2010年4月17日(土)
こうして、ようやくビッグマスクMIZUとの対戦が始まった! 2ページ目では、無駄に長いMIZUのパフォーマンスをお届けしたが、あれを書かないと“ただのマスクを被った変な人”になってしまうので、彼のキャラを守るためにも何とぞご了承いただきたい。
ビッグマスクMIZU「俺はカプコンのビッグマスクMIZUだ! いろいろあったが、iPhone/iPod touch版『ストIV』で勝負だカネキング!」
カネキング「おうともさ!」
1ページ目からいきなり3ページ目に飛んできた人にもわかりやすい説明台詞をありがとうビッグマスクMIZU! 2ページ目、意味なかったな!
そんなこんなで、iPhone/iPod touch版『ストIV』を使った対戦がスタート。アメリカ生まれアメリカ育ちのビッグマスクMIZUは、迷うことなくケンを選択した。
ビッグマスクMIZU「社内では、iPhone/iPod touch版『ストIV』で俺に勝てるヤツはいない。つまり俺がカプコン最強のストリートファイターということさ!」
威勢のいいビッグマスクMIZUを放置して、カネキングはいつも使っているリュウを選択。奇しくもリュウ対ケンというライバル対決になった。
▲リュウ | ▲ケン |
ビッグマスクMIZU「覚悟しろカネキング。俺の鍛え上げた昇龍拳で瞬殺してやる!」
試合が始まると、ビッグマスクMIZUは予告通り得意の昇龍拳をジャンプKから華麗に決めてくる。ビッグマスクMIZUよ、なぜガードしているのに昇龍拳を出すんだ。
大空から落ちてくるケンに立ちP→昇龍拳を決め、きっちり反撃するカネキング。地上戦は波動拳とセービングアタックで主導権を握り、あっさりと1ラウンドを取ってしまった。
ビッグマスクMIZU「や、やるなカネキング……。iPhone/iPod touch版『ストIV』では必殺技をワンボタンで出せるから、誰でも簡単に波動拳を連発できる。そしてリュウはケンより波動拳が強い。ふふふ。それが何を意味するか……君にはわかるかな?」
得意げに敗北宣言をするビッグマスクMIZU。波動拳にあわせて飛び込み、昇龍拳を叩き込めれば勝機はあったのだが――。結局、頼みの綱のウルトラコンボもカネキングにあっさりガードされてしまい、逆にウルトラコンボを食らってしまう始末。こうして、2-0でカネキングが無難に勝利した。
ビッグマスクMIZU「え、もう終わり?」
対戦が終わった後も、負けた実感がわかないのか呆然(ぼうぜん)とするMIZU。それほどあっけない幕切れだった。
ビッグマスクMIZU「え、ウソ? え、これこのまま載るんですか? 小野に絶対勝つって言っちゃったんですよ……」
いきなりリアルな心配を始めるビッグマスクMIZU。ちなみに彼が言う“小野”とは、『スーパーストリートファイターIV』のプロデューサーを務める小野義徳さんのこと。このiPhone/iPod touch版『ストIV』にもかかわっているらしい。
ビッグマスクMIZU「でもある程度作って書くんですよね? だって今のじゃあっさりしすぎて記事にならないでしょう? さっきのインタビューのところとかも脚色するって言ってたじゃないですか。せめてもうちょっと接戦にならないと、小野になんて言ったらいいか……」
確かにまぁ、ぶっちゃけインタビューの部分とかは脚色して書きますが、対戦については起こったことをそのまま書きます。この企画は、そういう部分に一切ヤラセはしません! 小野さんにありのままを伝えます!
ビッグマスクMIZU「えっ……。えー……そうなんですかー。あー、どうしよ」
真顔で頭を抱えるビッグマスクMIZU。あまりにも悔しそうだったので「あの、もう1回やりますか? 2本先取ということにして……」と話を持ち出したカネキングだったが、ビッグマスクMIZUは「いえ、男に二言はありません」とキッパリ。か、カッコイイ!
ビッグマスクMIZU「あと、僕に勝ったので読者プレゼント用に、体験会で配布したステッカーもお渡ししますよ」
本当ですか!? ありがとうございます。
あ、この読者プレゼントは、来週ごろ別の記事でご案内させていただきますので、欲しい人はこまめに電撃オンラインをチェックしてください。
こうして、長かった対戦企画も、ビッグマスクMIZUがマスクを取って立ち去るシーンと、ビッグマウスIKEが目を覚ましてそのマスクを見つけるシーンの撮影を残すのみとなった。対戦より前置きが長かった気がするが、これも全部ビッグマスクMIZUの悪ノリのせいにしておく。だってあんなマスクを着けてやってこられたらネタにするしかないし!
ビッグマスクMIZU「ふ……今日は君と戦えて楽しかったよカネキング。次はビッグマウスIKEと『スーパーストリートファイターIV』で対戦をすることになるだろうが、頑張ってくれたまえ」
そう言い残し、マスクを置いて立ち去るビッグマスクMIZU――。そして、対戦中ずっと気を失っていた(という設定)のビッグマウスIKEが、みんなが帰った(という設定)の応接室で1人目を覚ました……。
ビッグマウスIKE「く……この私とあろうものが、まさか『スパIV』に気を取られて背後からの攻撃を許すとは……。まぁ、それだけ『スパIV』はおもしろいゲームだということだな。む?」
机の上に置かれた、ビッグマスクMIZUのマスクに気付くビッグマウスIKE。どうでもいいが、2人が混ざると早口言葉みたいでややこしい。名前を安直に決めすぎた気がするのだが――名付け親のカプコン広報Cさん、どう思いますか?
kbjとCさんがそんな雑談をしている一方で、ビッグマウスIKEはビッグマスクMIZUのマスクを握りしめる。ビッグマスクMIZUのマスクが机の上に置かれていた意味を、ビッグマウスIKEは瞬時に察したのだ。
ビッグマウスIKE「ビッグマスクMIZUよ……お前はいいライバルだった……。お前の敵は、この私が討ってやるとしよう……ククク……。覚悟しておくのだな、電撃オンラインよ!」
こうして電撃オンラインは、突如として現れたビッグマスクMIZUのアクシデントを見事退け、白星を上げることに成功した。しかしそんな電撃オンラインに、本気になったビッグマウスIKEの魔の手が迫る――。はたして、電撃オンラインはビッグマウスIKEに勝つことができるのか!? 誰も待っていない気はするが、続編に乞うご期待だ!
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