2010年12月18日(土)
本日12月18日、幕張メッセで開催中のジャンプフェスタ2011において、“やっぱり『テイルズ オブ』 in JF2011”の1日目がバンダイナムコゲームスブースで開催された。
“やっぱり『テイルズ オブ』 in JF2011”は、バンダイナムコゲームスの人気RPG『テイルズ オブ』シリーズファンに向けたイベント。今年のジャンプフェスタでは2日間の2回が開催され、本日1日目は『テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー3(以下、TOW RM3)』DAY、明日の2日目は『テイルズ オブ グレイセス エフ』DAYとなっている。司会は両日とも小野坂昌也さんが務める。
▲『テイルズ オブ』のイベントといえば、やっぱり小野坂昌也さん。いつも通り、開幕からハイテンションな司会ぶりを披露してくれた。 |
本日のゲストは、『TOW RM3』でヒロインのカノンノ・グラスバレーを演じる平野綾さんと、『テイルズ オブ ヴェスペリア』から参戦するユーリ・ローウェル役の鳥海浩輔さん。『TOW RM3』プロデューサーの大館隆司さんも登場し、ゲーム情報の紹介や出演者のトーク、生アフレコによるミニスキット(朗読劇)などが行われた。
(ゲームの詳しい紹介はコチラ 1報/2報/3報/4報/5報)
▲本日も観客の女性率の高かった“やっぱり『テイルズ オブ』”。『テイルズ オブ』イベント初参加で緊張の色もうかがえた平野さんは、小野坂さんの計らいで、数少ない男性陣から「あーや!」と愛称で声をかけてもらい、女性からも声援をもらっていた。 |
▲昨年の“やっぱり『テイルズ オブ』 in JF2010”では、別のイベントに出ていた小野坂さんに代わり、司会を務めた鳥海さん。「盛り上がりましたよ」と報告すると、「じゃあ、今年もやればいいじゃ~ん!」と嫉妬されてしまうも、初めから息の合った様子を見せていた。 |
まずは、カノンノ・グラスバレーの役柄についてのトーク。平野さんによれば、今回のカノンノは、大人しい性格ながらもしっかりしているところがあり、素直で純粋な性格ゆえの悩みを抱えた女の子だという。大館プロデューサーも「『1』や『2』に比べてちょっと大人です」と性格に差を付けていることを口にしていた。
またゲーム中、カノンノ・グラスバレーがモノローグのように1人で葛藤する心理描写をした場面が多く、平野さんもそこが印象に残っていた様子。比較的、1人で悩む性格のカノンノだが、『1』と『2』のカノンノも登場する今作では、他のカノンノの声も混じって葛藤を演じるような場面もあったようだ。大館プロデューサーによれば、今作の中で、「カノンノがなぜ何人もいるのか?」といった疑問など、カノンノにまつわる秘密が明らかにされるという。
▲葛藤する場面を多く演じたという平野さん。「大人しい役は最近少なかったので、おもしろかったです」と収録の感想を語っていた。 |
今まで以上にカノンノへのスポットが強く当てられた今作では、カノンノの葛藤を描写したアニメーションムービーもたくさん用意されているらしい。ちなみに、ムービーのボイスもたくさん収録したという平野さんに対し、小野坂さんと鳥海さんはゼロだったとのことで、がっくりと肩を落とす。さらに、会場で上映されたアニメーションムービーの一場面にユーリが映っていたことを聞かされ、「アドリブくらいしますよ!」と大館プロデューサーに強くアピールしていた鳥海さんだった。ユーリのアドリブは、ぜひ聴いてみたかったかも?
さらに、初公開となるオープニングアニメーションの上映も行われた本日のイベント。残念ながらOPアニメにゼロスの姿はなく、見終わった小野坂さんは「俺を入れろよ!」とひと言。OPアニメには、フレンとガイの組み合わせなど、会場のファンをあっと言わせた演出もあり、大館プロデューサーも「狙い通りです」というネタがふんだんに仕込まれている。
80人以上もの『テイルズ オブ』キャラクターが登場し、大館プロデューサー自身も「シリーズをだいたいフォローしている」と話していた『TOW RM3』。では、参戦キャラクターが多いシリーズ作品はどれなのか? 会場で小野坂さんも気にしていたこの疑問、その答えは『テイルズ オブ ジ アビス』のようだ。
大館プロデューサーいわく「アビスチームはコンプしました」とのこと。他に『テイルズ オブ ヴェスペリア』からの参戦キャラクターも多く、藤林しいなが新たに参戦する『テイルズ オブ シンフォニア』からも多くのキャラクターが『TOW RM3』へ登場している。
▲昨日の記事にも掲載したが、ナタリアが『TOW RM3』に登場。これで『テイルズ オブ ジ アビス』のパーティメンバーは全員参戦したことになる。 |
会場では、BACK-ONと謎のアーティスト“Me”の歌うオープニング曲も流れ、平野さんや3人のカノンノが歌う楽曲の情報なども明らかにされた。オープニング曲については、ゲーム発売日近くにリリースされる主題歌CDの『テイルズ オブ』盤に、平野さんが歌うオープニング曲のリミックスバージョンが収録されるという。さらにサウンドトラックには、3人のカノンノが歌う『ラブビート』が収録されるとのことだ。
▲上に述べた楽曲は、容量の問題でゲーム中には収録されない。だが、平野さんの口からは「ソロ曲もいっぱい歌わせてもらいました」という言葉も聞かれ、関連楽曲はかなり充実することになりそうだ。ちなみに『ラブビート』の曲名は、秘奥義名に由来しているそう。 |
また連動サイトで行われた投票による、ポスターのデザインやスナック菓子についても紹介が行われた。『アドベンチャースナック』と名付けられたスナック菓子は、大館プロデューサーが「最初は変な味にしようと思ったけど、結構おいしい味になりました」という“コンソメ+チキンバーベキュー+チーズ味”。ジャンプフェスタ2011で先行販売されているので、明日足を運ぶ予定の人は購入してみては?
▲店頭用ポスターには、やっぱりゼロスの姿がなく、がっかりの小野坂さん。会場の客席からも思わず笑いが。 |
▲アスベルとリタの衣装が手に入る連動サイトの先行登録キャンペーンも行われている。キャラクターのアップロード機能は今回も実装され、小野坂さんは「今回も(アップロードを)やりますよ!」とのこと。 |
ゲーム情報紹介の後には、『テイルズ オブ』のイベントでおなじみの生アフレコによるミニスキットが行われた。写真と一緒に流れを紹介しよう。
▲『テイルズ オブ』シリーズの15周年を祝い、『TOW RM3』の紹介を行うカノンノ、ゼロス、ユーリの3人。 |
▲『TOW RM3』のウリは何といっても80人以上の歴代キャラクターが登場すること! なのだが……なぜかキャラクターたちの画面が、コングマン一色に。 |
▲ゼロスがディバイン・ジャッジメントでコングマンを蹴散らし、続いては戦闘システムの紹介へ。 |
▲オーバーリミッツゲージをためることで発動でき、ゲージがなくなるまで術技を際限なく連発できるレディアント・ドライヴを新搭載! |
▲特技→秘技→奥義の流れも無視して連発できる、ということでこんな組み合わせも!? とゼロス。なぜか“カノンノちゃん”、“アイラブユー”なんて技が……。 | ▲困ったカノンノにユーリから「やりたいなら、“カノンノちゃん”って技を習得しないとな」と助け舟。 |
▲また、『テイルズ オブ レジェンディア』のキャラクターが秘奥義を使えたり、2人で秘奥義を使う必要のあった『テイルズ オブ リバース』のキャラクターが1人で秘奥義を使えたりするのもポイント。最後は、3人からファンへのメッセージが送られて終了。 |
『TOW RM3』関連情報の最後として、描き下ろしコミックスとフィルム付しおり、2種の予約特典についても紹介。会場では、小野坂さん、平野さん、鳥海さんによるアニメフィルムのカットと、カットしたフィルムへのサインが行われ、なんとサイン入りのフィルム付しおりが、実際に流通される予約特典に入ることが発表された。
▲しおりに使われるフィルムはOPアニメのカット。会場で実際に3人がフィルムをカットし、それぞれのフィルムに自分のサインを記入していた。イベント後に書かれたものを含め、実際に流通される予約特典の中に、これらが入るという。当たれば超ラッキー! |
▲なお、描き下ろしコミックスの表紙イラストとゲームのパッケージイラストは、つなげて1枚の絵になるようデザインされている。 |
『TOW RM3』の紹介の後には、“テイルズ オブ フェスティバル 2011”開催の告知も行われた。今年のフェスティバルで「人気投票で3位に入ったら、そのキャラクターのコスプレをする」というルールを勝手に作った小野坂さん。その話が再び持ち上がると、今年1位だった鳥海さんから「決定!? マジですか!?」と悲鳴が上がる。けれど小野坂さんの答えはきっぱりと「決定です!」。来年5月28日・29日に開催される“テイルズ オブ フェスティバル 2011”の中で、実際にどのような展開となるのか楽しみなところだ。
そして最後に、平野さん、鳥海さん、大館プロデューサーからファンへのコメントが送られ、「やっぱり! テイルズ オブ!」の掛け声でイベントは終了となった。
▲「カノンノ・グラスバレーが、『テイルズ オブ』20周年まで続いた時にも、皆さんに愛していただけるキャラクターになるとうれしい」と平野さん。 | ▲「これからもいろいろな展開がある中、それをみんなと一緒に楽しみたい」と鳥海さん。 |
▲大館プロデューサーからは、「『TOW RM3』は、シリーズ最大ボリュームになります。ぜひよろしくお願いします。加えて、皆さまのおかげで『テイルズ オブ』15周年を迎えることができました。これからもよろしくお願いします」とのあいさつ。そしてラストは――「やっぱり! テイルズ オブ!」 |
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