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2008年12月26日(金)

【今週の1本】『RACE DRIVER GRID』レポート後編はドタバタチーム育成記!

文:電撃オンライン

 前回はえらく中途半端なところで終わってしまいましたが、今回は育成編としてキャンペーンモードとも言える「GRID WORLD」モードのプレイレポートを、私YK3がお届けします。

→プレイレポート前編はこちら

■初戦でいきなり四苦八苦

 ちなみに前回は、雇われドライバーの身からスタートしたプレイヤーが、初めてのレースで大クラッシュし、時間を巻戻せる「フラッシュバック機能」を使ってみたところまで書きました。「人生2度あるってなぁいいもんだねぇ」と思いましたが、この機能で1つのコーナーを無事クリアしたとしても、まだ操作に慣れていないため、次のコーナーでも同じようなクラッシュを演じている自分にも気づいてしまい……。レースゲームはいろいろとプレイしてきた私でしたが、さすがに多少は練習しないといけない模様です。

 初戦はひとまず完走するだけで、以後さまざまなレースに参加できるライセンスを取得することができます。なので、とりあえず順位を気にせずマシンを壊さないように走れば、ライセンスの取得は可能です。しかーし!そうは言っても、できることなら上位入賞してスッキリ先に進みたいというのが人情じゃないですか(そうか?)。ということで、感覚をつかむためリスタートを繰り返して練習することに。途中ピットクルーに無線で「おまえのマシンはV10、8.5リッター、500馬力以上のエンジンを載せている。やわなマシンじゃないぞ」と言われますが、そんなこと言われなくてもちょっと走りゃ身をもって思い知ります。大きなお世話ですわ。

 そんなこんなで何度か練習していると、各コーナーのブレーキングポイントやアクセル全開のまま抜けられるコーナーなどがわかってきます。ここまでくれば優勝するのは難しくありません。サクッとトップでゴールし、胸を張ってライセンスをゲットしました。やっぱり、レースゲームってこういう「腕前の上達ぶりが手に取るようにわかる」ところにおもしろさがあるんじゃないでしょうかね。練習の成果が出て、いい順位を獲得できた時の達成感はたまらないですよ。まあ、序盤だからそんなこと言っていられるわけですが。

▲圧倒的とまではいかないまでも、何とか優勝。でも他の車種を見ると、勝てて当然か。「貴様が勝ったのではない。その車の性能のおかげだということを忘れるな!」と誰かに言われそうです。

■さっそうと女性マネージャー現る!(声だけ)

 ライセンスを手に入れると、そこに現れたのは私のマネージャーと名乗る女性。まあ現れたと言っても声だけですが(改めて書きますが、CVは朴ろ美(「ろ」は王へんに「路」)さんです)。彼女によるとチームを作るためには資金が必要とのことで、まずはドライバーの募集をしているチームまで出稼ぎに行くことになります。

ガレージはあるけども、まだ資金難な状態。画面中央に映っている年代物の車を修復中のようですが、車がなくてはチームが成り立ちませんからね。

 早速アメリカのコースにチャレンジ。コースは初戦と同じサンフランシスコで、車は「シボレーラチェット」です。初戦の「バイパー」とは挙動が結構違うのですが、それほどハンドリングにクセのない車だったので、あまり苦労せず1位をゲット! 「バイパー」の時に結構練習した成果が出ましたな、ふふふ。

 ちなみに各レースにはボーナスの条件というものが設定されていて、例えばライバルより上位になったり、○位以上でゴールしたりすると、賞金がいくらかプラスされます。完走だけでもお金は入りますが、どうせならボーナスも狙っていきたいところですね。ノーボーナスの可能性が出てきたらさっさとリスタートしてしまったほうが、お金が貯まりやすいようです。ま、そんなことよりも1位でゴールして一番うれしかったのは、マネージャーがすごくほめてくれたことですね。マネージャーさんよぉ、オレに惚れちゃあいけねぇぜ(←妄想中)。

 さて、息つくまもなく他の地域のレースにも参加してみました。まずヨーロッパですが、アメリカでの市街地レースと違って道の両脇にダート(砂地)が広がるコースが登場。そこまではいいんですが、驚いたのはそのダートにちょっと出てしまうと、サクッとスピンしてしまうところ。ちゃんと物理演算しているからなんでしょうけど、たいてい180度回転してしまいコースに復帰するころには皆さん遠くに行ってしまわれている。これは厳しかったですねぇ。コースアウトしたらほぼ上位入賞は無理と思ったほうがいいくらいです。市街地コースのように目の前に壁があると、ぶつかって即全損なんてことがありますが、このコースはそれがないぶんダートに飛び出して大きくタイムロスってのが恐いです。

 これ、自分のミスなら仕方ないですが、敵車にぶつけられてコースアウトした日にゃ、もう地団駄ものですよ。本当に悔しい! 前回も敵車についてはちょっと触れましたが、ペースダウンしてでもよけたほうが、後で挽回の余地があるので確実にいい結果がでますね。

『RACE DRIVER GRID』 『RACE DRIVER GRID』
▲左側に広がるダートが手ぐすね引いて待っているようです。▲1回コースアウトしてしまうと、トップとのタイム差が開きすぎて追いつけなくなってしまうこともしばしば。敵車との接触は特に気をつけたいところです。

■そしていよいよチーム立ち上げへ……

 いくつかレースを戦い四苦八苦しつつも何とか規定の4万ドルを貯め、ついにチーム立ち上げにこぎつけました。チーム名はアスキー・メディアワークスの略称を冠して「AMW RACING」。なんかBMWに似ててかっこいいな(笑)。その後チームカラーも決めて、いよいよ世界のレースに殴り込みするぜ!……と意気込んだところまではよかったのですが、持っている車は古くさい「フォード マスタング・ボス302」1台のみ。これ……1969年の車よ? レストア(修復)したとマネージャーは言っていたけど……ちゃんと走るのかね。先行き超不安。まあ、ぐだぐだ言ってても仕方がないので、取り急ぎこの車で参加できるレースに参加してみます。

▲車体の色や模様を決めてペイントしてもらいました。ちょっとわかりにくいかもしれないですが、なかなかかっこよくできています。

 うーん、同じような車がたくさんエントリーしてますねー。時代が40年くらい巻き戻ったようです。ま、コースも雇われドライバー時代に走ったところなので、問題ないでしょう。それにしてもこのマスタング、なんとも懐かしいエンジン音がしますなぁ。大昔のコミックでよく使われていた「ブロロロロロ」という擬音がピッタリです。レースのほうは、特にトラブルもなく優勝。我ながら慣れたもんです。

▲スターティンググリッドはクラシックカーのイベントみたいになってますね。いよいよ、我がチームの初陣が始まります!!

 レースが終わると、賞金とともに何社かスポンサーがついてくれました。完走するとこれらの会社からボーナスがもらえるそうです。でも、マネージャーの「デカール(ステッカー)は勝手に貼らせていただきました」ってセリフはどうよ。このぶんじゃ、陰で何やってるかわからないな、このマネージャー……(←再び妄想中)。

▲来ました、スポンサーからのオファー! この後もレースでいい成績を出していくことで、より資金力の高いスポンサーがついてくれます。

■早速車を購入するぜ!

 とりあえず、レースの賞金10万ドルが手に入りました。他のレースに参戦するためにも新しい車を買っておこうと思い購入画面を眺めていたら、「BUY NEW」と書かれた横に、「BUY ON EBAY」という見慣れない文字が。実はこの「EBAY」とは、海外で最大手のインターネットオークションを手がける会社なんですな。非常に幅広いジャンルの取引きが行われていて、その中に車はもちろん、日本円で億単位の住居まで出品されているというすごいサイトです。そんな実在しているサイトを模して中古車購入のメニュー画面にしてるなんて、なかなか心憎い演出じゃないですか。こういうセンス、好きだなー。

『RACE DRIVER GRID』 『RACE DRIVER GRID』
▲車の購入画面。新車とEBAYでの中古車購入のボタンが見えます。▲走行距離、クラッシュ数が多い車は安めに設定されていますが、資金がちょっとだけ足らない時にはうれしいですね。

 ちなみに出品されている中古車は、走行距離や出走回数、勝利数、クラッシュ回数などのデータが表示されていて、それぞれ微妙に性能が違うとのこと。勝利数が多いのは何か理由があると、勝手に人の車にデカールを貼ったマネージャーが(根に持ってる?)言っていましたが、新車だけではなく割安なうえに実績のある中古車が選べるのもこのゲームのおもしろいところじゃないでしょうか。ただ、性能差を細かく実地比較はしていませんが、基本的には「安かろう悪かろう」ということのようです。

■後は世界の頂点を目指すのみ!

 ある程度ゲームを進めると、「レースに出て金と「グローバルポイント」を稼ぐ」→「車を買う」の繰り返しになります。この「グローバルポイント」は、ランクが上のレースに参加できるライセンスを取得するための、いわば経験値のようなものです。本作に登場するレースの大きなくくりとして、アメリカ、ヨーロッパ、日本の3地域が存在し、それぞれのコースは3つのランクで構成。各地域ごとにグローバルポイントを貯め、一定のポイントになったら上位ランクのライセンスがもらえるというシステムになっています。ちなみに、レース自体の難易度(レースのたびに変更可能)を上げれば、取得できるグローバルポイントも増えるので、腕に覚えのある人は難易度を上げてさっさと上のランクに昇格してしまうこともできます。

■思い出深いレースをピックアップしてみる

 前回も含め、いくつかのコースを紹介してきましたが、他にもいろいろなカテゴリのレースがあります。ここでは、その中でも印象に残ったレースを紹介してみたいと思います。

●STOCK CAR(ストックカー)

 「デモリション(粉砕・爆破)ダービー」というレース種別からもわかるように、単純に速さを競うだけでなくガンガンぶつけて相手を弾き飛ばしながら順位を上げるレースです。無傷でいられる車なんてほとんどなく、ひっくり返ったりオシャカになったりする車も数知れず。さらに、困ってしまうのがコースの交差が立体ではない部分があること。この意味わかりますか? ビュンビュン目の前を横に走り抜けている車があるのに、そこをまっすぐ突っ切らなきゃいけないんですよ? 赤信号を無視して交通量の多い交差点を突っ切るような感覚です。車が来なければいいのですが、ちょうど鉢合わせてしまうとほぼアウト。もちろん一時停止なんて悠長なことも言っていられないので、「ええい、ままよ!」と運を天に任せて突っ込むしかないんですけどね。

『RACE DRIVER GRID』 『RACE DRIVER GRID』
▲ぶつけてナンボのストックカー。敵を弾いてクラッシュさせた時は気分爽快!▲敵車が目の前をピュンピュン横切ってます。突っ込むしかない!

●OPEN WHEEL(オープンホイール)

 いわゆるタイヤがむき出しのフォーミュラカーによるレースです。とにかく車体が軽くできているので、加速、制動、グリップともバツグン。他の車だと曲がりきれないだろうな、というコーナーもばっちり曲がれてしまうので、比較的思い通りに走れる車と言えるでしょう。ただしデメリットもあります。タイヤが横に突き出ている関係で、他の車と絡んでしまうとなかなか外れにくく、2台一緒にダートへ一直線なんてことがよく起こりますね。

▲これはフォーミュラ3(F3とも呼ばれる)という車種のレース。キビキビとした挙動なので、運転していて楽しいです。

●DRIFT GP(ドリフトGP)

 ドリフトを決めることで得られるポイントを競うレース。より長くドリフトを決めると高得点が得られる、というシステムです。通常のレースとは違う微妙なハンドリングが要求されますが、きれいにドリフトできるようになるとなかなか爽快です。また、どこのコーナーで高得点を取っていくかという戦略的な要素もあります。個人的にはレースゲームの中でもドリフトはあまり得意ではない(なのでドリフト必須のラリーはちょっと苦手)ので、高得点を取るのに苦労しました。

▲白煙を上げながらドリフトを決める。ドリフトしている時間が長ければ、コンボとしてポイントが2倍、3倍となっていく。

●PRO TOUGE(プロトウゲ)

 読んでそのまま、峠のことです。峠が舞台のレースコミックそのままの雰囲気が味わえます。1対1の対戦なのですが、ちょっとおもしろいのは下りと登りのタイムを合計して競うところ。なので、下りでちょっとの差で負けても、登りで差を広げて勝てれば勝ち抜けられるというルールとなっています。ちなみにコースアウトしても谷底へまっさかさまということはないのでご安心を。

『RACE DRIVER GRID』 『RACE DRIVER GRID』
▲夕暮れの峠を攻めまくれ! 山地独特のモヤった感じがリアル。

●LE MANS 24(ル・マン24時間耐久レース)

 ご存知、24時間走り続ける過酷なレースです。といっても、もちろんゲームの中ではそんな長時間走るわけはなく、レース時間は12分程度。このコースの特徴は、なんと言っても夜間走行があるところです。ただでさえかなりのスピードが出るコースですが、夜になると車のライトしか明かりがないという状態になります。当然視界が狭くなるため、同じコースなのに昼間とは全く違った感覚になるからおもしろいです。

■最後に

 ながながとレポートを書いてきましたが、いかがでしたか? 個人的にはレース以外のイベント要素が少ないので、ややメリハリに欠ける気もしますが、そこはあくまでレース部分で勝負といったところでしょうか。もちろん、レースのクオリティはバツグンによくできていますので、レースゲーム好きには間違いなくオススメできます。車も実在するものがかなりの数登場しますし、ぜひともチェックしていただければと思います。(YK3)

(C)2007 The Codemasters Software Company Limited ("Codemasters"). All rights reserved. "Codemasters" is a registered trademark owned by Codemasters. "Race Driver GRID" and the Codemasters logo are trademarks of Codemasters. All other copyrights or trademarks are the property of their respective owners and are being used under license. This game is NOT licensed by or associated with the FIA or any related ompany. Developed and published by Codemasters.

データ

▼『RACE DRIVER GRID』
■メーカー:コードマスターズ
■対応機種:PS3/Xbox 360
■ジャンル:RCG
■発売日:2009年1月15日
■価格:7,140円(税込)
 
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