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2013年5月11日(土)

『トータル・イクリプス』トークライブでテキスト量が約3MBと明らかに。アニメはゲーム中盤までの物語、『君望』で言う体験版終了程度

文:ごえモン

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■アニメとゲームは別の世界。アニメの最終回はまだゲームの前半

 生天目さんは、TVアニメの1クール目で「いつヒロインになるのかな?」と思いながらクリスカを演じていたとのこと。そんな生天目さんを、他の声優陣が「きっと2クール目はヒロインだよ」と励ましてくれたのだが、話が進むにつれ「あれ?」と感じ、19話の温泉回を経て、そのまま最終回を迎えてしまったとTVアニメ版を振り返った。

『マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス』トークライブ画像

 ここですかさず「アニメは前半ですから!」と吉宗氏のフォローが入る。生天目さんも、「ゲーム版ではちゃんとヒロインやってます!」と宣言。アニメ版は26話でストーリーを終わらせるためのアレンジをしていたため、作品世界の設定になぞらえて“別の世界の分岐”と吉宗氏は考えていたという。

 それに対してゲーム版では、もともと想定していた流れを描くそうだ。テキスト量1.5MBの『君が望む永遠』体験版のようなもので、舞台装置が全部そろったところまでを描いたものがアニメ版、ゲームではその先が描かれていく。大きな枠組みの中で個人がどう生きていくか、人がもがきながら生きていく姿を見てほしいと吉宗氏は語る。ちなみに、『トータル・イクリプス』のテキスト量は約3MB(ライトノベル10冊以上)となっているという。

■吉宗氏はADVが苦手だった。その結果生まれたのが総合演出システム“AGES”

 『マブラヴ』に搭載されている総合演出システム“AGES(エイジェス)”で狙っているのは、アニメと既存のADVの中間のメディア。小説のいいところとアニメのいいところをうまく取り入れたものにしたい、という思いから生まれたのが本システムだという。通常のADVはプレイする側に知識やある種のルールが求められるため、吉宗氏はもともとADVが苦手でオールクリアをした作品は『AIR』だけだったそうだ。そういった経緯で、自分がADVを楽しむために試行錯誤して生まれたものが、セリフとモノローグのみで構成されたテキスト、そしてアニメ的なアプローチを取り入れたage独特のADVだという。

『マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス』トークライブ画像

■bamboo氏は武御雷パーカー4色を開発中

 イベントの後半では、OVERDRIVE代表のbamboo氏とソーシャルゲーム『マブラヴ モバイルコンバット』の開発を手掛けている村上弘明氏が登場。吉宗氏とbamboo氏は販売されていない不知火パーカーを着ての登場となった。bamboo氏によると、今後は武御雷のパーカー4色の開発が予定されているという。ちなみに、1,000着以上売れたBETAパーカーの利益は、戦術機パーカーの開発費でなくなってしまったそうだ。

『マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス』トークライブ画像 『マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス』トークライブ画像

 最後は、ソーシャルゲーム『マブラヴ モバイルコンバット』の紹介へ。すでに発表されているゲーム概要に加え、『シュヴァルツェスマーケン』のキャラクターカードや、描き下ろしの新規キャラクター3名がスクリーンで発表された。今後も、新キャラクターを随時追加していきたいとのことだ。『マブラヴ モバイルコンバット』に関しては近日中に公式サイトがオープンされるそうなので、公式サイトで最新情報をチェックしておこう。

『マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス』トークライブ画像 『マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス』トークライブ画像 『マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス』トークライブ画像

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