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2011年11月11日(金)

【No Game, No Life Vol.5】タマヒュン度MAX! この中毒性は犯罪的だ!! 『ライオット アクト』

文:電撃Xbox

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そびえ立つビルの谷間を跳び回るだけでも楽しい!

 「アクションが気持ちいいとい言っても、さすがに移動時はダレるんじゃない?」。そう思う人もいることでしょう。ところが、移動も楽しいのが『ライオット アクト』なのです!

 ゲーム開始時。エージェントの身体能力は十分に超人的ですが、各種スキルをレベルアップさせることで、さらに超人度を増すことができるのです。

▲ゲーム開始時のジャンプ力はこの程度だが……。▲レベルアップすれば、遠く高く跳べるように。

 スキルの種類は、移動・運転・爆破・格闘・射撃と5つあり、それぞれ4段階のレベルアップが可能となっています。レースやカースタントをこなせば運転スキルが、肉弾戦で敵を倒せば格闘スキルが、といったようにアクションに応じて経験値が入りレベルアップしていきます。

▲攻撃系のスキルを上げるには、基本的にその攻撃で敵を倒せばOK。▲レベルアップすると、身体能力や武器の威力・効果などが上がる。

 ここで特筆すべきなのが“移動スキル”で、このスキルは街中に点在する “アジリティ オーブ”という緑色のオーブを取ることでレベルアップします。このアジリティ オーブの配置の間隔がまた絶妙で、1つ見つけたので取ったら、その近くにもう1つ。ついでにそっちも取りにいたら、またもう1つ。そうやってまた1つ、また1つと取っていくと、移動スキルがレベルアップしてジャンプ力が上昇。となると、先ほどまでは行けなかった高所にあるアジリティ オーブが取れるようになるから……。

 このように、移動しながらのアジリティ オーブ探しが1つのゲーム要素として成り立っているため、次のターゲットまでの移動時もプレイがダレないのです。むしろ、アジリティ オーブ探しが楽しすぎて、幹部を倒すという目的がそっちのけになってしまうこともしばしば。あまりにもハマりすぎると、現実の風景を見ていても「あのビルの屋上にはアジリティ オーブがありそうだな」などと考えるようになってくるので注意が必要です。

▲アジリティ オーブは、街中のいたるところに配置されている。▲高い場所や取りにくい場所にあるアジリティ オーブほど、多くの経験値がもらえるようになっている。

 ゲームとしての完成度は、非常に荒削りでバランスの悪さが目に付くところもあるでしょう。また、純粋にゲームクリアを目指してプレイを進めるとボリュームが少ないと感じるかもしれません。しかし、超人的な身体能力で悪党どもを蹂躙し、ビルの谷間を跳び回る爽快感は、数あるオープンワールド系の作品のなかでも屈指のものです。

 もし、ゲームのレビュー評価に“タマヒュン度”なるものがあったとしたら、本作は間違いなく最高クラスのスコアを叩き出したことでしょう!

 ジャンルとして洗練され、詰め込まれるゲーム要素がどんどん増える傾向にある昨今のオープンワールド系A・AVG。そんな今だからこそ、“爽快感”という一点で突き抜けた本作を遊んでみるというのも、なかなかオツなものだと思いますよ。


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