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2012年7月4日(水)

どの辺りがマックスにアナーキーなの? イチから学ぶ『マックス アナーキー』初級講座

文:電撃オンライン

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■対戦格闘と多人数アクションの融合で生まれるアナーキーなバトル

 続いてオンライン対戦モードのNETWORKを見ていきます。対戦に参加するに当たり、覚えておいてほしいことが2つあります。1つは、本作は格闘アクションであるということ。もう1つは、本作が多人数のオンライン対戦ゲームだということです。

 まず格闘アクションについてですが、本作のアクションは基本的に、伝統的な格闘ゲームのルールにのっとっています。基本攻撃に対してはガード、ガードに対しては投げ。敵の攻撃を受けたり避けたりしながら、その隙を突いて反撃するという、格闘ゲームの約束事がそのまま通用します。ただ闇雲に攻撃していても、対戦では勝てません。

 格闘ゲームの伝統を受け継いだもう1つの要素として、コンボがあります。特定の順番で攻撃を命中させることで、相手に防御や回避をさせずに大ダメージを与えるものです。簡単なものでは、弱攻撃の命中から弱キラーウェポン連打がコンボになります。他にもアッパー系の攻撃で敵を宙に浮かせて、さらに空中で追撃を仕掛ける高度なコンボもあります。具体的な内容はキャラクターごとに異なります。その一部は公式サイト・プラチナサイドのキャラクター紹介にムービーで紹介されています。

 コンボは簡単なものから、複雑な操作や特別な状況が求められながらも大ダメージを狙えるものなどさまざまあります。1発の攻撃を当てた後、最大のダメージを与えるコンボへつなげることが、勝利に近づく重要な一歩になります。どんなコンボがあるかは、今後プレイヤーが研究を重ねていくうちに発見されるでしょう。自分でコンボを調べたり、教わったコンボを練習するには、TRAININGモードでCPUを相手に練習できるPRACTICE(プラクティス)が便利です。

『マックス アナーキー』 『マックス アナーキー』
▲コンボはPRACTICEで存分に練習できる。▲キラーウェポンの強攻撃は単発で当てても高威力なので、うまく使い分けて戦いたい。

 しかし本作は、コンボを覚えれば勝てるというわけではありません。それは先に挙げた、多人数のオンライン対戦ゲームであるという点によるものです。簡単に言えば、コンボ中は攻撃している相手には反撃されなくても、他の敵からの攻撃は受けてしまうということです。

 本作は格闘ゲーム的なアクションが基本ですから、攻撃は概ね1対1の形になります。しかし敵が2人いる状況では、いくら1人にコンボを入れようとしても、もう一方に攻撃されて止められてしまうのです。ですから対戦では、他のプレイヤーにいかに邪魔されない状況を作るか、あるいは他のプレイヤーが戦っているところに横から割り込むかがポイントになります。チーム戦であれば、敵の数より味方の数が多ければ圧倒的に有利ですから、味方と行動することが大切です。

 敵との出会い頭に攻撃を受け、2人にコンボを連携されて回避行動も取れないままやられることすらあります。あまりにあっけなく倒されるのは理不尽に思えるかもしれませんが、逆に2対1の状況を作れれば、こちらが一方的に倒すこともできるのです。本作は個人個人の戦闘力だけでなく、1対多あるいはチームを意識した行動が求められるからこそ、“乱戦格闘アクション”というジャンル名が付けられているのです。

 なお対戦ルールは、最大16人でのバトルロイヤルをはじめ、4対4のチームバトル、1対1の個人バトル、さらには旗を取り合うものやサッカーのようにボールをゴールに叩き込むものなど、計11種類が用意されています。

『マックス アナーキー』 『マックス アナーキー』
▲16人のバトルロイヤルでは前も後ろも敵だらけ。▲チームバトルでは数の優位を保って戦いたい。

■即死トラップ満載のアナーキーなバトルフィールド

 状況次第では即死もありえるというシステムはまさにアナーキーですが、それだけで終わらないからこそ“マックス アナーキー”なのです。アルタンブラの街は無秩序で危険に満ちています。

 荒廃した街には、さまざまなものが落ちています。登場するキャラクターたちはサイバネによって一様に怪力を持っていますので、道路標識を振り回して敵の脳天に突き刺すくらいはお手のもの。落ちている車を投げつけることもできれば、タイヤを投げて相手の体にスッポリとはめ、行動を制約することもできます。他にも火炎放射器を搭載したフライング・プラットフォームなど、凶悪な兵器も登場します。

 そしてそれよりもっと恐ろしいのが、アイテムです。フィールドにときどき現われるアイテムボックスなどから入手できるもので、高い威力を持つ武器が使えます。ライフルやロケットランチャーなど見た目通りのものもあれば、衛星にアクセスして敵の頭上からレーザーを降らせ、一撃で倒してしまうものまであります。

 プレイヤーが意図しないタイミングで発動する、フィールドのギミックや特殊なイベントもあります。暴走するトレーラーが突っ込んできたり、爆撃機が爆弾を落としてきたりというのは序の口。輸送機が墜落してきたり、潜水艦が大量のミサイルを撃ち込んできたり、衛星からのマイクロウェーブ(強力な電子レンジみたいなもの)が照射されたりすれば、制限時間内に対象範囲から逃れられなかったプレイヤー全員が即死します。

 カウントダウンが0になる前に、目の前の敵を倒してしまいたい時もあるでしょう。しかし逃げ遅れれば自分も死んでしまいます。不利な状況であれば、あえてカウント0まで戦い続けて相打ちを狙うのもありかもしれません。激変するフィールドの状況に応じてどんな行動を選ぶのかも、本作における駆け引きの1つなのです。

『マックス アナーキー』 『マックス アナーキー』
▲いきなり爆撃機がやってくるのもアルタンブラでは日常茶飯事。▲広範囲に即死をもたらす大規模なイベントは、カットインムービーの演出が入る。

■最高にアナーキーな世界が求めるものはただ1つ

 現在、NETWORKをプレイできる体験版が配信されているため(注:7月5日配信終了予定)、あらかじめ遊び込んでいるプレイヤーも多く、最初はどうしても対戦で負けが込むと思われます。難しいなと思ったら、PRACTICEでコンボの練習をしてみたり、ネットワークモードの全ルールをCPU相手に戦えるSIMULATOR(シミュレーター)でイメージをつかむなりしてみるといいと思います。

 本作の魅力は、アナーキーであるところです。それはキャラクターや世界観もそうですし、ゲームシステムもそうです。この世界で求められるのは、実力だけです。力こそが、無秩序な世界における唯一の法なのです。腕に自信のあるアクションゲーマーは、ぜひこのアナーキーな世界に飛び込んでみてください。最高に理不尽で熱い戦場にて、お相手できる日をお待ちしています。(石田賀津男)

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▲紹介しきれなかったキャラクターもまだまだ登場。いずれ劣らぬアナーキーなアクションにご期待いただきたい。

(C)SEGA

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