバフや回復を展開するかは考える必要性がありそうです。

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 プレイの途中で気づかされたのですが、パーティメンバーのネームプレートが非表示になっていたため、戦闘中に味方の位置を探すのが大変でした。もし本クラスを使うのであれば、オプションのコンフィグで“パーティメンバーのネームプレートを表示する”にチェックが入っているか確認しておきましょう。

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 続いて注目したのがタクティカルスキルの選択です。手早くヒートゲージを上げたいから“スピリットチャージ”を入れたいし、バフスキルは全部入れたいし、状態異常を付与するスキルも全部入れたいしで、8つの枠にどれを入れるか考えるのが面白くも悩ませる要素になります。

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 また、挑むミッションによっては、ヒートゲージを発動させるためのスキル構成も考えなければいけなさそう。例えば最初に回復と状態異常系のスキルを2つずつ、バフ系のスキルを4つ入れてパーティプレイを行ってみたのですが、ミッション“カードノール遺跡・調査”ではボス部屋手前でヒートゲージが貯まり切るぐらい。さらに“ラッシュバトル5段”では、最後までヒートゲージ貯めきることができませんでした。このように、挑むミッションやパーティ構成など、スキル構成の幅はほかのクラスと比べてもかなり広く感じました。

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 ビートパフォーマーの個人的な感想にはなりますが、全体的に行動が一辺倒になることがなく、状況判断も操作量も必要となるやりがいのあるクラスだと思いました。ビートパフォーマーさらなる情報は4月16日配信予定の「ブルプロ通信」#16で公開されますので、こちらのほうもぜひチェックしてみてください。

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