News

2013年8月26日(月)

『MIND≒0』の機密情報がたっぷり詰まった相関図&“裏”設定を初公開! ダンジョンRPGとしての魅力を紐解くプレイレビューも掲載!!

文:まさん

前へ 1 2 3 4

■初公開! 『MIND≒0』組織・人物相関図&世界設定

 前回のインタビュー記事から約2週間……皆さん、おまたせしました! 本記事が初公開となる、組織・人物相関図をお見せします。前回の記事で、ぼかした画像で掲載した相関図は開発スタッフ向けのものだったので、今回公開する相関図はプレイヤー向けにリファインしていただいたものとなっています。また、相関図だけではよくわからない部分もあるので、相関図に記された組織や人物に関する設定もあわせて公開します!


【『MIND≒0』組織・人物相関図】

『MIND≒0(マインド/ゼロ)』

※組織図、以下文章中に登場する組織は架空のものであり、実在する各機関とは一切関係ございません。


【O∴M∴L∴について】

 O∴M∴L∴とは、裏世界(狂精神界)と表世界(物質界)の均衡を守るための機密組織です。“裏世界”(狂精神界)に関する研究開発を目的とした各機関(総司令部・特務部隊・国立研究所)の最上層部であり、一般的には公開されておらず、その存在を知っているのは関係組織以外だと政府関係者の極一部に限られています。

 各国の“表”代表(行政府首長)とは別の“裏”代表を務める人物たちの集まりで、構成員は匿名のため、特定はされておりません。各“表”代表は、あくまで“各国家単位”での決定権のみを有しており、裏世界の存在を認知はしているものの、表裏世界間の問題についての決定に関与することは許されておらず、実質的にO∴M∴L∴が表世界の頂点に君臨しています。

『MIND≒0(マインド/ゼロ)』 『MIND≒0(マインド/ゼロ)』 『MIND≒0(マインド/ゼロ)』

【補足:裏世界の脅威】

 O∴M∴L∴自体にかかる脅威については、現状公開することはできませんが、『MIND≒0』作中に描かれていた、表世界での怪異事件・現象の多発は、裏世界の活性化を意味しています。自身の目的のため、その力を利用し、多くのMINDを表世界に呼び込んだ、という意味では、燈月の計画もその脅威原因の一端となり、表世界はより危機的な状況に陥ることになります。


『MIND≒0(マインド/ゼロ)』

【補足:MIND世界観設定】

 表世界の住人である人間の誰もが持っている対の存在、裏世界の住人MIND。その逆も然りです。通常であれば互いの世界を行き来することはできません。表裏の世界はそれぞれ別次元の世界であり、人間はMINDに出会うこともなく、何も知らないまま表の世界のみで一生を終えるのが大半です。

 しかし、時空の歪みとして発生した連結特異点や、何らかの方法で作り出した双方の世界をつなぐ“扉”(人為的な連結特異点。国立研究所では、扉の研究も行われています)によって世界の行き来が可能になる事があり、それらが原因で、いわゆる神隠し(行方不明事件など)や、凶悪事件(MINDに取り憑かれた人間が犯罪を犯す)などが起こります。


【総司令部について】

 O∴M∴L∴直下の独立組織であり、一般には非公開の機関です。特殊部隊・国立研究所を束ており、表世界の裏を担っています(過去、燈月は若くして総司令部に所属していました)。

 各組織の力関係は、O∴M∴L∴>総司令部≧日本政府(各国家政府)>警察庁。本来的には、日本政府が上に立つべきですが、対MIND事件(裏世界)となると対応ができないため、O∴M∴L∴や総司令部に頼らざるを得ない状態です。


【総司令部と警察庁の関係】

 “対MIND事件”を総司令部、“対人間事件”および初期捜査を警察庁(各都道府県警察)が請け負っています。

 各所の“MIND”についての認識は、
・O∴M∴L∴⇒裏世界の住人・脅威・殲滅対象・可能性
・総司令部⇒裏世界の住人・脅威・殲滅対象
・警察庁⇒ドラッグ(警察庁長官など、極一部の上層部のみ裏世界の住人“らしい”と認識)
・各都道府県警察 MIND対策課(鎌田・渡辺・過去緒方)⇒ドラッグ
・各都道府県警察⇒“MIND”という名称自体知らない。噂で、麻薬関連の事件があったらしいと聞く程度
・一般⇒何も知らない

となります。


【MIND関連事件の捜査について】

 通常、なんらかの事件が発生すると、まず初めに各都道府県警察に捜査の命が下ります。捜査を行っていく内にMIND(ドラッグ)との関係がある場合、MIND対策課(通称MT。鎌田、渡辺など)が派遣され、捜査に加わります。

 比較的軽度の事件の場合は現場警察が犯人確保を行う場合が多いですが、凶悪事件に発展している場合は、対MIND戦闘を専門とする部隊(=MIND使いで構成される特殊部隊)を持つ総司令部の管轄となり、捜査権が警察庁から総司令部にわたり、警察庁側は以降一切の関与を禁止されます。例外として、情報収集の人海戦術を用いる場合は捜査を続行させるケースもありますが、MINDの正体に迫る前に捜査を強制終了させています。

 捜査権を引き継いだ総司令部の指示のもと、特殊部隊によって犯人およびMINDを確保・殲滅し、捜査は終了となります。これらの事件が一般に公開(報道)される際は、MINDの存在を隠し、情報操作された内容となって伝えられます。


【補足:特殊部隊】

 O∴M∴L∴を頂点とする、全員がMIND使いで構成された、対MIND専門とする特殊戦闘部隊です。総司令部より下されたMIND(裏世界関連)の事件の捜査および鎮圧が主な任務です。MIND使いであることが大前提のため、少数精鋭の部隊であり、数百人規模の大部隊ではありません。

 『MIND≒0』作中の中盤に、慧たちの通う天宮高校で生物資源科(雫のクラス)の生徒がいっせいにMINDと融合してしまう事件が起こります。これを鎮圧した実行部隊が、この特殊部隊になります。


『MIND≒0(マインド/ゼロ)』

【アルベルティーネ家について】

 アルベルティーネ家は代々、表裏世界の均衡を守るため、連結特異点(扉)を閉じることを生業(なりわい)とする家であり、MIND使いの家系としてのおよそ200年の歴史を持ちます。連結特異点を閉じるためには、その先に広がる狂精神界の核となるMINDの殲滅が必須になりますが、核となるだけの力を持つMINDの殲滅は容易ではないため、それまでの対応として連結特異点を監視・管理する、と言う役目も負っています。


【O∴M∴L∴とアルベルティーネ家の関係】

 実質的な世界頂点であるO∴M∴L∴とアルベルティーネ家は、条件付きの協力関係にあります。“互いに裏世界の脅威を防ぐ”という目的は一定しており、リィナ以前の当主がその盟約を結びました。横波間にある、アルベルティーネ家の奥にある連結特異点の監視も、O∴M∴L∴からの指示のもと行われたものでした。


【国立研究所について】

 表向き(一般的)には、国営の自然環境科学、医療技術研究を行う善良な機関として知られています。

 裏では、O∴M∴L∴を頂点とした、“裏世界”(MIND・狂精神界)に関する研究開発を目的とした研究を行っている機関であり、MINDや狂精神界の研究、強制的なMIND憑依など、兵器開発目的の人体実験を行っています。過去、燈月の姉は国立研究所に所属しており、MINDに関する研究を行っていました。

『MIND≒0(マインド/ゼロ)』 『MIND≒0(マインド/ゼロ)』

【育成施設について】

 一般から素養を持つ子どもを集め、幼少期より育成し、将来的には対MIND戦闘の特殊組織の人員(MIND使い)とするための特殊な施設です。


『MIND≒0(マインド/ゼロ)』

【燈月と奏の関係】

 燈月と奏は協力関係にあります。燈月は世界を変えるために力を欲しており、奏は変化を求めていたため、利害が一致しました。

 燈月はO∴M∴L∴直下である総司令部に所属していた過去がありますが、O∴M∴L∴に自身の姉を実験体として利用される形で失ったため、研究施設の一部を破壊した後、組織を抜け出して現在に至ります。

 奏は、出自こそ不明ですが、O∴M∴L∴直下の“監察役”として裏世界(狂精神界)絡みの事件を見聞・報告する単独任務を行っていたところ、燈月と出会い、後に協力関係を結びました。

 O∴M∴L∴にとって、燈月は厄介者、奏は飼い犬、といったイメージの位置づけになります。


『MIND≒0(マインド/ゼロ)』
『MIND≒0(マインド/ゼロ)』

【雪斗と麗華について】

 雪斗と麗華は、一般(裏世界を知らず、表世界に生きる人間・非MIND使い)から、MIND使い(裏世界=MIND・狂精神界を認知)になった人物かつ、どの組織にも所属しておらず、孤立した立場にあるMIND使いでした。

 『MIND≒0』の作中では、2人の断片的な過去が明かされており、元々の素質と強い負の感情(過去のトラウマが原因)により、自分のMINDを呼び寄せたことがうかがえます。

 雪斗は幼いながらも聞き分けがよく、賢かったゆえに、両親に伝わらなかった子どもらしい感情のために孤独に陥りました。麗華は人と違うということで、他人から反感や奇異の目を向けられ、孤立していました。2人はこの孤独に耐えきれず、命を断とうとした際に燈月に拾われます。誰からも目を向けられなかった2人にとっては、燈月は自分を必要としてくれた唯一の存在であったため、その対価として、燈月のために力の行使を行っていました。


『MIND≒0(マインド/ゼロ)』

【奏について】

 O∴M∴L∴の命により、監察役としての任務を遂行する上で、いろいろな場所によく顔を出しています。奏は仕事半分、退屈しのぎ半分といったスタンスで任務にあたっています。裏世界の脅威についても、奏は認知していましたが、自身の退屈しのぎのために静観を決めていました。

 ある程度の行動の自由を許され、それなりに楽しんでいるようですが、飼われているという意味では不自由を感じていました。しかし、O∴M∴L∴についても変化(楽しいこと)はそうなさそう⇒何かおもしろそうなことないかな⇒燈月・慧など、変化をもたらしてくれそうな人物に出会う……といった経緯で、O∴M∴L∴直下にいながらも、変化を求め敵対関係にある燈月へ協力し、慧に助言を与えます。

 それにより、奏自身にO∴M∴L∴の刺客が送り込まれる可能性は十分にありましたが、奏はそれを承知のうえで、文字通り、命がけのゲームをしていました。


【緒方と琴音について】

 緒方と琴音は、雪斗・麗華と同様に、一般からMIND使いになった人物かつ、どの組織にも所属していないキャラクターです。緒方には、MIND対策課特捜班(非MIND使い)に所属していた過去があります。当時の緒方は、MINDの正体はもちろん、裏世界の存在も認知していませんでしたが、裏世界絡みの事件に巻き込まれたことによって、MIND使いとして覚醒しました。

 『MIND≒0』の物語の前からMIND使いであった2人は、それぞれ所属もなく、孤立した立場に置かれていました。慧たちと出会うことで、グループとして行動をともにする仲間を得ました。

『MIND≒0(マインド/ゼロ)』 『MIND≒0(マインド/ゼロ)』

【補足:MIND使いになる経緯】

 これまでに紹介してきた雪斗や麗華、緒方や琴音と同様、慧たちもまた似た経緯でMIND使いとして覚醒しています。誰もが持つ、対の存在“MIND”しかし、MIND使いとしての覚醒は、生まれ持った素質・強い思い・きっかけ(MIND絡みの事件に巻き込まれる)が必要とされており、誰もがMIND使いとして覚醒できるわけではありません。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 日々さまざまな出来事が起きている世界の“裏側の一端”にすぎない『MIND≒0』の物語。今回公開された相関図&設定資料を見て、いくつかの疑問が解けたと同時に、世界の謎がより深まった点もあるかと思います。これら、世界の“裏”設定を知ったうえで、改めてゲームをプレイしてみると、新たな発見があったり、あれこれ想像できて、おもしろいかと思います。

(C) 2013 ACQUIRE Corp. All Rights Reserved.

データ

▼『MIND≒0(マインド/ゼロ)』(ダウンロード版)
■メーカー:アクワイア
■対応機種:PS Vita
■ジャンル:RPG
■発売日:2013年8月1日
■希望小売価格:5,300円(税込)
▼『MIND≒0(マインド/ゼロ) ザ・コンプリートガイド』
■発行:アスキー・メディアワークス
■発売日:2013年8月8日
■定価:1,995(税込)
 
■『MIND≒0(マインド/ゼロ) ザ・コンプリートガイド』の購入はこちら
Amazon.co.jp

関連サイト

前へ 1 2 3 4