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2013年7月17日(水)

『ゼクス』初心者必見! IG久保田氏が『スターターデッキ』と『クイックスタートデッキ』でガチデッキを作成

文:カワカミ雁々

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■今度は“蒼星の剣姫+α”でプレイ!

 では気を取り直して2戦目です。デッキを交換して、今度は一度動きを見せてもらった“蒼星の剣姫+α”を使わせていただきます。久保田氏の先攻でゲーム開始、今度は勝つ! と思ったところで初期リソースに《ソードリベレイターリゲル》が1枚行ってしまいました。これは何やらイヤな予感が……。

 しかし、そんな予感を尻目に、ゲームは序盤から一進一退の攻防となります。久保田氏が《かぼちゃお化けのジャックランタン》《のんびり屋のルリジッサ》と展開したのに対して、こちらはまず1ターン目に《隠業の手裏剣 弟切草》、続く2ターン目にIGから《レーザーサイス アヴィオール》を登場させて、《のんびり屋のルリジッサ》を手札に戻しつつ《花住まいのクラリセージ》でリソースを加速するという上々のスタート。対して久保田氏もIG成功から、再度展開した《のんびり屋のルリジッサ》でやり返してきます。

『Z/X ‐Zillions of enemy X‐』 『Z/X ‐Zillions of enemy X‐』
▲序盤のテンポ争いが熾烈です。《レーザーサイス アヴィオール》のお陰でこちらのほうがIGの回数は多いのですが、成功しなければ意味はないんですよね……むぐぐぐ。

 IGするも失敗し、おまけに2枚目の《ソードリベレイターリゲル》がトラッシュに行ってしまうという悲劇に見舞われつつも、手札からもう1枚《レーザーサイス アヴィオール》を出して、再び《のんびり屋のルリジッサ》をバウンス。そう簡単にアドバンテージはあげません! さらにもう1体ゼクスを出してプレイヤースクエアを攻めていきます。久保田氏は再度のIG成功で出た《罰の魔人ポエナ》で《レーザーサイス アヴィオール》を倒しつつ、今度はプレイヤースクエアに《のんびり屋のルリジッサ》。何がなんでもリソース加速をするぞ、という強い意志を見せてきます。

『Z/X ‐Zillions of enemy X‐』 『Z/X ‐Zillions of enemy X‐』
▲能力は便利ですが、パワーが低いのが《レーザーサイス アヴィオール》の泣きどころ。ヴォイドブリンガーのゼクスにも倒されてしまいます。

 ここでIG成功せず、軽量ゼクスも尽きてしまったため、守る手段のない状態で《鮮やかな和傘 秋桜》をプレイヤースクエアに出さざるを得なくなってしまいました。もちろん久保田氏はこれを見逃すことなく、《鮮やかな和傘 秋桜》を出して除去してきます。この《鮮やかな和傘 秋桜》は続くターン《家電合体タンタル》の攻撃に《武皇剣閃撃》を合わせることで破壊しますが、ここで久保田氏は自軍プレイヤースクエア脇に《二刀の志 龍膽》を置いてリソース増産体制に入ります。

 手札の少ない筆者はなんとかIGに望みをかけますが、無情にも3枚目の《ソードリベレイターリゲル》がトラッシュに行くという結果が残ったのみ! 失意にくれながらも2枚目の《家電合体タンタル》で《二刀の志 龍膽》を倒しますが、能力を使われてしまいました。返すターン、久保田氏は倒された《二刀の志 龍膽》のいたスクエアに《鮮やかな和傘 秋桜》を配置して攻撃してこないというプレイング。《家電合体タンタル》のパワーは8000なので、パワー9500の《鮮やかな和傘 秋桜》にとっては安全地帯というわけですね。

 しかし、ここで幸運にもドローが《奏声ヴィーヴァル》。《家電合体タンタル》で《鮮やかな和傘 秋桜》に攻撃した後、《奏声ヴィーヴァル》で《家電合体タンタル》を移動させ、空いたスクエアに《レーザーサイス アヴィオール》をプレイして合わせ技で《鮮やかな和傘 秋桜》を除去することができました。

『Z/X ‐Zillions of enemy X‐』 『Z/X ‐Zillions of enemy X‐』
▲ここは《奏声ヴィーヴァル》がナイスな仕事をしてくれました。今回のように端のスクエアを2回攻撃できるようになるのがスクエア移動のいいところですね。

 その後はお互いにゼクスを出しては対処、という展開になりますが大型ゼクスが少ない状況で出された《接合虚人ヒュージコープス》に苦戦します。まずはパワー5000のゼクス2体を展開して倒そうとしますが、2回目の攻撃に合わせて《ソーンプリズン》が突き刺さり、撃破に失敗してしまいます。次のターン、なんとか《科学の城ビスマス》を引き込めたので、これを出して破壊しますが、その跡地に降り立ったのが《茨虫ソーンクレスト》。連続での大型ゼクス登場で、プレイヤースクエアを突破され、一気にダメージを受けてしまいます。そして、ライフ1の状態でデッキ切れとなり、最後のライフを失って負けてしまいました。

 《ソードリベレイターリゲル》をまったくプレイできなかったのがとにかく心残りですね……。1戦目と合わせてIGに潜む魔物を見せてもらった気がします。2戦目を戦って思ったのは、当たり前の話ではありますが、スクエアを管理する能力の重要さですね。ゲーム中盤、久保田氏は《二刀の志 龍膽》でアドバンテージを稼ぎつつ、これをパワー8000のゼクスで倒されてもそこに《鮮やかな和傘 秋桜》を置くことで、有利な陣形を作り出すことに成功しています。これはたまたま《奏声ヴィーヴァル》のトリックで対処することができましたが、これだけでも負けかねない状況でした。こういう強力な陣形を作り出すのが『ゼクス』のプレイングにおいて、重要なポイントになるんだなぁと思わされました。

■いよいよ第5弾『覇王の凱歌』発売迫る!

 というわけで今回は『スターターデッキ』と『クイックスタートデッキ』を使ったデッキ構築術と、対戦レポートをお伝えしました。どちらのデッキもお手軽に組めるうえに、他のデッキにも簡単には負けないパワーを持っています。また、主力となっているのが能力を持たないバニラ・ゼクスなので、これらを同コストの能力持ちゼクスに入れ替えるなどすれば、さらにカスタマイズして楽しめるようになっています。これから『ゼクス』を始めたいという方、あるいは友だちに勧めたいという方、久保田氏お手製の楽しくて強いこのデッキはとてもオススメなので、ぜひ使ってみてくださいね。次回は、ブースターパック第5弾『覇王の凱歌』の記事をお届けする予定です。それではまた、次の記事でお会いしましょう!


 記事でご紹介したスターターデッキ『蒼星の剣姫』と『翠龍の双刃』を、抽選で各1名様にプレゼントします。欲しい方は、下の応募フォームよりご応募ください。締め切りは、7月25日です。

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