2013年8月22日(木)
8月11日、“ブシロードカードファイト2013(BCF2013) 全国決勝大会”が開催され、各地の地区決勝大会をくぐり抜けたファイターがパシフィコ横浜に集結した。優勝者のインタビューを交えて、その様子をレポートする。
このイベントは、各地で開催された“BCF地区決勝大会”を勝ち上がったファイターたちを招待して行われた。本記事では、主に『ヴァイスシュヴァルツ』、『カードファイト!! ヴァンガード(以下、ヴァンガード)』、『ChaosTCG』、『ヴィクトリースパーク』のタイトルをレポートする。『モンスター・コレクションTCG』については、すでに掲載したレポートをチェックしてほしい。
また、同日に開催された『ヴァイスシュヴァルツ』のイベント“しろくろフェス”も、この記事とは別に濃厚なレポートをお届けするので待っていてほしい。
年齢制限のない『ヴァンガード』のオープンクラスは、さまざまな大会で勝ち上がってきた16名のファイターによる、スイスドロー4回戦によるスイスラウンドが開催。その後、スイスラウンドの上位4名が決勝へと進出し、トーナメント戦を繰り広げた。
決勝戦は、“銀の茨”で構築された“ペイルムーン”のデッキと、“抹消者”中心の“なるかみ”のデッキの対戦となった。実はこの組み合わせの対戦は、予選ラウンドでも行われており、その際は“なるかみ”が勝利していた。
最強のファイターを決める決戦は、お互いに一歩も譲らない展開となり終盤戦へ突入。最終的に、「今までずっと使い続けてきて、このクランが強いことを証明したい」という意気込みで臨んだという“ペイルムーン”デッキが勝利することとなった。
●優勝した小久保光さんにインタビュー
――勝因はなんでしたか?
スイスラウンドはライド事故で負けてしまった相手との決勝だったのですが、一瞬のチャンスをモノにできたのがよかったかなと思います。
――ここ一番で活躍してくれたカードはなんでしょうか?
《パープル・トラピージスト》かなと思います。このPRカードがあってくれてよかったです。
――WGPも始まりますが、どのように挑みたいですか?
これからも変わることなく、大好きな“ペイルムーン”を使っていきたいです。このクランは強いです!!
小学生までのファイターのみが参加できるジュニアクラスは、BCFの各地区で優勝した8名によるスイスドロー3回戦のスイスラウンド、その後に決勝トーナメントを行うという方式。
ジュニアクラスの決勝戦は、発売されたばかりのトライアルデッキ『超次元の勇者』のカードを早速採用した“ディメンジョンポリス”デッキと、撃退者で構築された“シャドウパラディン”デッキの対戦となった。
通常の『ヴァンガード』では、グレード3のカードは7枚から8枚程度にする構築が一般的といえる。しかし、《超次元ロボ ダイカイザー》の能力の発動条件を考え、グレード3をなんと15枚も入れるという構築で挑んだ“ディメンジョンポリス”のデッキが、ダイカイザーの強力なスキルを発動させて勝利した。
『ヴァイスシュヴァルツ』は、全国から12名のファイターが集結した。総当たりラウンドとして、6名ずつ2つのブロックに分かれての総当たり戦を行い、各ブロック上位2名が決勝戦と3位決定戦に進出する形だ。
決勝戦は両者とも“魔界戦記ディスガイア”のデッキを使用。序盤は、写真左側のファイターが先に展開し攻勢に出るも、返しのターンで《ラハール&マオ》を展開され、盤面のアドバンテージは逆転。その後も一進一退の攻防が続いたが、最終的に写真右側のファイターが勝利となった。
●優勝したしろなさんにインタビュー
――勝因はなんでしたか?
総当たり戦では“魔界戦記ディスガイア”のデッキと対戦していなくて。このデッキで勝ちたくてデッキを信じていたのがよかったのかなと思います。
――ここ一番で活躍してくれたカードはなんでしょうか?
《超魔王ラハール》でしょうか。活躍させてあげたかったのでよかったです。
――WGPも始まりますが、どのように挑みたいですか?
これからも“魔界戦記ディスガイア”のデッキをチューンして使いたいと思います。
→『ChaosTCG』&『ヴィクトリースパーク』をレポート!(2ページ目へ)