2012年12月19日(水)
『torne(トルネ) PlayStation Vita』では、Wi-Fi経由での録画番組の書き出しに対応。これまでも『nasne(ナスネ)』に録りためた録画番組をPS Vitaに書き出すことは可能だったが、Wi-Fi経由での書き出しが可能になったことにより、使い勝手が大幅にアップしている。
これまでは、PS3とPS Vitaを専用ケーブルで接続し、専用アプリ『uke-torne(ウケトルネ)』を使って録画番組の書き出しを行っていた。それが『torne(トルネ) PlayStation Vita』を利用することで、PS3を立ち上げたり、ケーブルで接続したりといった行程を踏まずに、無線でダイレクトに書き出しを行えるのだ。単純に段取りや手間が簡略化されるだけに、録画番組を持ち出そうという気になってくるハズ。
ちなみに書き出しにかかるの時間は、30分番組で約15分ほど。これはDRやSRといった録画モードには関係しない模様。ただし、当然ではあるが通信環境によって時間は変動する。15分は決して早くはないが、寝る前に書き出す録画番組をセレクトしてクレードルに置いておけば、朝起きたら書き出し&充電が終わっているという流れが、理想的な利用方法になりそうだ。
『torne(トルネ)』のサクサク感はそのまま、タッチ操作は快適でレスポンスも『torne(トルネ)』クオリティと、まさに万全の『torne(トルネ) PlayStation Vita』。『torne(トルネ)』を使っているユーザーとしては“できて当然”と思うかもしれないが、同じようなことができる他のアプリを触ったことがある人なら、Wi-Fi環境でこの操作性は驚異的としか言いようがない。
これはPS Vitaと『nasne(ナスネ)』を購入してでも、体験してほしい快適さだ。何も言わず、とにかく触ってみてほしい! また改めて言う必要もないかもしれないが、PS Vitaの有機ELディスプレイの美しさも、番組を視聴するうえで非常にウレシイポイントだろう。
最後に、ちょっとした豆知識。『torne(トルネ) PlayStation Vita』はモーションセンサーにも対応しており、番組表や録画番組リスト表示時に、PS Vitaを手前に傾けるように振ることで、番組表やリストの表示をTOPまで一気に戻すことができる。とりたたてスゴイ機能とまでは言えないところだが、実際に使ってみると非常に便利な機能なので、覚えておいてほしい。
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