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ネタバレあり感想:『ダンジョン飯』アニメ15話。「人間こうはなりたくないものだな」とまで評されるマルシルの姿に思わず爆笑。ギャグに全振りしたカオス回で最高だった!

文:電撃オンライン

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 TVアニメ『ダンジョン飯』の第15話“ドライアド/コカトリス”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『ダンジョン飯』第15話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことをオススメします。

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とにかくギャグが光る神回! アニメ『ダンジョン飯』15話感想


 第13話で炎竜編が終了し、第14話から第2シーズンがスタートした『ダンジョン飯』。第14話は別パーティであるカブルーの活躍が描かれましたが、今回はふたたびライオスのパーティの視点へ。ギャグ中心のストーリーになっていて、めちゃくちゃおもしろかったですね~!


 『ダンジョン飯』は各話ごとに多彩なアニメスタジオが関わっており、それぞれの作画の違いが楽しめるのも特徴ですが、今回はわざと大きく表情を崩しているような演出も多く、とても見応えがありました。久しぶりに魔物食があったのもうれしかったですね。


 ライオスたちは13話のラストで、いちど地上に帰還することを選びましたが、ダンジョンの構造が変わってしまい、鳴りを潜めていたモンスターたちも活発になったため冒険に苦労していました。まともな食事を取ることがないことをセンシは憂いていましたが、育ち盛りの仲間たちを気遣う様子はまるで親のような目線でしたね。

 まぁ、実際にドワーフの寿命は長いので、ほかのメンバーが子どもにしか見えないのでしょう。ちょっと先のシーンでもセンシがドワーフを子ども扱いしていましたが、実際は29歳という大人で妻子もいると思うとおもしろいですね。

 そんななか、チルチャックが甘い匂いに気付き、パーティは向かってみますが、そこにいたのはモンスターのドライアド。花の魔物であるドライアドの放った微細な粒子で花粉症になり、仲間たちは一気にピンチになってしまいます。

 今までいろいろなファンタジー作品を楽しんできた筆者ですが、仲間たちが花粉症で苦戦する姿を見るのははじめて。『ダンジョン飯』は「ほかの作品では描かれないけど、こういうこともあるかもなぁ」という絶妙なラインを突いてくるのが素晴らしいですね。涙と鼻水を垂らしながら戦うライオスたちもおもしろすぎました。

 食事に関しては人間型をしているドライアドの花ではなく、ドライアドの実を食べることに。これまでの冒険を通じていろいろなことを悟ったようなマルシルの虚無な顔がよかったですね(笑)。


 ジャック・オー・ランタンのポタージュとドライアドのチーズかけ蕾ソテーを食べて魔力が回復したマルシルですが、まだまだ無理はさせられないということで、彼女がライオスに治療魔法を教えることに。

 ここはライオスに回復してもらうセンシの初々しいリアクションが必見です。なぜかアニメ版の『ダンジョン飯』ではセンシがヒロインみたいな立ち回りをすることが多いですね。謎です(笑)。

 魔力を使い果たして寝込んでしまったライオス。残りのメンバーは迷宮の探索を続けますが、コカトリスと遭遇してしまいます。バジリスクに似ているモンスターですが、冒険者を石化させる危険な存在です。必死に逃げる3人ですが、ここは一人称の視点を用いて緊張感を出すなど、アニメならではの演出が光っていました。

 3人の考えた作戦はコカトリス戦と同じように威嚇するというもの。ライオスがいないので、マルシルが威嚇することになりますが……。ここから先は本当に笑える展開が満載なので、ぜひアニメで!


 チルチャックが思わず「人間こうはなりたくないもんだな」とつぶやいてしまう状況はどういったものなのか、チェックしてみてくださいね! あ~、笑った!!

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カワチ
カワチ:RPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。

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