2008年9月9日(火)
――では最初に、出演が決まった時の率直な感想をいただければと思います。
今井さん:「たなくまCD」は今回で「5th」ですが、本当に5枚目なのかと。
たなくまプロデューサー:ギリ5枚目です。
今井さん:……ギリ! じゃあ、足りないところもあったってことですね!(一同笑) では、皆さんの手もとに届くこのCDが5枚目であってほしいと願いつつ、おそらく1~4枚目はこの世で売っていないものもあるかと思います。今まで持っていない方も、この5枚目で、たなくまプロデューサーのお誕生日をお祝いしつつ、あわよくば「たなくまじゃなくてオレの誕生日でもよくね?」と気持ちを転換できるようなCDになるのではないかと。
下田さん:私は2つ前の「たなくまCD」から参加させていただいていまして、また今回も企画をいただきました。2つ前、初めて台本を見た時は「何じゃこれは」と驚いた……いい意味でですよ?
今井さん:いい意味でって言えばそう聞こえるかもしれないけど、意外とそうでもないかもよ?(笑)
下田さん:……大丈夫大丈夫。素晴らしくいい意味ですごい台本だと思いました。こんな台本見たことなかった。
今井さん:そう、見たことなかった。ドラマCDで80ページですよ、先生!
下田さん:しかも、ラジオのコーナーがあるのにラジオのセリフが全部決まっていて、不自然だからアドリブを入れながらやる、っていう台本だったんですよ! そして今回もムチャな台本でして「まーた、たなくまめ!(怒)」と思いつつ。でも今回はたなくまプロデューサーの誕生日をお祝いする企画CDなワケじゃないですか。いろんな人にお祝いしていただくためには、CDを買っていただかないといけない。
今井さん:なるほどー。買うためにはどこをポチッと押せばいいんですか!?
下田さん:それはほら、カゴですよカゴ。「カートに入れる」ってヤツ(一同笑)。
今井さん:でも、セガダイレクトなくなっちゃったじゃないですか。
下田さん:お近くの販売店さんで買ってください。
今井さん:えっ、全国展開なんですかコレ!?
たなくまプロデューサー:全国で売りますよ。
今井さん:大きく出ましたね、たなくまさん。今知りましたよ!(一同笑)
下田さん:そんなカンジで、より多くの方に聞いていただきたいですね。購入方法も変わりまして、一般のお店で買えるようになりますので、ぜひ手にとっていただきたいです!
今井さん:収録時間も長かったですし……。ねー(と、たなくまプロデューサーを向く)。
下田さん:脚本も、収録時間も大変なCDになっております。そして何よりも、驚きが絶えないCDだと思います。
今井さん:本気で自分のためだけに祝ってるのかよコイツ! みたいなね。みたいな、ではなく本気なんですけどね。
下田さん:コンビニでケーキを買って誕生日を祝ったたなくまプロデューサーに親近感を覚えた方は、このCDを買って、あわよくば自分も祝われちゃってください。毎年誕生日に聞けばいいよ!
今井さん:「たなくま」の部分にダビングで自分の名前を入れちゃうとかね。
下田さん:むしろ自分のニックネームを「たなくま」にしちゃえばいいんですよ!
今井さん:それいい! 採用!
下田さん:今日からオレたなくま、って人が全国にいっぱい。
――あー、質問に戻ります。担当されたキャラクターについて、前回からあまり変わってはいませんが、改めて演じた感想などをいただけますでしょうか。
下田さん:“マイポン”と、ラジオ内の“まい”を担当しました。ツインテールの子です。“マイポン”は、元気で明るく、かわいく演じさせていただきました。問題は、本編の劇中劇で出てくる“マイちゃん”でして……この子は“マイポン”ではないんですよ。
今井さん:間違えやすいよね。私たちも一瞬、間違えそうになります。
下田さん:そうそう。それで今回“マイちゃん”が、かなりイカレてしまったんですよ。実は、ラジオのシーンを録る前に、今井さんが「爆発」している収録現場を見ていたので、「あれに負けちゃダメだ」と思いまして。おかげでパワーアップして、今までに出てきた“マイちゃん”よりもヒドいカンジになっております(笑)。ぜひ腹を抱えて笑っていただき、ストレスを発散していただければ。
今井さん:“スキャミン”を演じるのは今回が3回目でした。当初の“スキャミン”の設定がどんどん崩れているような気がして、正直、台本をチェックしながら冷や汗が止まりませんでした! 当初の“スキャミン”はフワーッとしていて、店長さんながら「よくわかんないけど楽しいからいいんじゃない?」といったノリでやっていたんですけど、前回CDのラストで壊れてしまったんですよ。最後の最後で“たなくま”からひどい仕打ちを受けまして、「プツッ」と血管が切れる音がしたことを鮮明に覚えています。
下田さん:私も覚えてる。
今井さん:おかげで今回、最初から最後までキレたカンジのままの“スキャミン”さまになってしまいました。戻したくても戻れる部分がなかったんですよ、今回。ですから“スキャミン”は、ついにここまで至ったんだな……という感慨すら感じました。女の子っていうのは、ある一定のラインを超えるとハジけちゃうんだなって。
下田さん:すべてがイヤになるとハジけるんですよ。きっと“スキャミン”もイヤになっちゃったんですよ。
今井さん:なるほど。みんな「店長、店長」って呼んでるのに、扱いはそうでもないところとか。
下田さん:そうそう。もう(“スキャミン”の)お店もなくなっちゃってるしね。次回のCDがあるなら、さらに(ハジけ方が)パワーアップしているんじゃないですか?
今井さん:思ったんだけど、“スキャミン”じゃなくて“マイポン”が店長をやったらうまく行くかもよ?
下田さん:ハッハッハ、たなくまCDでうまく行くなんてことは、ぜっっったいにありえないじゃないですか!(一同笑)
――では最後に、ユーザーの方に向けてひと言ずつコメントをいただけますか。
下田さん:この「たなくまCD」に初めて参加した時、そのCDをいただきました。そのCDの裏に、たなくまプロデューサーが素晴らしいコメントを残していました。「万人が欲しがるゲームだったらみんな作るんです。そうじゃなくて僕は、100人、200人が欲しいと思うCDを作りたいんです――」。これを見て私は、たなくまプロデューサーはすごい人なんだって思ったんですよ。
今井さん:自分の妄想をいかに体現するかに命を賭けている人ですからね。
下田さん:そう!(力強くうなずく) ですから今回も、コアな人たちが心からよろこんでくれるCDになること間違いないと確信しております。ですので、ぜひ永久保存盤としてたくさん聞いていただければと思います。みんなで1年中、たなくまプロデューサーの誕生日をお祝いしましょう!
今井さん:このスタッフの方と一緒にCDを作り上げていくのは、私が参加していない回も含めて5回目となりました。前回のもの悲しい「これで最後なんだ」という涙はどこにいったんだ! と。
下田さん:本当は前回のCDで終わっていたはずだったんですよね。
今井さん:確かに「さよなら」って言ってた。言ってたけど、何事もなかったかのように帰ってくるこのず太さを、ぜひ皆さんにも持っていただきたい。そうすれば人生がもっと楽しく生きられると思うんですよ!
下田さん:そうそう(大きくうなずく)。
今井さん:このCDには、男の人は女の人にこんなことを言ってほしいんだな、というのをギュギュギュと詰めていますので、少しでも聞いてみたいと思った方は、全国のCD販売店などでご購入ください。そして何かご意見がある方は辛辣なまでに【遠慮なく】! 送っていただいて、第6弾の礎(いしずえ)にさせていただければと思っています。よろしくお願いします!
とまあ、声優の皆さんがいかに、いかに「たなくまプロデューサー」を尊敬(?)しているかがおわかりいだけるかと思います。……えーと、あまりに皆さんが言いたい放題なので、たなくまプロデューサーにもコメントを寄せていただきました。いかに、たなくまプロデューサーが素晴らしい生物であるかをご自身で語っていただきましょう。
■たなくまプロデューサー コメント正直、“オタク”というキャラクターを演じているだけにすぎないので、周囲に誤解を受けて困っているんデスヨ。メイド喫茶なんて素人の行くところには、最近ほとんど行ってないし。声優さんのライブだって、月に一度しか行かなくなりましたよ。アキバ? 行きませんよ、そんなところ。僕が行くのは御茶ノ水と神田、末広町あたりです。まったく! こんな紳士かつ普通かつ真面目な社会人がオタクなわけないじゃないですか! あ、すいません。そろそろ「メイドひざまくらみみかき」の予約時間なんで、このへんで失礼します。 |
うわ、変態! 変態! 変態! オレたちはそんなたなくまプロデューサーが大好きだ! ……そんなこんなで、セガダイレクトを飛び出して遠い世界に旅立とうとしている「たなくまCD」シリーズ。気になってしまった方は、今すぐ予約ですよ、予約!(アクティ@水原薫さん今回お休みなのがちとサビシイ)
(C)WAVEMASTER Inc.