【PW養成講座2】“スタック”ってナニ？ 『MTG』好きなアユミちゃんが優しく解説

文：電撃オンライン

	皆さん、こんにちは。アユミです。第1回の講座では『マジック：ザ・ギャザリング（以下、MTG）』の基本的なシステムと、簡単なゲームの進め方についてお話しました。今回の講座では、そこから一歩進んでクリーチャー同士の戦闘や、土地やクリーチャー以外のカード・タイプについて、そして『MTG』のルールの中でも特に重要な要素“スタック”について勉強したいと思います。
	あいかわらずアユミちゃんがいっぱいしゃべるけれど、よろしく～。
	誰のためにしゃべってると思ってんのよ！　確かにいっぱいしゃべるけれど、電撃オンラインをご覧の皆さんはしっかりついてきてね！　じゃあまず、戦闘についてもう少し詳しく説明していくわよ。前回掲載した動画でも簡単に戦闘について話したけれど、覚えているかしら？
	うん。戦闘は、まず攻撃側プレイヤーが攻撃するクリーチャーを選んで、それから防御側プレイヤーがブロックするクリーチャーを選ぶんだよね。それから……えっとなんだっけ？
	しっかりしてよね。その後は戦闘ダメージが与えられ、そして戦闘終了よ。前回の講座の5ページ目に、ターン進行について表にしてみたけれど、もう一度戦闘フェイズの部分だけ抜き出してみるわね。

■ 戦闘フェイズ ■

	でも、前回の動画では、防御側プレイヤーがクリーチャーをコントロールしていなかったから、そもそもブロックできなかったんだよな。
	そうね。今回は、攻撃クリーチャーがブロックされたケースを動画にしてみたわ。ただし防御側プレイヤーがクリーチャーを戦場に出していても、そのクリーチャーがタップ状態の場合はブロックできないから注意してね。では、動画をご覧ください。手前側のプレイヤーが《灰色熊》で攻撃したところを、奥に座るプレイヤーが《陽光尾の鷹》でブロックしたら……というシーンよ。

	とまぁ、こういう感じになるわけね。
	なるほど、攻撃クリーチャーを複数のクリーチャーでブロックすることもできるのか。自分のライフがなくなったら負けちゃうわけだから、クリーチャーに盾になってもらったほうがいいんだな。
	確かにライフが0になったら負けちゃうからね。けれど、必ずしもブロックしたほうがいいとはいえないわ。まさにケースバイケースね。動画の中でも説明しているけれど、クリーチャーがいても攻撃しない、ブロックしないという選択肢もあるの。どのクリーチャーで攻撃するか、あるいはブロックするかというのは、自分のライフを守りながら相手のライフを削っていくこのゲームでは、かなり重要なポイントよ。戦闘時は自分のライフや戦場の状況を見て、しっかり判断してね。
	せっかく召喚したのに、無駄死にさせちゃもったいないもんな。
	そういうこと。わかってるじゃない。それと、もう1つ覚えてもらいたいのは“クリーチャー自体を直接狙って攻撃することはできない”ってことね。
	どゆこと？
	今の動画では攻撃側に2/2の《灰色熊》、防御側に1/1の《陽光尾の鷹》というクリーチャーがいたわよね。2/2なら1/1に一方的に勝てるけど、だからといって「その1/1に攻撃します」とは言えないの。あくまで攻撃できるのは対戦相手のプレイヤーだけで、防御側がブロッククリーチャーとして指定した時にのみクリーチャー同士の戦闘が行われるってこと。
	じゃあ、戦闘で破壊されたくないクリーチャーは、ブロックさせなければいいってことか。
	そうしておけば、少なくとも戦闘で破壊されることはなくなるわ。

戦闘についてはだいたいこんなところ、わかってもらえたかしら？　次のページでは、前回紹介できなかったカード・タイプについて紹介していくわよ。

　→5つのカード・タイプを紹介

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[Text by ねこひげ合同会社／ゆば]

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