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2011年12月10日(土)

【Spot the 電撃文庫】『シアンの憂鬱な銃』でデビューを飾った佐原菜月先生のインタビューをお届け! 執筆する時に悩んだところとは……?

文:電撃オンライン

 電撃文庫で活躍する作家陣のメールインタビューをお届けする“Spot the 電撃文庫”。第16回となる今回は、『シアンの憂鬱な銃』の作者・佐原菜月先生のインタビューを掲載する。

『シアンの憂鬱な銃』
▲西E田先生が描く『シアンの憂鬱な銃』の表紙イラスト。

 本作は、ワケあり神父と新米刑事が繰り広げる異色のヒューマンサスペンス。新米刑事の紅野空也(くれの こうや)は、ある事件をきっかけに碧眼を持つ年若い神父・藍川青(あいかわ あお)と出会う。友人の形見を捜し求める青と大きな事件を追う空也。互いの目的のために協力することになった2人は、やがて信頼とも呼べる気持ちを抱くようになっていく。しかし、青は誰にも明かせないとある秘密を抱えていて……。

 佐原先生には、この作品を書いたキッカケや執筆する上で悩んだ点について話していただいたので、ぜひチェックしてもらいたい。また、電撃文庫新作紹介ページから『シアンの憂鬱な銃』の試し読みができるようになっているのでまだ読んでいない人はあわせてご覧あれ。

■ 空也と青に悩まされた(?)執筆作業 ■

――この作品を書いたキッカケを教えてください。

 受験勉強の現実逃避で書いていた昔の走り書き短編小説を発掘したことがキッカケです。もう少しコイツらを動かてみたいなぁ、と思っていじくってできたのが今回の物語です。

――作品の特徴やセールスポイントはどこですか?

 能天気な刑事とクセのある神父が出逢って事件に絡んでいく、といった一見ミステリー小説のような雰囲気の物語です。しかし探偵は出てきませんし、密室殺人や離島脱出なんかもありません。あくまでもそれっぽい“雰囲気”です。

――主人公やヒロインについて聞かせてください。

 主人公その1・空也は、頭で考えるよりまず身体が動く直情型です。関西人で基本的に能天気なおせっかい。トラブルにも自分から首を突っ込みそして無茶をやらかします。どちらかというと、異性よりも同性に気に入られるタイプですかね。

 主人公その2・青は、いろんな意味で強い子です。意志が強く、独立心が強く、そして結構貪欲でもある。当初はもう少し子どもっぽいイメージを持っていた気がするのですが、いつの間にかどんどん独立独歩の精神を発揮していき……。そして、登場人物の中でもっとも面倒くさい性格なのは間違いなく青です。

 シアンは、ヒロインというか、物語のキーマンです。盲目で、とても一途な少女です。誰に対してどう一途なのかは……本編でご確認ください。

――特にお気に入りのシーンはどこですか?

 思いっきり本筋からは離れてしまいますが、空也の職場風景とそこでのやり取りです。昔からよく刑事ドラマを見ていたせいか、人情派のベテラン刑事が大好きです。

――執筆にかかった期間はどれくらいですか?

 小説として書こうと決めてからは半年くらいでしょうか。決めたものの、途中まで書いていた内容を変えたくなり一から書き直したり、まったく別の物語に浮気してみたり、中断したりしているうちに投稿締め切りギリギリになってしまいました。その後、刊行のお話をいただいてからの修正期間を入れると……1年以上かかっております。

――作品を書く上で悩んだところは?

 もう全般的に悩みまくりました。特にメインの2人が好き勝手に動くので、書きながら「自分ら後先考えて動けや!」とツッコミたくなることもしばしば。そのたび軌道修正に悩ませられました……。

 →小説を書くようになったキッカケ、そして書きたいものは?(2ページ目へ)

(C)2011 ASCII MEDIA WORKS
表紙イラスト/西E田

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データ

▼『シアンの憂鬱な銃』
■発行:アスキー・メディアワークス
■発売日:2011年11月10日
■価格:641円(税込)
 
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Amazon.co.jp

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