ライトノベルレーベル・DREノベルスより、5月10日に発売される『隠居暮らしのおっさん、女王陛下の剣となる ~引退騎士は娘のために王国筆頭騎士に返り咲く~』。その魅力を作者・天酒之瓢先生へのメールインタビューを通してお届けします。
■『隠居暮らしのおっさん、女王陛下の剣となる ~引退騎士は娘のために王国筆頭騎士に返り咲く~』を購入する
『隠居暮らしのおっさん、女王陛下の剣となる ~引退騎士は娘のために王国筆頭騎士に返り咲く~』ってどんな作品?
本作は、王国筆頭騎士を引退したおっさんが、娘のために王国最強の騎士に復帰する、引退騎士返り咲き異世界ロボファンタジー!
王国筆頭騎士を引退後、最辺境の街で貨物運びの仕事をする毎日を送っていた、主人公のワット・シアーズ。
お人好しながらも頼られるおっさんとして、しがない余生を過ごすはずでしたが……自分の娘と名乗る少女アンナとの出会いを機に、彼の騎士としての物語が再び動き出します!
王国筆頭騎士を引退後、最辺境の街で貨物運びの仕事をする毎日を送っていた、主人公のワット・シアーズ。
お人好しながらも頼られるおっさんとして、しがない余生を過ごすはずでしたが……自分の娘と名乗る少女アンナとの出会いを機に、彼の騎士としての物語が再び動き出します!
本作には、ゲームクリエイターの寺田貴信さんから熱い推薦コメントも寄せられています。
そんな本作を書くにあたって、天酒之瓢先生がポイントにしている部分や、先生ご自身のこともうかがってみました。気になる方は、ぜひメールインタビューをご覧ください。
『隠居暮らしのおっさん、女王陛下の剣となる』は父が娘のために頑張る痛快娯楽作品! お子さんがいる親御さんの反応も気になる!?
――本作を書こうと思ったきっかけを教えてください。
まず、次回作の主人公として年齢層の高めな人物はどうかと考えていました。次に年齢が高いとどんな要素が特徴になるだろうと考えた時に、ふと子供がいるというのはどうかなと。
そこから出発して、じゃあ身に覚えのない子供が突然現れるというのが出だしとして面白いかなと思い至りました。そこから広げてゆき、そんな子供のいる理由や突然やってくる理由など考えているうちに本作ができていった感じです。
――本作は「異世界ロボファンタジー」とのことですが、世界観について教えてください。
王国であり国王がいる、貴族階級もある、さらに魔物もいると中世ファンタジー風のようでいて、実は国を貫く鉄道網があるなど近代的な世界観になっています。
さらに加えて魔物を元とした巨大人型魔道具、いわゆる巨大ロボットがあるのが大きな特徴となっています。
人型機械「鉄獣機《マシンスティール》」は魔物の死骸を元にしたロボットです。ファンタジーな世界観をベースとして巨大ロボットを登場させようと思った時に、魔法で動くロボットは別作品で既にやっているので、それ以外の要素として魔物を取り上げました。
そして作品に鉄道を登場させたかったので、そこから冷却水や蒸気を噴くといった要素が合流して作中に登場する形へと仕上がっていきました。
まず、次回作の主人公として年齢層の高めな人物はどうかと考えていました。次に年齢が高いとどんな要素が特徴になるだろうと考えた時に、ふと子供がいるというのはどうかなと。
そこから出発して、じゃあ身に覚えのない子供が突然現れるというのが出だしとして面白いかなと思い至りました。そこから広げてゆき、そんな子供のいる理由や突然やってくる理由など考えているうちに本作ができていった感じです。
――本作は「異世界ロボファンタジー」とのことですが、世界観について教えてください。
王国であり国王がいる、貴族階級もある、さらに魔物もいると中世ファンタジー風のようでいて、実は国を貫く鉄道網があるなど近代的な世界観になっています。
さらに加えて魔物を元とした巨大人型魔道具、いわゆる巨大ロボットがあるのが大きな特徴となっています。
人型機械「鉄獣機《マシンスティール》」は魔物の死骸を元にしたロボットです。ファンタジーな世界観をベースとして巨大ロボットを登場させようと思った時に、魔法で動くロボットは別作品で既にやっているので、それ以外の要素として魔物を取り上げました。
そして作品に鉄道を登場させたかったので、そこから冷却水や蒸気を噴くといった要素が合流して作中に登場する形へと仕上がっていきました。
――本作のイラストはみことあけみ先生が描かれていますが、「鉄獣機《マシンスティール》」のデザインのなかで、著者としてのこだわりが込められている箇所について聞かせてください。
魔物の死骸を元にしたロボットということで、ベースとなった魔物(動物)の要素を外見にも反映していただいています。
こちらからの要望はそれくらいで、後はみことあけみ先生が熱意をもって取り組み様々な提案をしてくださいました。特に、人間らしい目鼻のついた顔のデザインなどはファンタジーらしさと人造物としてのわかりやすさが両立されていてとても秀逸なデザインだと思います。
魔物の死骸を元にしたロボットということで、ベースとなった魔物(動物)の要素を外見にも反映していただいています。
こちらからの要望はそれくらいで、後はみことあけみ先生が熱意をもって取り組み様々な提案をしてくださいました。特に、人間らしい目鼻のついた顔のデザインなどはファンタジーらしさと人造物としてのわかりやすさが両立されていてとても秀逸なデザインだと思います。
――主人公のワットと、ヒロインのアンナ、メディエについてそれぞれ簡単に紹介をお願いします。
主人公のワット・シアーズはかつて騎士として王国最高の立場まで上り詰めた過去を持ちながら、今は辺境の地で昼行燈として過ごしています。そこへ突然身に覚えのない娘が現れ、彼女と共に王国を揺るがす陰謀のただ中へと身を投じてゆきます。
アンナ・タリスはワットの実の娘でありながら、この国の王族の一人でもあります。次期国王の座を巡る争いから離れ未だ見ぬ実の父親のもとへとやってきますが、それこそが争いの中心となり。事態に翻弄されながら、やがては大きく成長してゆきます。
メディエ・ソコムは辺境の街の領主の娘でありながら主人公に弟子入りしたおてんば娘で、明るく元気な街のマスコットです。師であるワットのため、そして友達となったアンナのため。何より愛する故郷の街を守るため強大な悪へと果敢に立ち向かってゆきます。
主人公のワット・シアーズはかつて騎士として王国最高の立場まで上り詰めた過去を持ちながら、今は辺境の地で昼行燈として過ごしています。そこへ突然身に覚えのない娘が現れ、彼女と共に王国を揺るがす陰謀のただ中へと身を投じてゆきます。
アンナ・タリスはワットの実の娘でありながら、この国の王族の一人でもあります。次期国王の座を巡る争いから離れ未だ見ぬ実の父親のもとへとやってきますが、それこそが争いの中心となり。事態に翻弄されながら、やがては大きく成長してゆきます。
メディエ・ソコムは辺境の街の領主の娘でありながら主人公に弟子入りしたおてんば娘で、明るく元気な街のマスコットです。師であるワットのため、そして友達となったアンナのため。何より愛する故郷の街を守るため強大な悪へと果敢に立ち向かってゆきます。
――本作の魅力やおすすめポイントを教えてください。
王国最辺境の地で暢気に荷運びに勤しむ一人の中年男性、しかしてその実態は元王国最強の騎士。見も知らぬ娘が現れたかと思えば、彼女を狙い襲い来る刺客たち。玉座を狙う争いから娘を守るため、父親は捨て去ったはずのかつての相棒の眠りを覚ます――!
と、お父さん娘のために頑張る痛快娯楽異世界ロボットファンタジー作品に仕上がっております。
――本作を書くうえで悩んだところはどこですか?
ヒロインの扱いです。一般的な作品では主人公とヒロインが共に苦難を乗り越える中で惹かれ合うものですが、本作でそのポジションにいるのは実の娘。しかも主人公がかつて別れた恋人がその母親という設定です。
色恋的な要素がほぼ期待できないというのはかなりチャレンジングではないかと、編集と十分に話し合いを重ねたところです。それを補うべく、主人公の父親としての奮闘をしっかりと盛り込んでおきました。
――どんな人に本作を読んで欲しいと思いますか?
もちろん読んでいただけるのならば、老若男女問わず様々な方に読んでいただきたいです。その中でもやはり主人公と年代の近い方、特にお子さんがいらっしゃる親御さんの反応は気になるところです。
――小説を書く際に、特にこだわっている点はありますか?
どんな作品にもロボット、あるいは少なくとも何かしらのメカニックを登場させることです。
――最近熱中しているものはありますか?
10年ぶりにアーマードコアの新作が発売され、連日のように対人戦に入り浸っていました。が、あまりにも時間を喰いお仕事にも差し支えてきたためここしばらくは封印中です。
――最後に、電撃オンライン読者へメッセージをお願いします。
ロボット作品をメインとして活動する天酒之瓢と申します。この機会にどうぞお見知りおきを。
本作は主人公は年齢高めの中年男性にヒロインは実の娘、さらには多数の巨大人型魔道具が暴れまわると一風変わった作品ではありますが、お手に取ってお読みいただければ幸いです。よろしくお願いします。
■『隠居暮らしのおっさん、女王陛下の剣となる ~引退騎士は娘のために王国筆頭騎士に返り咲く~』を購入する