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2013年8月16日(金)

『スプリンターセル ブラックリスト』をいち早く遊んだインプレッションをお届け! 協力プレイではさらに奥深い戦略性も生まれる!!

文:イトヤン

■直感的で軽快な操作でステルスアクションの醍醐味が味わえる!

 サム・フィッシャーのトレードマークでもある3つのカメラがついたゴーグルと、潜入スーツを身に着けたら、いよいよミッションスタートです!

『スプリンターセル ブラックリスト』
▲ミッションの開始前には、装備やガジェットを変更したり、カスタマイズを行ったりすることができます。おなじみのソナーゴーグルは、なんとカラーリングを変更することも可能。
『スプリンターセル ブラックリスト』
▲サムが携行するガジェットには、敵の位置を調べたり、敵を別の場所に誘導したりできるものや、爆発やフラッシュなどで敵を行動不能にするものなど、さまざまな種類が存在します。ミッションの内容や、自分の目指すプレイスタイルに応じて選択しましょう。

 過去の『スプリンターセル』シリーズでは、夜の闇にまぎれて敵地に潜入するのが鉄則となっていましたが、本作では太陽が照りつける白昼の潜入ミッションも存在しています。それでも、敵の巡回ルートをよく確認して、物陰に姿を隠しながら先へ進んでいくという基本スタイルは変わりません。

 建物の壁や木箱の陰にしゃがんでカバーポジションにつき、その状態で周囲を見渡すと、次に移動可能なカバーポジションに矢印が表示されて、ボタン1つで素早く移動することができます。またカバーポジションについた状態で、こちらに気がついていない敵が接近してくると、音もなく一撃でノックダウンできます。

『スプリンターセル ブラックリスト』

 このあたりの操作は、前作『コンヴィクション』から継承されているものですが、非常に直感的で快適に操作できるため、ステルスアクションに不慣れな人でも簡単に実行できます。また、敵に発見されにくい薄暗い場所へ移動すると、サムの背中についている緑色のライトが点灯するため、敵から自分がどう見えているかという状況を、確認しやすくなっています。

『スプリンターセル ブラックリスト』
▲本作で移動の基本となるのは、物陰から物陰へと、カバーポジションを素早く移っていく方法です。また、薄暗い場所にいるサムの背中で、緑色のライトが光っている点にも、要注目です。

 さらに、事前にターゲットした敵を一網打尽にする“マーク&エクスキュート”も、前作から受け継がれているシステムです。物陰から敵をあらかじめマークしておいてから攻撃すると、たとえ複数の敵が相手でも、射程内の敵全員を一瞬で倒すことができるというものです。また、倒す必要がない敵でも、あらかじめマークしておくと位置を確認するのが容易になりますし、うっかり敵に発見された時でも、騒ぎになる前に撃退することができるため、敵の姿を発見したらとりあえずマークしておくことをオススメします。

『スプリンターセル ブラックリスト』 『スプリンターセル ブラックリスト』
▲物陰から敵をマークしておけば、“エクスキュート”ボタンを押すことで、複数の敵を一瞬で撃ち倒すことができます。ただしエクスキュートを実行するためには、近接攻撃で敵をノックアウトしてポイントをためておく必要があります。

 すでに紹介されているように、本作では、敵にまったく姿を見せずに進む“ゴースト”、物陰から敵の不意をつく“パンサー”、正面から敵と対決する“アサルト”という3つのプレイスタイルを、プレイヤー自身が自由に選択できます。

 といっても、こちらは基本的にサム1人だけなのに対して、敵側はサムを発見すると増援が次々と駆けつけてきます。そのため、いったん敵に自分の姿を見られてしまうと、多勢に無勢でかなりの苦戦を強いられることになります。たとえ敵を倒すことを目的とするのであっても、可能な限りこちらの姿を敵から隠して進んでいくステルス行動が、本作では重要だと感じました。

『スプリンターセル ブラックリスト』 『スプリンターセル ブラックリスト』
▲うっかり敵の前に姿を見せてしまうと、周囲を取り囲まれて、集中攻撃を受けてしまいます。それだけでなく、敵が増援を要請して、エリア内の敵の人数が大幅に増えてしまう場合もあります。

 ステルス行動を意識した上で、本作のマップをじっくり観察してみると、非常に緻密にデザインされていることがわかります。一見すると、敵が大勢警戒している中を突破していくしかないように見える状況でも、壁に抜け穴があったり、パイプを伝って天井を移動できたりと、意外なところに潜入ルートが用意されているのです。敵の動きとマップの構造をよく調べた上で、自分なりの潜入ルートをまるでパズルを解くように見つけ出すという、ステルスアクションならではの楽しみは、本作でもたっぷりと味わうことができます。

『スプリンターセル ブラックリスト』
▲壁をよじ上ったり、壁伝いに移動することも可能です。窓から屋内に侵入することはもちろん、窓際にいる敵を外からつかんで、下に引きずり落とすこともできます!
『スプリンターセル ブラックリスト』
▲正面から侵入するには敵の監視が厳しい場合でも、意外な抜け穴が見つかることもあります。あわてて侵入する前に、周囲をよく観察しておきましょう。

 敵の中でも特にやっかいなのが、“軍用犬”の存在です。こちらの気配を素早く感じて駆け寄ってくると、いきなりかみついてきて、他の敵にこちらの存在を知らせてしまうのです! 音の出るガジェットを使って、あらかじめ別の位置に誘導しておくなど、軍用犬への対策は人間の敵以上に悩みどころとなっています。

『スプリンターセル ブラックリスト』
▲ダッシュで駆け寄ってきて、ガブリとかみついてくる軍用犬。この状態で敵に見つかってしまうと、逃げ出すことは困難です。
『スプリンターセル ブラックリスト』 『スプリンターセル ブラックリスト』
『スプリンターセル ブラックリスト』 『スプリンターセル ブラックリスト』
▲ミッションのクリア後には、3種類のプレイスタイルごとに個別のポイントを得ることができます。どのプレイスタイルを目指すのかは、すべてプレイヤーの自由です!

→奥の深い連携アクションが楽しめる協力プレイをチェック!(3ページ目へ)

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データ

▼『スプリンターセル ブラックリスト』
■メーカー:ユービーアイソフト
■対応機種:PC
■ジャンル:ACT
■発売日:2013年9月5日
■希望小売価格:7,770円(税込)

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