『エスカ＆ロジーのアトリエ』のイケメン主人公、ロジーでレビュー！ 前作と比較してのゲームシステムの進化も逃さず検証

文：Deep

■シリーズ未経験者にも優しい、わかりやすいゲームの進行

　中央の都市で最新の錬金術を学んできた青年・ロジーは、己の腕を役立てるために地方の街への転属願いを出します。そうして、転属先で出会った昔ながらの錬金術士の少女・エスカとともに、人手不足の開発班を盛り立てていきましょう……、というのが序盤の大筋の流れです。

　ロジーたちが配属される開発班では、4カ月ごとにその期にやるべき“課題”が提示され、これをこなしていくことで開発班の評価が上がっていきます。この課題は9個の大課題と16個の小課題からなり、このうち大課題の達成がゲームの進行に必須の部分となります。

　前作では、これといった行動の指針がなかったため、シリーズ慣れをしていない人にはゲームの進め方がわかりにくかったかとと思います。しかし本作では、課題のおかげで“今やるべきこと”が非常にわかりやすくなっています。行動に迷った時は、とりあえずまずは大課題をこなしていけばOKなので、初めて『アトリエ』を遊ぶ人でもとっつきやすいと思います。

▲現在の進行状況は、メニュー画面にある“進行メモ”で確認することができます。

　この大課題をすべて終えれば、次の期まで自由時間となりますので、その後は存分に錬金術に没頭できます。ちなみに、期限を超えてしまっても即ゲームオーバーになることはありませんが、そのぶん次の課題に使える期間が減ってしまうので注意です。

　小課題はストーリー進行と直接関係がありませんが、こちらも達成することで開発班の評価が上昇します。ちなみに、小課題の内容は、大課題をすべてクリアするまでわかりません。ただし、内部的に達成状況のカウントはされているので、いきなり達成の表示があることも。

　課題は5×5のマスで構成されていて、中央の9マスが大課題、その周囲が小課題になっています。大課題の9マスはビンゴゲームのようになっており、1ライン揃うたびに課題ごとに決まったボーナスがゲット可能。物語を進めるだけで“探索装備コストの増加”や“レシピの入手”といったナイスなボーナスが得られて、どんどん便利になっていくのはモチベーションがすごく上がって気分がいいですよ♪

▲達成度合が目に見える形で埋まっていくので、「俺がんばってるなー」という充実

　また、開発班の評価はストーリーの進行だけでなく、毎月主人公たちに支給される“活動費”の金額にも影響します。活動費は本作の主な収入源となるので、こういった意味でも開発班の評価は重要になってきます。

　さらに、余った活動費は“研究”にも使用することができます。研究とは、“カゴの容量増加”や“戦闘で得られる経験値増加”といった、さまざまな支援効果を発生させるために行います。かなり高額ですが、そのぶん効果も大きいので意識的に研究も進めておきたいところですね。とはいえ、錬金術用の参考書や材料を買ったりで、活動費はかなりカツカツなんで悩みどころです（涙）。

▲活動費は、毎月の1日（ついたち）に支給されます。当日に街の外へ出ていても、街に戻った時点で支給される安心設計。		▲序盤の活動費は、多くても3,000コール程度。研究は1回で数千コールかかる……うーん、高い！

→エスカとロジー、最初はどっちを選ぶべきか？（3ページ目）

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データ

関連サイト

• 『エスカ＆ロジーのアトリエ～黄昏の空の錬金術士～』公式サイト
• ガストソーシャル
• 『エスカ＆ロジーのアトリエ』＆『アーシャのアトリエ』～『黄昏』ポータル～