2010年4月17日(土)
もはやゲームの紹介なのかビッグマウスIKEの紹介なのかさっぱりわからない前置きの長さだが、そんなこんなでカネキングとkbjはカプコンに到着。
この“ビッグマウスポーズ”で出迎えられるのも、おなじみの光景になってきたなぁ……。
ビッグマウスIKE「ちょっと、なんですかその寒い反応は」
kbj「え? あ、いや……なんかそのビッグマウスポーズにも慣れてきたなぁと……」
ビッグマウスIKE「な、慣れてきたって……もっとこう……ないんですか? こう……、ねぇ!?」
カネキング「あ、すいません……記事では「な、なんだお前は!?」とか驚いている風に書くので」
ビッグマウスIKE「そうですか。じゃあ大丈夫です」
まぁ書いていないわけだが。
ビッグマウスIKE「フフフ……早速この『スーパーストリートファイターIV』で対戦をするとしよう。もし今回私が負けたら……読者プレゼントとして、この『スーパーストリートファイターIV』を用意してやる」
カネキング「前回の“全裸で社内一周”も加えてくださいよ」
ビッグマウスIKE「それは心臓に悪いからもうイヤだ」
プレシャーに弱いビッグマウスIKEであった。
こうして早速、読者プレゼントをかけた『スパIV』対決がスタート!
初プレイだった2人は、自分の得意なキャラクターと新キャラクターを使い、あれこれコンボなどを試し始める。言うまでもなく、ガチである。
ビッグマウスIKE「私ほどの達人になれば、触るまでもなくコンボはすべて習得済み、キャラ対策も完璧なのだが……まぁ、少々練習に付き合ってやるとするか」
(あいかわらず大口が冴え渡っているなぁ……)
対戦の様子を写真に収めながら、そんなことを思っていたkbj。しかし突然彼の目に、得体の知れない野獣が映り込んだ!
「は!?」
奇妙なポーズを取った謎の覆面男が、廊下を歩いてくるではないか! しかも後ろを通り掛かった受付のお姉さんに、メチャクチャ変な目で見られているではないか! まったく状況がつかめないkbj。しかし彼には1つだけ理解できたことがあった。そう、これはシャッターチャンスだ。
こうして見事上の写真をゲットしたkbjは、覆面男がドアを閉めてほしそうな顔をしているので、とりあえずそっと閉めることにした――。
謎の覆面男「ふふふ……きたね、電撃オンライン」
小さくドアを開け、こっそり部屋に入ってくる覆面男。対戦に夢中なカネキングとビッグマウスIKEは、kbjが必死に笑いをこらえながら写真を撮っていることに気が付かない。
謎の覆面男「ビッグマウスIKE……君の出番はここで終わりだよ」
ガッ。慣れた手刀でビッグマウスIKEを気絶させる覆面男。
カネキング「いやー、やっぱまだまだですねビッグマウスIKEさ――いっ!? え!? えええええ!?」
覆面男に気付き、ド肝を抜かれるカネキング。
カネキング「あの……も、もしかして、いや、もしかしなくても、ビッグマスクMIZUさんですよね?」
謎の覆面男「よくわかったね、電撃オンラインのカネキング君。そして――kbj君!」
言いながら、kbjのカメラにポーズ。
ビッグマスクMIZU「今日は、俺がかかわっているこのiPhone/iPod touch版『ストリートファイターIV』で君たちをボコボコにしてあげようと思ってね」
ビッグマウスMIZU「ふ、今「ケータイで格ゲーなんか」と思ったね? ちっちっち。甘い甘い。iPhone/iPod touch版『ストリートファイターIV』は、ビジュアルパッドを搭載していて、操作性もバツグン。必殺技もワンボタンで出せるから、誰でも簡単に本格的な『ストIV』の対戦を楽しめるんだよ」
カネキング「知ってますよ」
ビッグマウスMIZU「え?」
カネキング「だって僕、配信日にダウンロードして遊んでますもん。ぶっちゃけ僕もアーケード派なので、今まではケータイ――というか携帯ゲーム機で格闘ゲームなんか、と思っていましたけど、このiPhone/iPod touch版『ストIV』は操作感がすごくよくて、昇龍拳EXセービングキャンセル前ダッシュ滅・波動拳みたいな、ケータイでは入力が複雑そうなコンボもしっかり決められるんです。しかもモードが豊富で驚くぐらいボリュームがあるし、トレーニングモードもあるので暇な時に時間を忘れて練習しちゃいますよ。ちょっと持ち上げすぎかもしれませんが、このアプリは格ゲーが好きな人なら絶対ダウンロードした方がいいと思います。これで900円は正直安いです」
ビッグマウスMIZU「そ、そうか……。え、じゃあもう結構プレイしているのかな?」
カネキング「まぁそれなりに」
ビッグマウスMIZU「な、なるほど……。じゃあ問題ないね。しょ、初心者の君をボコボコにしてもおもしろくないしね。よかったよかった」
マスクの奥の目が泳いでいるけれど……大丈夫か、ビッグマスクMIZU。
ビッグマスクMIZU「さて……では、なんでも聞いてくれたまえ」
カネキング&kbj「え?」
ビッグマスクMIZU「そうだね。見出しは、“ビッグマウスIKEの時代は終わった”。こんな感じでいかがかな?」
話についていけなかったカネキングの隣で、“インタビューをしてくれ”という意図を察したkbjは、またも笑いをこらえながらシャッターを切り出した。カネキングも腹をくくる。
カネキング「あ、あの……ではまず最初に」
ビッグマスクMIZU「そうだね。きっと今、読者が一番気になっていることは、俺がどうしてこんなマスクをしているのか、ということだろう」
カネキング「いえ、一体いつゲームの話になるのかということだと思います」
ビッグマスクMIZU「俺は昔、あまりにも美しい顔をしていたせいで、女の子に囲まれっぱなしだったんだ。でも、それでは毎日困ってしまうだろう? そんな時、古めかしいプロレスショップでこのマスクを見つけたのさ。そして俺は、店主に言われるがまま、常にこのマスクを被るようにしたんだ。そうしたら、なんと女の子たちがまったく寄りつかなくなったんだよ。どうだい、不思議なマスクだろう? まぁ、未だに熱い視線は感じるんだけどね。俺の魅力は、マスクを被っていてもあふれ出てしまうということかな。ははっ」
kbj「確かにさっき、受付の女性の方にすごい目で見られていましたよね」
ビッグマスクMIZU「そうなのかい? ふふふ。それだけ俺が魅力的だったということだろうね。では次は、俺と『ストIV』について話そうか」
カネキング「いえ早く『ストIV』で対戦した方がいいと思います」
ビッグマスクMIZU「俺はアメリカで育ったんだけどね、そこで『ストリートファイター』をやり込みまくっていたんだ。その後、『ストII』が大ブレイク。今の『ストIV』があるのは、あの時、俺が遊んでいたからだろうね」
ちょっとだけ本当のことを混ぜながら話すのはやめてほしい。
ビッグマスクMIZU「今、俺がビッグマスクではなくビッグマウスなのでは? と思ったんじゃないかな? お察しの通り、俺はかつて、ビッグマウスMIZUと名乗っていたことがあるよ。だがそれも昔の話だ。俺はビッグマウスIKEとキャラが被ってしまうのがイヤで、必死に『ストIV』の練習をしたのさ。そしてついに俺は、ウソではない本当の強さを手に入れた! そう、俺は、ビッグマウスからビッグマスクへと生まれ変わったのさ! さぁ、掛かってこいカネキングよ! 俺が本当の強さというものを教えてやる!」
→大変お待たせしましたが、次のページでやっと対戦が始まります。(3ページ目へ)
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