なぜヤマダゲームだったのか？ ソーシャルゲーム『戦国学園KABUKI』のプロデューサーに突撃インタビュー

文：まり蔵

▲『戦国学園KABUKI』のプロデューサー・瀧澤大祐氏。

――まず、『戦国学園KABUKI』の概要を教えてください。

瀧澤氏：『戦国学園KABUKI』は、いわゆるソーシャルカードバトルゲームです。戦国時代に活躍していた武将が現代や未来に転生したという設定で、転生した武将たちは高校生なので、タイトルに“学園”と入っています。

　カードの絵柄は、1人の武将につき過去・現代・未来の3種類が存在します。これは見た目の違いだけでなく“コンボ”というシステムにも影響し、3×3の9枚で構成されたデッキの内同じカードを3種類そろえたり、織田家の武将や姫系の人物といった特定のカードを組み合わせるとコンボが発動します。

――戦国好きの人は楽しめそうですね。

瀧澤氏：そうですね。戦国時代の知識があるほどニヤリとする組み合わせのコンボがありますよ。

――イラストはどれも美麗ですね。

瀧澤氏：カードゲームですから、まず入手して気に入ってもらうところから始まると思うので、絵柄にはなるべく力を入れています。歴史好きな女性の方も多いですから、女性だけでなく男性キャラクターも多くそろえています。

――本作の注目ポイントを教えてください。

瀧澤氏：バトルで勝利すればゲームが進む、というわかりやすいシステムになっていますが、隠し要素になっているコンボの組み合わせを探しだし、自分のデッキの潜在能力を引き出すといったやりこみ要素もあるので、なかなか奥深い作りになっていますよ。

　あと、ゲーム内には全国、地方、都道府県、学園の4つのランキングが用意されていて、その中の学園ランキングは市区町村の名前が付くようになっています。例えば渋谷を選ぶと“渋谷戦国学園”という感じです。ユーザーさんが自分の地元だったり好きな場所をチョイスして、そのエリアを高い順位にするためのモチベーションになればと思っています。

――ヤマダゲームを選んだ意図を教えてください。

瀧澤氏：「プラットフォームと密に何かできないかな？」と考えていた時、ヤマダゲームの存在を知りました。調べてみると、特典贈呈のようなキャンペーンを実施しているコンテンツがあったので、これはおもしろそうだなと思ってヤマダ電機の方とお話したところ、「1位になったら店舗で商品がもらえる！」といったゲームと連動したキャンペーンをやってみたいと仰っていただきまして。ソーシャルプラットフォームで全国にある店舗がリアル拠点になるのはヤマダ電機さんならではの強みなので、いろいろおもしろいことができそうだと思い、ヤマダゲームでのリリースを決めました。

――サービスを開始してからの手ごたえはどうですか？

瀧澤氏：ユーザーさんからの反応はいいですね。やはりヤマダポイントがもらえるとなると、皆さんプレイしてくれますね。あと、『戦国学園KABUKI』で初めてソーシャルゲームをプレイしたという方が多い気がします。でも、いろいろなソーシャルゲームをプレイしてきた方も同じくらいいらっしゃいますので、今後も「これくらいは当たり前だよね」というクオリティ以上のものを提供していかないとダメだなと感じています。

▲『戦国学園KABUKI』は、ヤマダゲームのトップページから“オススメゲーム”を経由するとアクセスできる。“ケイタイdeあんしん”への無料会員登録後、プレイ可能だ。

――やはりライトなユーザーさんが多いのでしょうか？

瀧澤氏：ライト寄りではあるかもしれませんが、ヤマダゲームに加入して、そこから本作を見つけて遊ぶという手順を踏んで遊んでくださる方たちなので、やる気のあるユーザーさんが多いんじゃないでしょうか。

――今後予定しているキャンペーンやアップデートについて教えてください。

瀧澤氏：今月中に予定しているアップデートで、カードのレベル上限を突破できる機能を追加します（※）。また、時期は未定ですがゲーム内でギルド的な役割の“店舗”へ加入した時、すでに所属している人たちへ何かメリットを与えるような要素も導入しよう思います。他にも、現在実施中の“総額300万円争奪”のようなイベントは定期的に行っていきます。リアル店舗との連動も強め、ゲームをプレイするとリアルでお得、さらにそれもゲームに反映されるといった、今までのソーシャルゲームにはなかった展開をしていきたいです。

※こちらの機能はインタビュー後に実装されました。

(C)liica

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