2012年7月25日(水)
本日7月25日、東京・秋葉原のグッドスマイル&カラオケの鉄人カフェにおいて、PSP用ソフト『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園(以下、スーパーダンガンロンパ2)』の発売記念発表会が開催された。
『スーパーダンガンロンパ2』は、2010年11月に発売されたPSP用ハイスピード推理アクション『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』の続編。今作は、リゾート地として有名な南の島・ジャバウォック島に閉じ込められた生徒たちが、島から脱出するために学園長のモノクマからコロシアイを仕向けられるというストーリーになっている。
発表会には、本作のプロデューサー・寺澤善徳さん、アソシエイトプロデューサー・齊藤祐一郎さん、ディレクター・菅原隆行さん、シナリオライター・小高和剛さん、サウンドコンポーザー・高田雅史さんといった開発陣が出席。また、ゲストとして声優の緒方恵美さん(狛枝凪斗役)、岸尾だいすけさん(九頭龍冬彦役)、荒川美穂さん(ソニア・ネヴァーマインド役)、三森すずこさん(西園寺日寄子役)が登場し、ゲームのプレゼンテーションやトークセッションなどを行った。
この模様を、電撃オンラインのミステリー・ホラー・サスペンス系アドベンチャーゲーム紹介コーナー“まり蔵探偵事務所”の所長であるまり蔵がレポートする。
「本日はお越しいただき、ありがとうございます!」という、大山のぶ代さん演じるモノクマのあいさつから始まった本日の発表会。まずはプロデューサーの寺澤さんが登場し、『スーパーダンガンロンパ2』の世界観や学級裁判などのシステムについて説明した。
次いで、全員アロハシャツに身を包んだ開発スタッフ陣によるトークセッションがスタート。本作の魅力や前作とのつながりなど、ネタバレギリギリのトークが展開した。今作の舞台が南国になったことについて、齊藤さんが「大山さんが南国好きと伺ったので、『2』の舞台は南国はどうよ? って小高に勧めました」と説明すると、寺澤さんが開発スタッフから「経費で南国に取材に行きたい」と打診されたことを暴露。「行かせるわけないでしょう!」と笑顔で語っていた。
▲左から高田さん、菅原さん、小高さん、齋藤さん、寺澤さん。 |
キャラクターのキャスティングは、寺澤さん、齋藤さん、小高さんによるもので、その中の何人かは小高さんがファンだからという理由で選んだとか。音声については、小高さんいわく「大満足!」な出来とのことだ。
音楽については、高田さんから南国テイストの曲の他に、『1』からおなじみの曲も出てくることが語られた。菅原さんによると、曲の発注に関してはほとんど丸投げ発注だったという。小高さんは、「高田さんはノってくるとお願いしていないことまでどんどんやってくれるので、高田さんが気持ちよくなってくれるように心掛けましたね」と話し、会場を笑わせた。
ここで、『スーパーダンガンロンパ2』のサウンドトラックCDが発売されることが発表された。発売日は8月31日予定で、CD3枚に全102曲が収録されている。これらの楽曲に曲名を付けた菅原さんに、寺澤さんがコツを聞いたところ、「僕の発想の源はWikipedia(ウィキペディア)にありまして……」と予想外の返答が。これを受けて、出演者や会場からは大きな笑いが起こっていた。
続いてゲームシステムの話に。本作のキモとなる“学級裁判パート”は、前作よりさまざまな面でパワーアップしているとのこと。カメラワークの数は、前作の200から5倍の1,000に増加しており、かつてない臨場感を実現しているという。菅原さんは、「ハイスピードアクションの冠に恥じないものになっています」と自信をのぞかせていた。
また、本編以外のおまけモードとして収録されている“IFモード”についても言及された。IFモード“ダンガンロンパIF 希望の脱出装置と絶望の残念無双”は、前作のIFストーリーを読むことができるモード。シナリオは、『バッカーノ!』や『デュラララ!!』(ともに電撃文庫)などを手掛ける小説家・成田良悟さんが手掛けている。小高さんは、成田さんに今回のシナリオを頼むにあたって、焼肉屋で口説いたと明かした。
トークセッションの最後には、スタッフ陣から「ゲームのボリュームは前作の2倍になっています。“スーパー”な“2”とのことで、ただの続編ではない作品にみっちり仕上げることができました。テーマである“サイコトロピカル”も作品の中できっちり表現されています。前作以上の驚きと喜び、そして希望と絶望をぜひ味わってください。今年の夏休みは、『スーパーダンガンロンパ2』を楽しんでください!」とコメントがファンへ送られた。
→次のページでは、ゲスト声優によるトークコーナーの模様をお届け!(2ページ目へ)
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