2011年1月26日(水)
――さて、ここからは現在の古川プロ……オタク的な趣味を持つ古川愛李ができるまでについて、お聞きしていこうかなと思います。どうして“こちら側”に来てしまったんですかね(笑)。
古川 こちら側(笑)。そうですね、先ほども少し話しましたが、『シスタープリンセス』という作品に出会ったのが私のオタク人生の始まりといっても過言ではないと思います。
――大切な弊社のお客様だったんですね、ありがとうございます(笑)。
古川 こちらこそありがとうございます(笑)。もう『G’sマガジン』は愛読書で、ずっと購読させていただいてます。結局『シスプリ』があってから、そっち方面のギャルゲーにハマり出して、とにかくかわいい女の子が大好きで。
――どうして出会っちゃったんですかね?(笑)
古川 兄がギャルゲーが好きで、私はそれを横でずっと見てたんですね。で、だんだん自分もやりたくなってきて。
――普通、妹が見てたらギャルゲーとかやりにくいと思うんですけど、お兄さんはそういうことはまったくなく?
古川 まったくなかったですね。堂々としたもんでしたよ(笑)。当時、私と兄がまだ同じ部屋だったこともありますが、まったく隠す素振りも見せず、なんなら「オマエも見なさい」くらいの感じだったのかも(笑)。
――それはまた男らしいお兄さんですね。
古川 たぶん最初に見たのは、PSで出てた『ONE ~輝く季節へ~』という作品ですね。
――お兄さんガチですね。
古川 ガチです。それをプレイしているのをずっと見てて、キャラクターの女の子がかわいいなって思ったんです。そこからまずはキャラクターを絵で描き始めました。昔から絵を描くのは好きだったので、そこからはもう、いろんな女の子のキャラクターを描きました。それが小学校の時ですね。
――お兄さんの影響から今の古川プロの原型が出来上がったのですね。
古川 以降も兄が買ったギャルゲーを借りてプレイしまくりましたね。私の師匠です、兄は。そして『シスプリ』と運命の出会いを果たすのです。
――『シスプリ』はご自身で購入されて?
古川 いや、これも兄でした(笑)。そのころから『G’sマガジン』も読み始めて、妹の人気投票に一喜一憂したり。兄とどの妹が好きかとか普通に会話してましたよ。兄は千影が好きで、私は亜里亜好きで。ゲームは買ったのは兄なんですけど、プレイしたのは私の方が早くて。結構時間かかりましたけど、全員クリアしましたね。当時、中学生くらいでしたから、休みの日はずっとこもって『シスプリ』やってましたね。
――ちなみにそれまでゲームってそんなにプレイしてたんですか?
古川 いや、それがまったくやらなくて。『ぷよぷよ』とか『ボンバーマン』みたいなものをちょっとやってたくらいです。だからギャルゲーを初めて見たときはカルチャーショックでしたよね。こんなものがあるのかと。でも不思議と嫌じゃない……みたいな。
――最近だとどんなゲームやってますか?
古川 『ラブプラス』はすごい好きで今でもやってます。寧々さん推しです!
――同じメンバーでも玲奈さんや平松さんのように、いわゆる乙女ゲームが好きな方もいるじゃないですか。そっちの方にはまったく興味ないんですか?
古川 乙女ゲームに出てくる男性のキャラにどうしてもなじめなくて……。私はそれよりもかわいい女の子を見てる方が好きだったのかな。だから乙女ゲームをやっても、たぶんヒロインの女の子しか見ないと思いますよ(笑)。
――そこはもう、培ってきたものの差なんでしょうね。入り込む余地がないというか。
古川 男性キャラに萌えを感じないんですよね。かっこいい男性キャラは好きですよ。でも並べてみるとやっぱり女の子キャラを選んじゃう。描くのも女の子キャラオンリーですね。
――古川プロは同人とか興味ある感じですか?
古川 ありますよ、家に大量に(笑)。高校生くらいまでは東京のコミケに通ってました。朝4時くらいから並んだり(笑)。さすがにSKE48に入ってからは行けてないですけど。昔は壁サークル回ってたり、ずっといましたね。帰りに秋葉原のとらのあなとかに寄って、いろいろ買ったり。関西にもコミックライブというコミケみたいなものがあるんですけど、やっぱり本場のコミケがいいですね。あの雰囲気がすごい好きです。あ、兄は今でも行ってるみたいです(笑)。
――秋葉原でどういうものを探したりするんですか?
古川 普通に漫画やアニメグッズも買いますし、フィギュアとかも買いますね。figmaっていうシリーズが特に好きで、女の子のキャラクターものはほとんど持ってますね。私、できるならフィギュアを作りたいと思っていて。
――自分で設定とか考えて?
古川 そうですね。できればセーラー服かメイドさんがいいんですよ。セーラー服はオーソドックスで白のブラウスっぽいのが好きなので、そういうのが作りたいです。あと、フィギュアには動きを求めるので、風が吹いていたり、スカートがなびいてたり、一瞬を捕らえた感じを出していきたいんです。髪型はツインテールで! ツインテールは最高に好きなんです!! 絶対にそれがいいですね。そんな企画ありませんかね?(笑) できたら幸せだなー。
――そんなシチュエーションでメンバーを当てはめてみたいと思ったり?
古川 だったら玲奈さんですねー。玲奈さんをモデルに私の設定を忠実に再現したフィギュアを作りたいです。
――フィギュア以外だったら、どんなものが作りたいですか?
古川 だったらストレートに同人誌かな。玲奈さんも絵がうまいし、中西(優香)さんもうまいので合作とか出せたら出したいかも(笑)。
――今だったらゲームとかもケータイのアプリとかでたくさん出てますよね。そういう中でギャルゲーのシナリオやキャラクターを描いたりしてみるとか、おもしろそうじゃないですか?
古川 あ、それいいですね! 機会があればぜひやりたいです!!
――どういったシチュエーションが好きなんですか?
古川 やっぱり王道の学園モノですよね。安心感があるじゃないですか。あんまり奇をてらったものは難しいと思いますよ。
――『ラブプラス』みたいなものはどうですか?
古川 あれはあれで完成されちゃってるので、自分で新しいものを想像するのは難しいと思います。今もずっとプレイしてて……600日くらいになったかな? まだまだ楽しいんですよ。
――それ、リアルタイムでやってますよね?
古川 はい。基本ですよ! もうすぐ700日くらいになるみたいです。熱海にも行って名所をめぐりましたし、めっちゃ楽しかったです。
――いわゆる聖地巡礼みたいなことってしたことあります?
古川 『ひぐらしのなく頃に』の雛見沢のモチーフになった白川郷に行ってみたかったんですよね。『ひぐらし』はレナちゃんが好きでした。私は基本ヤンデレ(ちょっと病的な一面も見せるけど好きな人にはかわいい一面を見せること)好きなので。『School Days』とかもめちゃめちゃ好きですよ! 言葉様大好き!!
――幅広いですね(笑)。ウチはこういう会社なので、何かご一緒にできればうれしいんですけどね。
古川 そういう機会があればぜひぜひ!
●古川愛李 プロフィール
1989年12月13日生まれ/愛知県出身/AB型/155cm/B78 W61 H84/新team KII所属。『シスタープリンセス』を筆頭に、かわいい2次元の女子をこよなく愛する。最近では漫画家デビューや“二次元同好会”の活動に大忙し!
・古川愛李オフィシャルブログ あいりんのらくがき帳
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