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2012年8月18日(土)

これは格ゲー史上に残る画期的な機能だ! 『DEAD OR ALIVE 5』はオンラインでの2人トレモが可能に

文:電撃オンライン

 9月27日にコーエーテクモゲームスからPS3/Xbox 360で発売される3D対戦格闘ゲーム『DEAD OR ALIVE 5』。海外でも高い人気を誇る本作の新たな情報が、ドイツ・ケルンのgamescom 2012にて公開された。

 そこで会場にて、プロデューサーの早矢仕洋介さんにインタビューを行い、キャラクターやオンライン対戦についてなど、発売を約1カ月後に控えた本作について掘り下げて聞いてみた。中にはあのウワサの真相も!?

■“格闘ゲーム”から“格闘エンターテイメント”へ。さまざまな思いが込められた『DOA5』

――まず、改めてここまでの開発経緯からお聞かせください。

 ナンバリングタイトルでは7年ぶりとなる本作ですが、なぜここまでお待たせしたかというと、格闘ゲームとしての次のステージを模索していた、というのが正直なところです。その後3年前くらいに「こういう方向がアリなんじゃないか」とスタッフ間で話し、それを実現するために格闘ゲームのチームを再編成したところがスタートですね。その過程で『DEAD OR ALIVE Dimensions』という3DSのタイトルを、『DOA』から『DOA4』までの総集編+入門編として作り、それが終わって『DOA5』に着手した形です。

▲株式会社コーエーテクモゲームス Team NINJAプロデューサー 早矢仕洋介さん

――開発を決意したコンセプトはどういうものだったのでしょうか。

 この『DOA5』で目指したものは“格闘エンターテイメント”です。まず大前提として、コアな格闘ゲーマーの方に、4~5年後でも楽しんでもらえるようなゲームにしたいと考えました。実際の開発でもDOAの達人の方に触れてもらってバランス調整をしています。ただ、それだけでなく、もう一方で格闘ゲームの世界を広げていきたいという思いもありました。ですから“格闘エンターテイメント”とうたっているのは、コアな方が満足できる格闘ゲームを内包しつつ、より遊びの枠を広げていきたいという意図からです。

 そもそもエンターテイメントなんだから、初心者がパッと見ただけでも「操作してみたい」、「この技を出してみたい」と感じてほしい。だから今のグラフィック表現を駆使して、ビルごと壊れたり、車が飛んできてそれに相手を当てたりといった、エンターテイメント性あふれるものを取り入れることで、純粋にエンターテイメントとして楽しめるものを提示したかったんです。

 もちろんその中の重要な要素としては、女の子のかわいさ、セクシーさもあり、それも含めてのエンターテイメントです。とくに女性キャラは、“ゲーム史上もっともかわいい女の子にする”という明確な目標で作っていて、とにかくキャラクター表現には力を入れていますね。

――今回、オンライン対戦の内容も公開されましたが、そちらの詳細を教えてください。

 まず基本的な部分として、ランクマッチでは自分がどれだけ強いかというグレードが設定されています。さらに、どのランクの中でどの地域で戦いたいかを設定すれば、クイックにマッチングができます。

 ロビーマッチは部屋を作ってトーナメント戦や勝ち抜き戦ができ、対戦者以外もカメラ操作が可能な形で観戦可能です。あと観戦者はテキストチャットも全画面でできますので、戦いを大画面でみながらチャットも楽しむことができます。最近の格闘ゲームの主要なオンライン要素はほぼすべて入っていると考えていただいていいでしょう。

 また、そのほかに今回は3つの新たな試みをしています。1つは“挑戦状”で、オフラインで遊んでいるときに“挑戦状”というものが届く仕組みになっています。それを受けて対戦してもいいし、断ってもいい。アーケード待ち受けはさまざまな格闘ゲームでありますが、オフラインで遊びたいときなど、待ち受けのオン・オフをそのつど設定しなければならない。だから自分が対戦をしたいときのみマッチングできるシステムにしたいと考えたんです。

 2つめが“オンライン道場”と呼んでいるものです。これはフレンドなどと一緒にプレイしてもらうことを想定しているんですが、「このコンボはつながる?」といった練習などを、オンラインを介して相手と好きなだけ研究をすることができます。

▲画面下のウィンドウには、ダメージの他にも発生フレームやガード後の硬直フレームなども表示されているので非常に便利。

 3つめは対戦とは違いますが、本作ではボタン1つで、今日の戦績・称号などをフェイスブックの自分のページに書き込むことが可能です。今日は仕事で遊べない、といったときでもスマートフォンで情報の確認や、フレンドとのコミュニケーションがとれる。すでに多くの人が利用しているフェイスブックを利用することで、気軽にゲーム外でのコミュニケーションも楽しんでいただけたらなと思います。本作はアーケードでは展開していない分、これを使ってコミュニティを作ってほしいですね。

――今回、新たに2人のキャラクターも発表されました。

 エリオットやブラッドという、『3』や『4』でデビューしたキャラを、今回グラフィックを一新させて登場させています。

▲ブラッド(左)とエリオット(右)
▲エリオット▲ブラッド

――“開幕宣言PV”では、エレナとゲン・フーの姿もありましたが、彼らも使用可能になるのでしょうか? また、さらなる新キャラクターの可能性は?

 あの映像で出ていてプレイアルじゃないっていうのは、裏切り以外の何物でもないですよね(笑)。そこは期待していただいていいと思います。それ以外についてはプレイを進めて開示される楽しみもありますので、詳細は語りませんが、こちらも期待してください。

海外でも話題となった“パイリアルエンジン”の真相について→(2ページ目へ)

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Akira, Sarah characters (C)SEGA.
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