2013年6月15日(土)
――いろいろなお話、本当にありがとうございました。ここからは『ブラッドマスク』のことではなく、コンシューマゲームについて、お話を聞かせてください。今回のカンファレンスで、Xbox OneとPS4に関する新情報が多数発表されましたが、率直な感想として、いかがでしたか?
今回、SCEさんは頑張ったなと思います。価格の面で100ドルの差をつけるのって、かなりチャレンジされたと思いますし、中古の問題とかも割り切ったなという印象を受けました。お客さんに受け入れられましたよね。今回は完全対極になったなあと。ユーザーの第一印象は分かれたんじゃないでしょうか。日本の人たちから見ると「頑張ったよねSCE」という称賛になるような気がします。
Xbox Oneに関しては、Xboxの持っている下地の部分が相変わらず強いのと、エンターテインメントに寄せてきた部分に注目しました。ここが任天堂さんとの戦いになるのかもしれないなと。おもしろい戦い、回転するような戦いが起こったように僕は感じていて、このあとどうなっていくのか気になります。スクウェア・エニックスに関しては、『ファイナルファンタジーXV』がありますし、『キングダム ハーツIII』も発表したから、両方ともXbox Oneにも対応しますとは言ったものの、PS4で出すことのほうが大きいニュースでした。
――気になったサービスなどはありましたか?
E3 2013での『ブラッドマスク』の準備などがあり、カンファレンス自体には行けなかったので、発表された情報を完璧に把握できていないのが実情です。でも、生中継は見ていました。MSのカンファレンスはWWDCの中継と同時に見ていましたね。サービスに関しては、ビビッときたものはなかったですね。マシンスペックは、ほぼどっこいだと思いますし。ソフトのラインナップは、両ハードで魅力的なものが結構あったと思います。おもしろかったのは、ユーザーさん自身が結構自由に作れるソフトが多くなってきたということです。『マインクラフト』の流れが来ているというか、オリジナルカスタマイズで遊ばせるものが魅力的に感じましたね。『ブラッドマスク』は顔だけですが、実はオリジナルカスタマイズを意識したんですよ。オリジナルというキーワードが、これからのゲームで絶対必要だと思っていたので、もろに来たなと思いました。
――最後に、次世代機でゲームを作るとしたら、どんなものを作りたいですか?
次世代機は魅力的なので、何か作りたいなという思いはあります。もし『ブラッドマスク』がうまくいったら、これの次世代機版を作ってみるのもありですね。先ほどお話したとおり、設定が膨大で深いので、次世代機で挑戦してみるのもおもしろそうだなと思います。僕も注目していたオリジナリティだったり、ユーザーさんが自分だけのゲームを作れることも、これから世界で受け入れられるテーマだと思っているので、それが僕らしいアプローチで何か作れないかなと。新しい技術やそれと思えるようなエッセンスも取り入れて。新ハードって、やっぱりクリエイター心をくすぐりますし、チャンスがあればいろいろやりたいと思います。
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