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2011年6月1日(水)

ポイントはタレと紅しょうが! 『龍が如く』コラボで誕生した『俺の煮込丼』開発秘話

文:電撃オンライン

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●自信を持ってオススメできる『俺の煮込丼』

――セガさんとはどんなやりとりをされました?

島田:マスコミの方を招待した発表会で、大々的にお披露目したいと話し合いました。最初は秋葉原や歌舞伎町で行う案もあったのですが、セガ様と“わたみん家”の本社がある大鳥居にしようと決めて、ポスターを作ったりメニュー表を用意したりしました。

『俺の煮込丼』
▲試食会の様子。一番左には花田さんがいるのを確認できる。

――試食会の反響はどうでしたか?

島田:ゲームと同じように、鍋で煮込んでそこから提供するようにしました。もう少しスペースに余裕があれば、ずらっと並んでいただき、本当の炊き出しのようにしたかったですね(笑)。味は、おかわりをしてくださる方もいたくらいに大好評でした。

――寸胴は見た目もインパクトがありますよね。

島田:煮込料理なので、小ロットで作るより大きな鍋で作った方が、いい味が出るんですよ。寸胴を使って作っているゲーム中の煮込は、ものすごくいい味が出ていると思います。

――招待者が食べているのを見て、どう感じましたか?

島田:自信があったので、安心して見ていました。うちの商品は、会社のトップの許可が出ないとメニューに入れることができないため、慎重に試食を行ってきています。それなので「マズいはずがない!」というくらいの気持ちでした。

――ソフトを店舗に持っていくと特典があるということですが、詳しく教えてください。

島田:『龍が如く OF THE END』のソフトを1本持参された場合、10名様までドリンク1杯無料になります(399円以下のものに限る)。ですので、購入された方はぜひ“わたみん家”にお越しいただき、楽しいひと時を過ごしてください。

――話は変わりますが、“わたみん家”のメニューの中で、お2人が好きなものは何ですか?

『俺の煮込丼』

島田:備長炭を使っている焼き鳥ですね。これがなければ、“わたみん家”ではないと思います。また、5月18日からメニューが新しくなっているんですが、その中ですと『抹茶アイスにビッグサンダーを添えて』ですね。某メーカーの抹茶&クッキーが大好きで、199円で“わたみん家”らしくできないかなと考えたらこうなりました。駄菓子をストレートに使う店なんてそうないと思います。でも、ストレートにうまいです!

――甘いものがお好きなんですね。

島田:アイスを片手にお酒を飲めるくらいに好きです。甘いものを食べすぎて、虫歯になってしまうくらいに(苦笑)。

『俺の煮込丼』

花田:僕は『豆乳ごまダレつけ麺』ですね。“わたみん家”担当となり初めに開発したメニューの1つで「つけ麺をやりたい」という意見をもとに作りました。コストが高い上に、注文数もズバ抜けて多いわけではないんですが、お客様からの「おいしい」というご意見が止まらず、長く置いてもらっています。

島田:魚介系つけ麺が現在の主流なんですが、僕は魚介系が苦手なんです。「399円で、魚介系ではないうまいつけ麺を作ってくれ!」とお願いして、コレができました。

――豆乳にしたのはなぜですか?

『俺の煮込丼』

花田:キーワードが“魚介系以外のつけ麺”、“ヘルシー”、“うまいもの”だったので、豆乳にしました。社内の試食会で一発OKが出たことが印象的です。あとは、『ピリ辛がっつりレバニラ鉄板』ですね。この開発には、2カ月かかりました。レバーにはこだわっていて、くさみのない国産物。しかも屠殺(とさつ)して2時間以内にさばいたレバーを使っています。これから暑くなる季節にいいと思います。

――やってみてよかったというメニューはありますか?

『俺の煮込丼』

花田:徐々に暑くなってきたので、販売数は落ちてきているんですが『コラーゲン生姜鍋』です。生姜を使った鍋がないのがずっと疑問で、チャレンジ商品として導入しましたが、大成功でした。

花田:他には、煮込みは外せません。煮込みは弊社が研究開発を続けている自信作の1つ。チェーン居酒屋で399円となると、品質面で“それなり”になりがちなんですが、ウチはこだわって作っています。

――それでは最後に、読者へメッセージをお願いします。

島田:セガ様と“わたみん家”が、おもしろいことをやりたいということで始まったコラボです。ゲームはもちろん楽しいですし、それと同等のクオリティの商品ができあがりました。ぜひ楽しんで、食べて、ゲームをプレイしていただければと思います。

花田:『龍が如く』のゲーム中に出るメニューとしても、実際に食べるメニューとしても、下町で食べるような暖かくなつかしく、受け入れやすい味になっています。これを食べて、元気になってもらえばという思いで作りました。ぜひ味わってください。

島田:あとですね、5月1日から宴会をしていただくと、その宴会コースの1%を義援金として寄付させていただく“復興支援キャンペーン”を実施しています。『龍が如く OF THE END』でも、タイトルの売上の一部を寄付するということをやられています。なので、ゲームを遊ばれた後は、ぜひうちに来ていただき、楽しんでください。その一部が寄付になりますので、活用していただければと思います。

『俺の煮込丼』
▲「ゲームを楽しんだ後は、“わたみん家”で楽しんでほしい」と語っていた2人。『俺の煮込丼』は6月末まで展開しているので、『龍が如く OF THE END』をプレイして心を満たした後は、コラボメニューでお腹を満たしてみては?

(C)SEGA

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