2011年7月20日(水)
まずは『新たなるファイレクシア』を開封。ここで「あれ? 『ミラディンの傷跡』から開封するんじゃないの?」と思った方もいるかもしれませんが、実は『ミラディンの傷跡』ブロックからドラフトのルールが変更されているのです。新ルールでは、新しいエキスパンションからパックを開封していくことになりました。『ミラディンの傷跡』ブロックなら『新たなるファイレクシア』→『ミラディン包囲戦』→『ミラディンの傷跡』という順番になります。
さてさて、その『新たなるファイレクシア』のパックから出たレアカードは……《ファイレクシアの群れの王》!!
4/4のサイズに加えて、毎ターン対戦相手に与えている毒カウンターと同じ数の1/1トークン(しかも感染持ち!!)を生み出せるパワーカードです。これは文句なくピック!! 流れてきたパックからは除去である《不気味な苦悩》。さらに次のパックではこれまた除去カードである《ぎらつく油》と、リミテッドで重要になってくる除去カードを集めていく展開に。
さらに《グリッサの嘲笑》、《黒死病の魂食い》とピックしていくと6ピック目にこれまた除去呪文の《ゲスの評決》が。どうやら黒いカードは流れてくるようですね。
9手目で《血吸いの噛み付き》が帰ってきたので、これをピック。とりあえず緑黒をベースに置くことにしたようです。
▲そんなわけで『新たなるファイレクシア』のピック内容がこちら。ややクリーチャーが少ないですが、それはこれから意識してピックしていけばいいレベルでしょう。 |
続いて『ミラディン包囲戦』。こちらでも強力なレアを引き当てたいところでしたが、ファーストピックは《皮剥ぎの鞘》でした。他の候補も、3色目となる《不純の焼き払い》や《神への捧げもの》といまいちパッとしない内容。これは仕方ありませんね~。
2手目は強力な全体除去カードである《忍び寄る腐食》! その後はフィニッシャーになれる《ファイレクシアの巨大戦車》、小回りのきく《疫病のマイア》、土地でありながら“感染”クリーチャーになれる《墨蛾の生息地》などをピック。さらに“増殖”で“感染”デッキをサポートする《疫病口獣》、“山渡り”を持つ《グリッサの急使》など、クリーチャーを重点的にピックしていきました。
ですが……“感染デッキ”をやるなら獲得しておきたい《荒廃後家蜘蛛》や《腐敗狼》などをピックできなかったので、少し層が薄い状態になってしまいました。
そしていよいよ最終パックの『ミラディンの傷跡』へ。ファーストピックは《転倒の磁石》と迷いながら《絡み森の鮟鱇》をピック。ドラフトには慣れていないと言いながらも、“感染”デッキのキーとなるカードをしっかりピックしていますね。残るカードですが《嚢胞抱え》が一周して帰ってきてくれればなぁ……というところでしょうか。
次のパックからは《胆液の鼠》、さらに《銅のマイア》など、デッキに不足していた低マナ域のクリーチャーを集めていきます。すると6手目に《化膿獣》が!
▲高パワーのアタッカーを手に入れデッキがグッと引き締まりました。 |
あとは9手目で無事帰ってきた《嚢胞抱え》をピックし、さらに“沼渡り”を持つ《水膨れ地掘り》もピック。これでピックは終了です。デッキ構築に移りましょう。
▲ドラフト時はなごやかなムードでしたが、いざデッキ構築となると一気に真剣な表情を見せる若林さん。 |
さて、いよいよ対戦を行っていくわけですが、その前に若林さんが構築したデッキを見てみましょう。
土地 17 8《沼》 8《森》 1《墨蛾の生息地》 その他の呪文 9 1《ぎらつく油》 1《ゲスの評決》 1《不気味な苦悩》 1《寄生的移植》 1《風の突き刺し》 1《グリッサの嘲笑》 1《血吸いの噛み付き》 1《忍び寄る腐食》 1《皮剥ぎの鞘》 |
クリーチャー 14 1《胆液の鼠》 1《エズーリの射手》 2《ヴィリジアンの背信者》 1《絡み森の鮟鱇》 1《化膿獣》 1《疫病口獣》 1《ファイレクシアの群れの王》 1《絡み線の壁》 1《銅のマイア》 1《危険なマイア》 1《疫病のマイア》 1《黒死病の魂食い》 1《ファイレクシアの巨大戦車》 |
オーソドックスな黒緑の“感染デッキ”ですね。ただし、低マナ域に攻撃的な感染クリーチャーが少ないため、序盤に押し込まれないよう注意したいところです。たくさんある軽い除去が何とかしてくれるでしょうか?
域には《ファイレクシアの群れの王》《ファイレクシアの巨大戦車》といった強力カードがそろっているので頼もしいですね。
→そして対戦へ!! 2本の動画で若林さんの戦いをチェック!!(3ページ目へ)
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[Text by ねこひげ合同会社/ゆば]