2013年3月27日(水)
▲十字君主(左)と北岡P(右)。 |
――十字君主、優勝おめでとうございます。“覇王”となった今の心境は?
十字君主:予選では4勝2敗と確定で決勝へ行ける結果ではなかったんですけど、マッチングの運がよかったです。僕に勝った人が上位に進んでくれたおかげで、決勝に進むことができました。決勝トーナメントでは、相手より自分の“引き”がよかったなという印象です。それと普段活躍しない《馬騰》という武将が活躍してくれたので、デッキに入れていた意味があったなと感じました。
――決勝で使用したデッキを組む上でのこだわりを教えてください。
十字君主:《馬騰》を軸にデッキを組んだのですが、予選では出るタイミングがなく、デッキの軸が活躍することはあまりありませんでした。コンセプトを発揮できないまま決勝まで進んでしまったのが少し不安だっだんですけど、最後の最後で活躍してくれたので、とてもうれしかったですね。それと《鄒》を2種類入れているのもこだわりの1つでした。
――そもそも“群雄”デッキで出ると決めた理由はなんでしょうか?
十字君主:以前から“群雄”を使っていたので、かなり使いやすいデッキだからですね。それと、今の環境だと“群雄”が勝ちやすいからと思ったからです。
――決勝戦で“勝てる”と思ったタイミングはどこでしょう?
十字君主:手札に《黄巾導師》と《郭汜》があったので、場に《郭汜》がいる状態で相手の城壁を1まで減らすことができれば勝ちが見えるなとは思っていました。ただ、その後相手に《夏侯惇》を出された時は、かなり危ないと。その次のターンに《郭汜》を出し直したんですが、そのターンにこっちが生き残れるかどうかが勝負の分かれ目でした。“奇襲”持ちの武将を出されたり、“無双連撃”をされたりすると、たぶん勝つことはできなかったと思います。
――北岡プロデューサーにお聞きします。今回の決勝大会全体を見た感想はいかがでしたか?
北岡P:今回の大会は“魏”と“群雄”を使っている君主の割合が高く、決勝もその勢力同士の戦いになりましたよね。メタを読むとするならば、“魏”に対して“蜀”が有利なのでもう少し“蜀”が多いのかなとは思っていました。昨日のfinalでは、最終戦直前まで“蜀”が多かったのですが、最終戦で“蜀”がすべて負けちゃったんですよね。今の環境全体を見ると、第1弾のころよりは、どの勢力でもまんべんなく勝てるようになっているな、というのが印象です。
今回はメタの読み合いというよりも、“三国志”らしく参加者が好きな勢力を使ってプレイしていたなと。逆にメタを読んで勝負しにきた方は、デッキを使いこなせなくて負けていったように思えました。やっぱり慣れたカードやデッキで戦ってきた人たちが上位に残っているなという印象ですね。たとえばベスト4の水無月君主は、“蜀”が弱いと言われていたころからずっと“蜀”を使い続けていて、その結果ベスト4になったわけですし、自分の好きなカードを徹底的に使い込んだ人が今回は勝ったんじゃないかなと思っています。
――“覇王”になられたということで、全国の『三国志TCG』ユーザーへ向けてメッセージをお願いします。
十字君主:大会前から《李カク》、《郭汜》や《黄巾導師》が強いと言われていて、それを使ったデッキで優勝してしまったので、もし次に制限がかかるカードがあるとすれば、これらのカードなのかなと思っています。でも、今の環境はどの勢力でも戦えてバランスがいいと思っていますので、どうかこの3枚を制限カードにしないように、お願いします(笑)。
――最後に北岡プロデューサーからもメッセージをお願いします。
北岡P:『三国志大戦TCG』はキャラクターゲームですが、なるべくバランスがよくなるようにこれからもカードを開発していきます。やっぱり自分の好きなカードで勝てるとうれしいと思います。今後はこれまで登場した武将が別の形で登場していきますので、自分の好きな“三国志”の世界をデッキで再現してプレイしていただけたらなと思います。
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