2009年6月25日(木)
たかはし あずささんの願望ですよね、だって「近道したい」んですよ? (あずさの)困った部分、それは方向オンチ。なので、そりゃあ「あずささんは近道したいよ!」って。実際の歌詞はそういった内容ではなくて“人生焦っても仕方がないよ”といった癒しソングといえます。この曲、もっと早くあずささんが歌っていてもよかったんじゃないかな、と思うんですよ。なんで今になって近道したいって気づくの? 遅っ! と(笑)。
こちらは『Mythmaker』とはうって変わって、歌詞が全部日本語。歌詞を見て正直「あ、日本語だ!」って安心しました。こんな、わりとアメリカナイズされたような顔作りをしておりますが、英語下戸なので英語はしゃべれないんですよ。この曲はフリガナを振る必要がなくてよかったですね。
平田 漢字のところはちょっと振ってみたりね。
たかはし そうそう……ってうるさいよ!(一同笑) というわけで、あずささん特有の、のほほんとした癒されソングになっていますので、ぜひ聴いてください。
平田 『shiny smile』って、リマスターしていないほうのは“ふわっ”としていて、どこかに飛んで行きそうな感じですよね。
たかはし 『アイマス』の曲はアレンジをしてもカッコよくなるんですよね。メロディ自体が新しいというか、「こういうやり方もあるのか」というように、いろいろとアレンジできる曲が多い。ですからこれだけのバージョンが生まれるんですね。メロディ自体がいろいろなものに対応できる、万能なメロディなのかもしれないなと思っています。
平田 私だけが思っているのかもしれないですが、あずさと真の声のバランスがいい感じに融合されていて、すごく聴き心地のいいものになっている印象です。あずさと一緒に歌えたらいいなと思っているんですが、あまり最近(あずさと真のコンビで歌うことが)ないんだよね。ライブでもいいので、そういう機会があればいいですね。
植村 以前に『9:02pm』を2人で歌っていましたよね。
たかはし 結構前ですね。
平田 何年前だっけ? 私がまだ20代だったよね。
たかはし ……あたし今でも20代!
平田 ……あーそうだったそうだった!
植村 えーと、はい次に行きます!(一同笑)
平田 これも(キーが)高かったですけど、頑張らなきゃいけないところですからね。私のために下げてとは言えないです。たまには私の楽しいところ(音域)でやってほしいよね、苦しいところでいつもやっているから!(笑)
たかはし わかるわかる。
平田 しょうがない、少数派なので。そうそう、歌詞をいただいた時に(歌詞の出だしが50音順で並んでいることに)すぐ気づいたよ。言われる前に。……え、今気づいたの? ちあきちゃん。
たかはし う、うん。それどういうカラクリ?
平田 (歌詞カードを指しながら)あ行、か行……みたいな。え? 気づかなかったの、ちあきちゃん。気づかなかったの、ちあきちゃん(一同笑)。
たかはし 気づかないし、これ「あいう~」だと……何か意味があるの?
植村 それは(作詞の)mftさんに聞いてみてよ。
平田 遊び心的な、ね。歌詞を覚える時に、覚えやすくない?
たかはし あ……そっかな……。
植村 で、最後に「わをーん」があると。
たかはし (一瞬悩んで)……あーーーー! あのこれ、(取材中に)ここで聞く話じゃないと思うんで、あとで説明お願いね。黒板とか使ってやってね!
平田 いいよいいよ。
たかはし で、歌の感想は……これはだいぶ前のレコーディングだったんですよね。
植村 アメリカに行く前だね。
たかはし アメリカに行く前の記憶が、実はあんまりないんです、ないんですが!(笑) 『L・O・B・M』は私たちの前にも(『01』~『04』で)出ていまして、それを聴きながら我々は曲を覚えたんですよ。ですので前のみんなの曲は“元気、キャピキャピ、若い子組”みたいな。そういう感じから、今回はハウスサウンドも入りつつ、カッコいい系になっているんですよ。あずささんと真が組むと、やっぱりカッコいい系になるのかな。ジャケもそうですけど。
植村 (ジャケットを見ながら)それにしても、あずささんは胸がデカいよねえ。
たかはし これは寄せて上げて……いやそんなことはないか。
平田 これはもともとだよ、ちあきちゃん。
たかはし でも、美希ちゃんには負けてられないわー! っていうようなのが見えているような。このパーティドレスはかわいいので、私も着てみたいですね。最近、友人の結婚式に10回以上行っているので。
平田 切ない情報だったね。
たかはし 来週11回目に行ってきます(一同笑)。
植村 トークもはっちゃけていますよね。収録はどうでしたか?
たかはし 『アイマス』はコンテンツとして長いので、収録時でもそれ以外でも、普段みんなと会うと仲よしなんですよ。宏美(平田さん)は、私がジャーッって一方的に(話題を)こぼしても、いろいろな話を聞いてくださる方なんです。収録の時も「話があるんだよー」って、収録の雰囲気ではなく(笑)。
平田 相談窓口だったよね!(笑)
たかはし トークバックが上がっているにもかかわらず「そういうの大事だよねー、生活もあるしさー」とか言いながら……(スタッフから)「やりますよー」みたいに言われて、「あれ今日なんだっけ、そっかセリフだ!」みたいな、そんな空気でした。いつも彼女にはすごく癒されているので、今回のCDでは、ご一緒できてうれしかったです。
平田 ジャケットだけ見るとカッコいい系の曲ばかりが詰まっているのかなと思うんですけど、曲のバリエーションがたくさんあって、1キャラに2度、3度ぐらいオイシイところがあります。それにトークでは「この挑戦は私たちの声優人生を縮めるのか、伸ばすのか?」 伸ばしてほしいかなぁというような。挑戦というか、やっちゃったかなというか……。私、怖くて聞いてないんですけどね。
植村 今回は真がオチキャラでしたね。
平田 そうなんです。オチに使われています。収録でも、緊張とかじゃなくて肺活量がキツくてお腹が痛くなるとか、いろいろあったんですけれども、ちあきちゃんと演じられて、その楽しかった風景が中に入り込んでいるCDになっていると思いますので、……3枚ぐらいいっちゃってください!(笑) 保存用、視聴用、宣伝用かな。
たかはし 聞く用は1枚ダメになるかもしれないから、もう1枚買っておくべきでしょ? あと兄弟がいる方は「何これー」って取られちゃうかもしれないでしょ?
平田 どこまで行こうとしてるんだよ!(一同笑) とにかく、聞いていただければうれしいので、1枚購入していただければ。
たかはし 『アイマス』は年を経るごとにどんどん進化して、ジャケットも、中の音も、時代に合ったものになっています。だから『アイマス』は上り調子で注目されるコンテンツになっているのだとも思います。そうした部分がこのCDには詰まっています。このCDもいいですけれど次のCDも楽しみですし、『アイマス』が次に何をやってくるのかも楽しみです。ジャケにも気合いが入っていますし、こんなあずささん、こんな真くんみたいな。だって(真に)羽根が付いてるんですよ!?
平田 そこなの、ちあきちゃん!?
たかはし だって、橋幸夫さんの『恋のメキシカンロック』ぐらいでしょ、こんなの!(一同笑) すごいですよ、見てくださいよホントに!
平田 あーわかるわかる!
たかはし わからなかった方はごめんなさい。そのくらい力が入っておりますので、ぜひ兄弟に、両親に、親戚にプレゼントしてあげてください!(笑)
(C)窪岡俊之 (C)NBGI
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