News

2013年8月26日(月)

ブースターパック第7弾には『三国志大戦DS』に登場した武将のカードが!? 『三国志大戦TCG』公式イベント“TCGの宴2013in東京”をレポ

文:ファイ

前へ 1 2 3

■セガはTCGを続けていく――『三国志大戦TCG』の北岡功プロデューサーに、今後の展開などを聞く

『三国志大戦TCG』

――会場をご覧になっての感想をお願いします。

 今年は1月に名古屋で“TCGの宴”を開催して、その後に全国大会となる“覇業への道”を有明で開催しました。先日開催された仙台でも多くの方がお越しいただき、回を追うごとによりも多くの方に参加してもらうことができました。

 今回の来場者数は約600人くらいになる見込みで、前回が500人ぐらいだったので大きく上回ることができそうです。目標に設定していた人数は超えることができたなと思います。やはり、新しくプレイヤーの方が入ってきてくれたおかげだと感じています。

――新規プレイヤーが入ってきたのは、どんなところがよかったからでしょうか?

 わかりやすいところですと、第5弾からブースターパックの値段と枚数、封入率を変更したことです。お店から聞いた感じですと、これが非常によかったのではないかなと思います。

 実際にプレイされている方が求めているのは、買いやすいこと、集めやすいこと、プレイする環境があることの3つだと思います。買いやすくなって新規の方が増えてきており、第5弾以降は取り扱い店舗が増えていているので、値段を変えてよかったですね。

――潜在的なユーザーが多かったということでしょうか

 2年目の今年に出た『限定SPパック』でアーケード版の『三国志大戦』のイラストを使ったので、『三国志大戦』ユーザーにも懐かしんで手に取ってもらえたのではないかと思います。第5弾からはパックの値段も下げましたし、その時期から本気で始めようという方が増えてきたのではないでしょうか。

――前回の“TCGの宴in東京は年末に行われましたが、今年は8月になりました。日程を移動した狙いはなんでしょうか。

 “TCGの宴”は、東京では年2回やりたいと考えています。昨年12月の時点では、今年の6月くらいに開催するつもりで会場を探していたのですが、まったく見つからず今日ここで開催することになったというわけです。

 来年も“覇業への道”を開催しますが、実は去年の“覇業への道”終了直後に会場を予約しました(笑)。そのくらい会場を押さえるのが難しいんです。その影響もあって、本当は春と年末に開催したかったのですが、日程がずれ込んでしまい、東京での2回目の“TCGの宴”が来年の2月になりました。

――既存のユーザー向けにレギュレーション改定がありましたが、環境の変化は狙い通りでしたか?

 よく言われるのは《人材の登用》の解禁ですね。テストプレイ環境では魏は覚醒の影響で戦いにくくなったのではないかということになり、魏の特徴であるドローを解禁することで、影響を最小限に抑えることができるのではないかと考えました。

 五虎将デッキにも影響がありましたが、一時的にこのタイプのデッキを使う人がもとのタイプのデッキに戻ったため、蜀が減ってしまったという印象はありますね。概ね、狙い通りになっていると思っています。

――今後の展開についてお聞かせください。

 まず商品の展開ですが、3カ月おきにブースターパックが出るというのは変わりません。次の第7弾は新しい特技を出すのではなく、既存のカードプールを生かして新しいタイプのデッキを作れるようなものとなります。第8弾は全国大会の前に発売して、その後に第9弾を出すというところまでは決まっています。

 イベントでは、年内に“TCGの宴”を福岡と大阪で開催します。その後、年が明けてから名古屋と東京ですね。そして全国大会という流れになります。ほぼ毎月、全国のどこかで公式のイベントを開催していると思います。

 キャンペーンも継続します。プラチナキャンペーンもそうですが、最近好評をいただいている『三国志大戦TCG』のオフ会にストレージを提供するキャンペーンですね。現在、この支援を利用してくれた人が200人を超えまして、非常に好調です。

 公認大会はブースタードラフト戦もできるように、年末に向けて整備しています。大会形式は構築戦かブースタードラフト戦かを選んで開催できるようになります。また、これまで公認大会は月4回までの開催だったのですが、5週ある月に何もないのは寂しいという声をいただきまして、今月から月5回開催に変更しました。

 他にも、ユーザーの方がお店でパックを買おうと思っても、問屋が在庫を持っていないので仕入れられないということにならないように、メーカーでしっかりと在庫を持っています。セガは流通もありますので、そこを生かしながら即時対応できるようにしています。来年以降も『三国志大戦TCG』は続いていきますし、これまで以上に力を入れていくので安心して遊んでください。

――以前、オフィシャルでSkype対戦をされていましたが、今後もSkypeを使ったイベントをやっていく予定はあるのでしょうか?

 やりたいとは思っています。セガがジャッジをやって、ユーザーさん同士による対戦などは技術的には可能ですね。ただ、画面に映っていないところで何があってもわからないという問題があって、そこの部分をどうするかで悩んでいます。逆に、最初から武将が並んでいるなど、通常とはまったく違う専用ルールでやってみるというのもいいかもしれません。しっかり検証したうえで1回やってみたいなと思います。

――最後にユーザーへに向けてのメッセージをください

 『三国志大戦TCG』はまだ2年目です。TCGはTVゲームとは違って、“発売したら終わり”ではなくて、続いていくことが期待されていると思います。メーカーが真剣に続けてやっていく、という姿勢を出し続けるメーカーしかこの先は残っていけないと思っています。

 セガはマーケットの大きさで勝負するのではなく“TCGをしっかりやっている”、“やめないで続ける”という姿勢をどれだけユーザーの人に見てもらえるかというのが鍵だと思います。そうしないと「1年目は続いたけど2年目はダメだったよね」とか、「いいとこ3年だったよね」と言われてしまうと思うんです。そこでやめてしまうと、セガは二度とTCGには参入できないだろうと思っているので、非常に責任は重いです。

 ですので、ユーザーさんにも、扱ってくださっているお店さんにも、がっかりさせてしまうことがないように、しっかり続けていきたいと思います。これからも『三国志大戦TCG』にご期待ください。

(C)SEGA

関連サイト

前へ 1 2 3