2013年7月22日(月)
ここでは、序盤の展開を例に本作の雰囲気を軽く紹介していきましょう。物語の始まりは放課後の他愛もない猥談。しかも、女子を巻き込んで「おっぱいは果実か爆弾か?」という奇妙なテンション。
▲普段はおとなしくて“いい子”なのに、その場のノリで「去勢しろ」などと口走ってしまう東護美弥。しかも、「私は水袋だと思う」などと意外な発言まで飛び出す有り様。 |
紆余曲折を経て、放課後の中庭にやってきた面々。ところが、るみ子と乙羽の「あなたのことがすき」というセリフをきっかけに、主人公の爆死を目の当たりにする。
▲普通のラブコメならハッピーエンドとなるような場面も、本作では周囲を巻き込んでのスプラッターな自爆テロになってしまう。 |
一行が嫌な幻でも見たのかと錯覚したのも束の間、怪しげなピンクの猫が現れて、「今のはお試しじゃ」とひと言。どうやら、この謎生物が主人公の爆死にかかわっているようだが……。
▲“お試し”という言葉どおり、主人公の爆死がなかったことになっていた。 |
翌朝以降、主人公の腕には奇妙なハートマークが出現。こうやらコレが警告灯の役割を果たすようで、主人公はるみ子と乙羽の接近に怯えながら、生死を賭けた学園生活を送ることとなる。
▲どういうわけか、爆死のトリガーとなるヒロインは、ある条件を満たすと性格が豹変して主人公に迫ってくる模様。 |
というのが導入部のおおまかな展開です。以降、主人公に協力を約束したはずの2人が迫ってきたり、謎の都市伝説が絡んできたりと、主人公に課せられた愛の試練(?)は過激さを増すばかり。
事件の真相も気になるものの、やはり死に様が気になって、ついつい地雷にジャンプ。結果、逃げ込んだ女子トイレの個室に乱入された挙げ句、身体を密着したまま告白されて仲よく爆死。他にも、お見舞いの桃缶を勧められて「あ~ん」と口を開けたらフォークで脳天まで貫かれたりと、なかなかエグイ死に様を味わいました。
●ライターM’s profile
ミクさんとミクナノーさんのためなら爆死してもいいかもとか思いつつ、でも死んだらグッズも集められないよねと物欲まみれな煩悩系フリーライター。作品の冒頭の“おっぱい談義”に感化されてふと思ったのが、ボディラインが強調される乳ぶくr……おっと、誰か来たようだ。
(C)KEMCO
データ