2012年11月8日(木)
辺境のシーブル村で、ソーマ使いの祖父ゼクスとともに暮らす少年。海岸に流れついたハーツ兄妹との出会いから、生まれて初めて村の外へ旅立つ。好奇心旺盛で危険なことにも首を突っ込みたがる性格だが、ひたむきで強いスピリア(精神と意志の力)を秘めている。
「約束する。オレは逃げない。命をかけて、コハクを守る」
スピリアに宿る“彼女”の声に導かれ、ソーマを求めて兄のヒスイと旅をしている少女。謎の魔道士インカローズから逃亡する中で、シングのもとに現れる。本来は闊達(かったつ)で物怖じしない明るい少女だが、精神の源であるスピリアが四散し、感情のほとんどを喪失している。世界中に散らばったスピリアの結晶・スピルーンを求めて旅をするうちに、シングと心を通わせていく。
「わたしとみんなが信じてるのは、シングの“想い”なの」
妹のコハクを守るため、彼女とともに旅をしている青年。コハクのスピリアが砕かれる原因を招いたシングを恨み、冷たい態度をとっているが、本来は情に厚い性格をしている。妹に対しては呆れるほど過保護で、シングとコハクの接近に不満を抱き、ことあるごとに邪魔をしようとする。
「コハクを助けたいって気持ちだけは本物みたいだな……。それだけは認めてやる」
宮廷画家を目指す、自称“未来の巨匠”。家出同然で故郷の村を出たものの、商人に騙されお尋ね者に身を落としたり、シングたちと同様にイネスからコキ使われたりと苦労が絶えない。本人は天才芸術家らしくニヒリストを気取っているが、元々お人好しで抜けているところがあるため、今ひとつクールに決まらない。
「ストーリーには、劇的な結末を求めるのが芸術家のサガなの!」
運び屋“日々寧日”の社長。提供したソーマの代金の担保代わりに、シングとヒスイを行商に同行させ、タダ働きの従業員としてコキ使っている。一見すると優しげなお姉さんだが、巨大なソーマを軽々と振るう怪力の持ち主。ピンチを前にしても余裕を感じさせる様子には、一筋縄ではいかないすごみが垣間見える。
「イヤなんて言う権利は、ありませ~ん。文句は貸しを返してから言ってね♪」
帝国軍により密かに保管されてきた、古代に造られた機械の人間。とあるきっかけで眠りから目覚め、主の手がかりを求めてシングたちの後を追う。擬似スピリアという、人間の精神を模した機能を搭載していて、人の感情をある程度は理解できる。しかし何事にも融通が利かず、その言動はときに冷酷である。
「機密事項につき、返答を拒否する」
若年ながら優れた剣の腕で名の知れる、バレイア教会結晶騎士団の隊長。騎士の使命感と婚約者への想いから、自身を必要以上に厳しく律している。任務中にシングたちと遭遇し何度も激しく戦うが、互いを認め合う仲となり、彼らの旅に力を貸す。
「私も一緒に行こう。命を救われた借りは返す」
(C)いのまたむつみ
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