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2011年11月11日(金)

【No Game, No Life Vol.5】タマヒュン度MAX! この中毒性は犯罪的だ!! 『ライオット アクト』

文:電撃Xbox

 かつて『シェンムー』がその道を示し、『Grand Theft Auto III』の世界的ヒットをもって確立された3Dでのオープンワールド系A・AVG。今では人気ジャンルの1つとして、多種多様な舞台設定やコンセプトで多くの作品が登場し続けていますが、そのなかでXbox 360ユーザーならぜひ遊んでみてもらいたいと思うのが、今回オススメする『ライオット アクト』です。

悪い奴らをぶちのめせ! 単純だからこそのめり込める

 『ライオット アクト』の特徴として最初に言っておきたいのが、とにかく単純明快であること。ゲームの目的は、超人的な肉体を誇る正義のエージェントとなって、街にはびこる凶悪な三大犯罪組織の幹部たちを倒すこと。ただそれだけです。

 そうは言っても、「幹部に近づくためのミッションだとか、悪党には悪党なりの正義が……といったような小話もあるんでしょ?」と思うことでしょう。いいえ、そんなものはありません。だが、それがいいのです。

▲エージェンシー本部を取り囲む3つの島は、それぞれ個別の犯罪組織の支配下にある。

 プレイヤー=エージェントは、所属する警察組織のエージェンシーから送られてくるターゲットファイルの情報に従い、犯罪組織の幹部たちを倒していきます。そして、組織のトップであるボスを倒して残党を一掃すれば、その組織の支配下にあったエリアに平和が戻ります。この手順で、3つの犯罪組織をすべて壊滅させれば、見事ゲームクリアとなるわけです。

▲ターゲットとなる三大犯罪組織の幹部たちを見つけ出し、力ずくで排除せよ!

 この単調ともいえるゲーム展開の何がおもしろいのかというと、その理由はエージェントの超人性にあります。“目的達成の手段は問わない”というのはオープンワールド系のゲームらしいところですが、その手段が尋常じゃありません。

 もちろん、武器を手に取り、幹部の護衛を1人ずつ倒していくといった手段で攻めてもいいのですが、プレイを少し進めていけば、そんなやり方はまどろっこしいと思うようになるはずです。

 幹部はビルの屋上にいるが、ビルの前には多数の護衛が……ならば、隣のビルの外壁を登り、跳び移ればいいではないか! 敵が車に乗って攻めてきた……ならば、その車を持ち上げて、投げつけてやればいいではないか! エージェントの超人的な肉体をもってすれば、このようにムチャクチャな戦い方ができてしますうのです!!

▲エージェントの身体能力をもってすれば、ビルからビルへ跳び移るのも簡単なこと。▲車を落ち上げたたまま、ジャンプして塀を越えるなんてことも可能だ!

 ゴリ押しともいえる超人アクションがとにかく爽快で中毒性が高く、筆者も初プレイ時は止め時が見つけられず、結局10時間ほどの通しプレイでゲームクリアまで遊んでしまいました。これは、余計なイベントやミッションなどでプレイが途切れることなく、爽快感あふれるアクションが持続するからでしょう。冒頭で“それがいい”と言ったのは、そういうことなのです。

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