2013年7月17日(水)
ひと通りプレイした結果、私の入力速度は分速100文字程度だそうです。十分早いと思っていましたが、ラスボスにはどうしても勝てません。純粋な入力速度不足もありますが、他にもいくつか注意したい点があります。
まず文字入力は連打方式は受け付けません。フィーチャーフォン時代の操作に慣れている人は“お”を入力するのに“あ”を5回タッチすると思いますが、本作ではそれは使えません。文字はすべてフリック入力することになります。
濁点と半濁点、小書き文字(ゃ、っ、など)はiOSでの文字入力に準拠し、フリックではなくタッチで変換します。特に半濁点と“づ”は2度タッチとなります。Android端末ではよく使われている、左下ボタンを左フリックで濁点、右フリックで半濁点という入力には対応していないため注意が必要です。
さらに入力においては、スクリーン上での指の滑りが悪いと、自分では入力できているつもりでもきちんと認識されていないという状況が発生します。私の場合、ゲームに集中すると指先にかすかに汗をかいて、指の滑りが悪くなりミスが多発してしまいます。このストレスを軽減するために、指の滑りのいい保護フィルムを貼るのがオススメ。ゲームでハイスコアを取るためではなく、実用においても入力が快適になるので有意義です。
ちなみに本作にはオプション設定があります。ここでコンティニュー回数を無限にできるので、どうしてもクリアしたい人はこれでチャレンジしてみてください。あと難易度設定も3段階から選べます。標準では最低の設定となっています。私は最低の設定でもラスボスに勝てませんか……そうですか……。
ゾンビゲームで暑い夏を涼しい気分に、という方向とは全く逆の、集中と緊張で汗かきまくりなアプリです。チャプターごとのプレイ時間は数分程度と短いので、空き時間にちょっと練習するには最適です。またフリック入力によるシンプルなゲームは誰でもすぐプレイできるはず。友だちに遊ばせてパーティゲーム的に楽しむのもありです。フリックに自信がある方もない方もお気軽にどうぞ。
▲“ブラインドフリック”をゲームで身に付けられるアプリ。分速100文字程度ではまだまだだと思い知りました。もっと早く、正確にならねば……。 |
攻略となると、究極的にはフリックを早く正確にしましょうということに尽きるのですが、練習にはコツがあります。最初は急ぎたくなる気持ちを抑えて丁寧に入力することを心がけましょう。
入力を間違えると得点が下がるので、時間がかかっても間違えずに入力する方が大抵は高得点になります。どんどんゾンビが迫ってきますが、登場してすぐには攻撃してこないので、絵的な部分を気にせず(と言ったらゲームを否定している気もしますが)、冷静に文字に集中しましょう。ゲーム的に急ぐよりも、入力を間違えないことを優先したほうが、フリック操作自体の上達も早くなると思います。
▲誰でも最初はできないもの。ミスなく入力できることを最優先で練習してみてください。 |
●石田賀津男’s profile
電撃文庫のゾンビ物は意外と多くありますが、印象深いのは多宇部貞人先生の『シロクロネクロ』。ある事件に巻き込まれ死んでしまった少年が、ネクロマンサーの少女の手でゾンビ(見た目は普通)となって復活。少年の魂を体に繋ぎとめる原動力は、なんと性欲。生きるために妄想を膨らませ続けねばならないものの、何かしらをいたして満足すると成仏するという条件付き。この設定で、もう完全勝利と言うほかありません。(Twitter:@wis_Arle/ブログ:ougi.net)
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