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2013年6月10日(月)

【第44回】電撃おすすめアプリ 毎日レビュー&攻略『アイログ』――膨大なシナリオが魅力の老舗アイドル育成カードゲーム

文:石田賀津男

 皆様こんにちは、人生アイドル(idle)状態のライター石田賀津男です。本日は女性アイドル(idol)をプロデュースし、最強のアイドルグループを育成するソーシャルゲーム『アイログ』をご紹介します。

『アイログ』

 アイドル育成をテーマにしたソーシャルゲームは今でこそ数多くありますが、『アイログ』がサービスを開始したのは2011年8月31日。すでに2年近くサービスを続けている老舗タイトルです。かわいい女の子たちが描かれたカードはもちろん魅力的なのですが、本作はそれ以上に、彼女たちの魅力を十二分に引き出すシナリオが最大の特徴です。


■『アイログ』とは?

 アイドルグループのプロデューサーとなり、約100人のアイドルを育てて最高のアイドルユニットを作るソーシャルゲーム。カードの育成や編成したユニットでのライブバトルに加え、アイドルの素顔が見えるシナリオも多数収録している。マナカッコワライ氏の透明感あるカードイラストも人気。

『アイログ』

■ある双子アイドルの苦悩と成長

 本作のシナリオの例として、筆者イチオシのアイドル、関みなちゃんをご紹介します。彼女は埼玉県出身の16歳。まったりすることが趣味という、のんびり屋の女の子です。派手で目立つところはあまりなく、アイドルっぽくない、普通の女の子という印象です。

『アイログ』
▲これといった特徴もなく、普通の女の子といった印象のみなちゃん。

 彼女はあるコンプレックスを抱えています。それは双子の姉、るなの存在。双子であるにもかかわらず、姉は自分よりも優秀で、小さなころから何かと比べられてきたのです。姉がアイドル事務所に所属したため、彼女も負けじとアイドルを目指しますが、ある仕事で失敗。姉のようにうまくできないことを痛感し、自信をなくしてしまいます。

『アイログ』 『アイログ』
▲仕事で他のアイドルの足を引っ張ってしまい、落ち込んでしまいます。

 そんな彼女にプロデューサーは、事務所の卒業生から贈られたアドバイスを伝えます。「私も周りに優秀な人がいっぱいいて不安だったけれど、そんなの気にすることない。自分のペースでいいから、諦めないことが大事」と。そして続けて自分の言葉として、「お姉さんにできないことでも、できることがいっぱいあるよ」と励まします。それを聞いて、彼女自身が自分と姉を比較するのではなく、自分は自分、別の人間なんだと自覚します。

『アイログ』 『アイログ』
▲先輩とプロデューサーの言葉で、自分自身が姉の存在に囚われすぎていたことに気づきます。

 それで吹っ切れた彼女は、その後は仕事も順調にこなしていきます。姉も出場するアイドルのパフォーマンスステージにあえて出場し、見事に1位を獲得。姉との違いを出すために茶色にしていた髪も、姉と同じ、もとの黒髪に戻します。

『アイログ』 『アイログ』
▲姉が出場する企画に自分から志願して参加し、見事に1位を獲得。外見だけでない、自分らしさを見つけ始めます。

 そしてある日、彼女は番組の企画で絵を描くことになります。「美術の成績はずっと3、10段階で」と不安げなところを見せつつも、やるからには真剣にと画材を購入します。それから2週間後、彼女は空き時間をすべてつぎ込み、夢中になって絵を描き続けていました。なんの絵なのかわからないアーティスティックな絵がいくつもありましたが、番組では画家から大絶賛を受けて優勝。姉にはない、自分だけの才能に気づきます。

『アイログ』 『アイログ』
▲絵には自信がなかったものの、描き始めてみれば声をかけても気づかないほどの集中力を発揮。新たな才能に気づきます。

 そんな彼女ですが、姉と仲が悪いわけではありません。小さかったころに鍵盤ハーモニカの演奏で褒められたのを思い出し、家で久しぶりに吹いていると、普段は寮暮らしの姉が帰っていて、「みなの鍵盤ハーモニカは相変わらず上手ね」と褒めてくれます。それを聞いた彼女は、ドラマーを目指している姉に向かって、「私の鍵盤ハーモニカがお姉ちゃんのドラムより上手になったらセッションしよう」と答えます。姉は笑っていたのだそうです。

『アイログ』 『アイログ』
▲姉妹の過去にあったエピソード。鍵盤ハーモニカは、妹だけでなく姉にとっても思い出の品でした。

 この話にはまだ続きが。実は姉である関るながドラマーを目指したのは、小さいころに聞いた妹の鍵盤ハーモニカがきっかけでした。るなはいろいろな習い事をしていましたが、妹と一緒にできないのが不満でした。そんな時、妹が鍵盤ハーモニカを上手に演奏しているのを見て、「私はタイコで、みなちゃんと一緒に音楽家になる!」と言い出します。それは前日にTVで見たジャズバンドの演奏。ピアノとドラムのセッションをやりたいということです。るなはそれがきっかけとなり、ドラマーを目指していたのでした。

『アイログ』 『アイログ』
▲小さかったころの姉妹は、今よりずっと素直で仲よし。でも今もお互いを認め合う、かけがえのない姉妹なのです。

 そんな姉の気持ちを知ってか知らずか、自分の道を歩き始めた妹は、こんな言葉を漏らします。「やっとお姉ちゃんに追いついた気がする。でも、やっぱりいつかはお姉ちゃんの前を歩きたい……ライバルだから」。

『アイログ』 『アイログ』
▲姉と自分との違いに気づいた妹の、心に秘めた静かな思い。きっとこの先も、姉妹で競い合いながらアイドルとして輝いてくれるはず。

 ――以上、イチオシアイドル関るなちゃん(+姉のみなちゃん)のエピソードの一部をご紹介しました。はい、これでもまだ一部なのです。

→アイドルの数だけエピソードがある!(2ページ目へ)

(C)TAITO CORP.2011,2012

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データ

▼『アイログ』
■メーカー:タイトー
■プラットフォーム:GREE、dゲーム
■ジャンル:育成ゲーム
■サービス開始日:2011年8月31日
■プレイ料金:無料(アイテム課金制)

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