2013年8月16日(金)
――いよいよ第5弾『覇王の凱歌』が発売されましたが、今弾のコンセプトはどういったものなのでしょうか。
1周年ということもあって“1つの仕切り直し”ということがあると思います。すでに『ゼクス』を遊んでいただいているユーザーさんはもちろん、これから『ゼクス』を始めるという方、それぞれにしっかりと喜んでもらえるものを目指しました。
――具体的にはどういったことがありますか。
たとえば、今回初めてカードの再録を行いました。再録カードの《日出ずる国の女王 卑弥呼》や《高潔の金剛杵 木蓮》などは、今でも人気のあるカードですが、これらが収録されたエクストラブースターはもう去年の商品なんですね。なので、これから『ゼクス』を始めようという方が集めやすいように最新弾のパックからも出てくるようにしようと決めました。そして同時に、既存のユーザーさんに向けてはイラストを刷新することで、また新鮮味を味わってもらいたいと思っています。
――確かに《アドミニストレータ デネボラ》などは、もとのイラストからかわいくなっていますよね。テキストにも“アバターを変えてみました”なんて書いてありますし。
新カードとして登場している《不退転の決意ウェアアントラー》や《不死身の漢テクネチウム》などもそうですが、『ゼクス』はそういう風にキャラクターを愛してくださっている方がとても多いので、今回はそういった愛されているキャラクターを再登場させることで、既存のユーザーさんにアピールできたかなと思っています。
――チャージにある相棒を参照するゼクスなど、新しいシステムも登場していますが、収録カードの方向性はどういったことを意識されましたか。
今回はいろいろなデッキに可能性を与えるカードを多く収録しています。たとえば《精神の魔人アニムス》を使ったデッキには《マインドデザイア》、スクエア移動を狙うデッキには《ジャムセッション》といった具合ですね。今弾のカードで“引き締まった”というデッキも多いんじゃないでしょうか。
他に《三国の英傑 劉備玄徳》なんかもそうですね。「“関羽”はともかく“張飛”がいないじゃん」なんて言われていますが、その通りです(笑)。でもよく見ると、《関聖帝君 関羽雲長》と組み合わせるだけでも結構強いんですよ。これもぜひ試してもらいたいカードの1つですね。
――赤のゼクスで言うと、《発掘職人マトック》や《狡猾な黄玉トパーズファルコン》なども、新しい可能性を秘めていると言えそうですね。
トラッシュの除外やリソースの破壊という効果もそうですが、単体でも6コストでパワー9000なので、いろいろと使ってもらえるんじゃないかと思っています。ちなみにこれは豆知識ですが、《発掘職人マトック》は単一のトラッシュから3枚除外しなくてもいいんですよ。自分のトラッシュ1枚、相手のトラッシュ2枚というように使うこともできます。デッキ切れで2周目に突入しそうな時などに覚えておくと役に立つことがあるかもしれません。また、プレイヤーカードを参照するイベントやゼクスも新たに登場しました。こっちでも新しいデッキを考えられると思いますよ。
(C)BROCCOLI / Nippon Ichi Software, Inc.