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2010年12月10日(金)

『MTG』世界選手権の会場では豪華な併催イベントも! その参戦レポをお届け!!

文:電撃オンライン

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 プレイにともなってデッキの欠点が浮き彫りになってきた(勝ち筋が細すぎる、対応できないクリーチャーがいるなど)ので、それをメモしつつ4回戦へ。4回戦の相手の方は緑単色のビッグマナデッキでした。


<4回戦>

 1ゲーム目は《草茂る胸壁》の連打でマナの差を広げられ《原始のタイタン》を警戒して《マナ漏出》を構えていたところ、それを見透かされていたのか、マナを支払える4マナの《野性語りのガラク》。さらに《酸のスライム》とじわじわ締め上げられ、敗北。

 2ゲーム目。《瞬間凍結》を加えてカウンターを増量したので、とにかく相手の呪文を全部カウンターしよう、そしてそれから《精神を刻む者、ジェイス》なり《ワームとぐろエンジン》なりで勝とう、と心に決めて徹底した待ちの姿勢でプレイ。それが功を奏したのか《原始のタイタン》、《テラストドン》、《召喚の罠》といった危険な呪文をすべてさばくことができ、その後《ワームとぐろエンジン》が速やかにゲームを決めてくれました。

 3ゲーム目は相手が土地事故。今度は6ターン目に《ワームとぐろエンジン》を唱え、そのまま投了されました。そんなこんなで、相手の事故に助けられながら本日初勝利。1勝1敗2引き分けとなりました。う……うれしい!!

 5、6回戦はどちらも“青黒コントロール”とのマッチング。存在は聞いていたのですが、いまいち強さがわかっていなかった筆者は、このデッキにわからされることになりました。

 5回戦の相手の方はパナマからいらっしゃったとのこと。改めて『MTG』のグローバルっぷりを実感されられますね。試合のほうですが、土地3枚に《呪文貫き》、《冷静な反論》、《稲妻》、《精神を刻む者、ジェイス》と悪くない手札をキープ。《精神を刻む者、ジェイス》を守っていくプランを立てましたが、これが先手1ターン目の《強迫》でいきなり崩壊。《精神を刻む者、ジェイス》をディスカードさせられてしまいます。

 カウンターと除去で盤面をコントロールしていくところは同じですが、手札に干渉する手段を持つところが青黒の方が有利だな、今度組んでみようと、ここで心にメモ。

 そして、さらに強力さを見せ付けられたのが投入されているクリーチャーの質。《ワームとぐろエンジン》と《墓所のタイタン》にはそこまで大きな差を感じませんでしたが《深淵の迫害者》のパワフルさには驚かされました。《精神を刻む者、ジェイス》や《乱動への突入》など、他の目的に使いながらも、デメリットのある《深淵の迫害者》を退場させるためにも使えるカードでデッキがまとまっているのも強いところです。

 そういうわけで5回戦、続く6回戦ともにまったくいいところなく負けてしまいました。同じコントロールデッキである以上、完成度の高さがそのまま勝率に現れるのは当然で、試合も途中から「あー、なるほど」と相手の唱える呪文にヒザを打つことしきりでした。

“MTG 世界選手権 2010” “MTG 世界選手権 2010” “MTG 世界選手権 2010”
▲コントロールには《強迫》、クリーチャーに対しては《破滅の刃》、プレインズウォーカーに《忍び寄るタール坑》など、高い対応力を誇る青黒コントロールに完敗しました。世界選手権においても結構なシェアを有しているとのことだったので、これからさらに流行するデッキなのかもしれません。

■ 他にはこんなイベントも ■

 というわけで、併催イベントの結果は1勝3敗2引き分けとあいなりました。結果はふるいませんでしたが、久しぶりに大会に出て一日『MTG』を満喫することができましたよ。

 ちなみにこのトーナメントの上位入賞者には『ミラディンの傷跡』などのフォイルカードセットが贈呈されました。また初日には、こうした併催イベントの1つとして真木孝一郎さんが司会を務めるクイズショーも開催されました。せっかくですので、クイズショーの模様も簡単にお届けしようかと。

 このクイズショーは、会場から選ばれた参加者1人が、真木さんの出題する4択クイズに答えていくというもので、5問目に正解するとレアカードが1枚進呈されるという、結構太っ腹なモノです。6問目以降は1問正解していくごとにもらえるカードの数が倍になっていき、最大で1,000枚のレアカードがもらえるという、どこかで聞いたような仕組みのクイズ大会です。真木さんもノリノリで「ファイナルアンサー!?」と参加者にプレッシャーを掛けていました(笑)。

“MTG 世界選手権 2010” “MTG 世界選手権 2010”
▲こちらはジャンケンで挑戦者を決定しているところ。クイズに正解するだけでレアカードがもらえるとあって、遅い時間からの開催にもかかわらず多くの人が参加していました。▲『電撃マ王』で連載されている『マジック:ザ・ギャザリング』のコミックのタイトルを当てるという問題も! 挑戦者がきちんと答えてくれたので、思わずホッとしました。
“MTG 世界選手権 2010” “MTG 世界選手権 2010”
▲唐突に、会場の客にも質問を投げかける真木さん。答えが間違っていても「勢いがすばらしい!!」と言って、プレゼントをあげる一幕も。

 土曜日以降もこうした併催イベントは開催されます。詳しくはこちらのページをご参照くださいませ。

 この記事を読んでいたいただいた皆様もぜひ奮って、世界選手権の会場に足をお運びください。来場するだけでも『MTG』のおもしろさ、奥深さ、そして世界でどれだけ愛されているかを感じることができるハズです。そして、併催イベントでゲーム開始前に「取材できてるんですが、撮影をさせていただいても……」と切り出す筆者とマッチングしたら、どうかお手柔らかに。(ゆば)

(C)1995-2010 Wizards of the Coast LLC, a subsidiary of Hasbro, Inc. All Rights Reserved.

■マジック:ザ・ギャザリング 世界選手権 2010
【開催日時】2010年12月9日~12日
【開催会場】千葉・幕張メッセ

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