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2009年10月28日(水)

【CβT最速レポ第4回】『スペルボーン』後編・プレイレポート

文:電撃オンライン

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■腕しだいでノーダメージ撃破も夢じゃない!? ノンターゲッティングシステム

 さぁお待ちかね、戦闘システムのレポートです! 本作は「ノンターゲッティングシステム」という戦闘システムを採用しており、敵を攻撃するにはまずFキーを押して戦闘態勢へ移行します。戦闘態勢に移行するとレティクル(照準)が表示されるので、これを敵に合わせて攻撃するのです。前後左右に移動しながら敵の攻撃をかわしたり、レティクルを敵にあわせて攻撃する様は、まるでTPS(※サードパーソンシューティング)をプレイしているような感覚でした。
 うまく戦えば自分よりもレベルの高いモンスターを、ノーダメージで倒せるかも!? ゲーム下手な私は、最初から最後まで殴り合いの泥仕合でしたが……。周りのプレイヤーを見ていると、後退やジャンプを上手く使って敵の攻撃を回避している人もたくさんいました! みなさん、ウマすぎ! ゲーム下手なクロは、自分よりも格下の敵でノーダメージ撃破を目指すことに……(汗)。

『spellborn』 『spellborn』 『spellborn』
▲キャラクターの前方に表示されるレティクルを敵に合わせる。レティクルが赤色に変化したらスキルを使って敵を攻撃すればOK! 写真左から順に近接攻撃、遠距離攻撃、魔法攻撃のレティクルで、それぞれ射程距離が異なる。

 そして本作のもう一つの売り、それが独自のコンボシステム! 単発の攻撃を連続して当てるのではなく、コンボを当てることが戦闘の重要ポイントになります。もちろん、単発でスキルを使うこともできますが、コンボに組み込み、他のスキルと続けて発動させることでより大きなダメージを与えられます♪。

 コンボの設定は超簡単♪ “コンバットドラム”という、スキル専用のスロットに好きなスキルを入れていくだけで、自分だけのオリジナルコンボが完成します!! ただし、スキルにはそれぞれクールタイム(次に使えるようになるまでの待ち時間)が設定されています。クールタイム中はスキルを発動できないので、コンボが途中で止まってしまうのです。また、遠距離攻撃は敵が近すぎると使えないので、近距離攻撃のコンボの中に遠距離攻撃を組み込んでも、コンボをつなげることができません。クールタイムや射程距離を考えながら、どういった順番でスキルを発動させるのか? そんなことを考えながらコンボを作るのも楽しいでした♪ 

 ちなみに、コンバットドラムには最大縦6マス×横5マスのスロットがあり、特定のレベルに到達すると使えるスロットが増えていきます。

『spellborn』 『spellborn』
▲コンバットドラムはスキルを使うごとに回転するので、縦列に注意してコンボを組むといいですね。

■最後に3クラスを使ってみた感想を♪

【ウォリアー】
 他クラスよりもウォリアーは防御力や近接攻撃力が高いらしいのですが、CβTではその差をハッキリと体感できませんでした。上限レベルが9なので、ウォリアーの真価を発揮する前に成長を止められてしまった感じですっ。遠距離スキルが1種類しかないので、接近戦用のコンボを決めるために、敵の群れへ突っ込んでいくいくしかなく、何度となく危ない目にあいました……。低レベルのうちは、他のクラスと比べてもステータスに大きな差はないので、もっとレベルが上がれば、他のクラスを圧倒する防御力を手に入れるのでは!? 本サービスが始まったら、強力な前衛としてパーティーになくてはならない存在になると思います、きっと!

『spellborn』
▲他のクラスとあまりの代わらない防御力での接近戦は、かなり大変でした……。

【ローグ】
 ローグは、遠距離攻撃のみでのコンボを組むことができるので、わざわざモンスターに近寄らなくても、離れた位置から強力なコンボで先制攻撃が可能! 後退しながら攻撃することで、ほとんどダメージを受けることなく敵を倒すことができました。ただ、ウォリアーより防御力は低いので、敵に囲まれると危険! ソロプレイ時は欲張らず、一匹ずつ確実に仕留めていったほうがよさそうです。私のようなアクションゲーム下手や初心者にオススメのクラスですね~♪

『spellborn』
▲遠距離スキル・ヘッドショットは強烈! ただ、気がつくと後ろに敵がいっぱい……なんてこともあったので、周囲に注意しながら行動したいですね。

【スペルメイジ】
 スペルメイジは、序盤から小範囲の攻撃魔法を使えるので火力はダントツ! なんですが、魔法のクールタイムは他のスキルに比べると長いので連発はできません。そして、みなさんお察しの通り、防御力が低いので敵に囲まれると絶命必至です……。なので、ソロプレイで高い火力を発揮するには敵から逃げ回りながら攻撃するテクニックが不可欠に。プレイヤースキルのない私は、もちろんアッサリとやられました……。また、補助魔法や回復魔法も扱えるので、パーティーに1人は必ず欲しいところ。パーティーのほうが魔法攻撃に集中できるので、その実力を発揮できるクラスだと思います♪

『spellborn』
▲序盤から使える範囲魔法。効果範囲はそれほど広くないけど、射程距離は長いので敵がまとまっているところに打ち込むと爽快です!

■正式サービスへの期待度は……!?

 この3日間レポートを書くために寝食以外はずっとプレイしていましたが、とにかく楽しかったですね~! 美麗なグラフィックはもちろん、小鳥のさえずりまでも再現したBGMは圧巻で「これがリアルを追求したゲームだ!」と言わんばかりの世界に、ドップリはまりました♪ テクニカルな戦闘システムを搭載し、クリックを繰り返すだけのゲームにならないよう工夫されているのも、新鮮でした。今後レベル上限が解除され、更なるコンボを繰り出せる日が来るのが待ち遠しいですね。CβT最終日に開催されたGMさんの主催のテストイベントもとても楽しかったので、今後のイベントにも期待大!

 残念な点は、まずはチャットウインドウ。エリアチャットやローカルチャットなど、チャットの種別ごとに表示が切り替えられないのがちょっと不自由を感じました。さらに、チャットの過去ログを閲覧しようとスクロールバーを動かしても、新しいチャットログが生まれた瞬間にドンドン流れていってしまうので、過去ログの閲覧がやりにくくて……。2つめは回復アイテムを使いにくいところ。インベントリを開く→回復アイテムを右クリック→使うをクリックすることで、ようやくアイテムを使用できるんです。戦闘中は、この間に敵の攻撃を受けるので、HPが0になることも……。かなり不便なので、ショートカットキーを押すだけで使用できるとうれしいですね。私のようなゲーム下手なプレイヤーにとって、回復アイテムは命綱になるので、ぜひ改善をお願いしたいです!


【クロミチのかってにCβT5段階評価】

今後の期待度:★★★★
クエストの多さ:★★★★★
操作性&インターフェース:★★☆
世界観の完成度:★★★★
廃人生産能力:★★★


【クロミチ プロフィール】
学生の頃からオンラインゲームにはまって早5年。最近は、結婚して主婦(もしくは主夫)になったら1日中、オンラインゲームを遊べる? と妄想を抱いています。


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データ

▼『スペルボーン』
■メーカー:エキサイト
■対応機種:PC(対応OS:Windows2000/XP/Vista)
■ジャンル:RPG(オンライン専用)
■正式サービス開始日:未定
■プレイ料金:未定

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