『スプリンターセル ブラックリスト』のゲームプレイは3つのスタイルでどう変わるのか!? それぞれの攻略ポイントを一挙紹介!!

文：イトヤン

　ここからは、キャンペーン最初のミッションをプレイして、“ゴースト”“パンサー”“アサルト”の3つのスタイルをそれぞれチョイスすることで、実際のゲームプレイがどのように変化するかを検証してみます。

　キャンペーン最初のミッションは、アフリカ・リビアの警察署に拘束されている、“エンジニア”の手がかりを知る重要参考人を、サムが救出に向かうという内容です。ここでは、警察署に向かう途中のチェックポイントを、3つのスタイルのうち1つだけを使ってクリアしてみました。

　このチェックポイントは真昼の太陽が照りつける市街地で、建物の屋上を通って先に進むという展開が待ち受けています。一見すると、ステルスで行動するには不向きのように見えますが、さてどうなるでしょうか……？

▲真昼の太陽が照りつける屋上で、いく人もの民兵が厳重な警戒に当たっているというシチュエーション。サムはどうやって切り抜ける？

【3つのスタイル：パンサー】

■多彩なアクションを繰り出して、気づかれる前に敵を倒せ！

　“パンサー”は、敵に気づかれないように接近し、発見される前に一撃で敵を殺すというスタイルです（ステルス度50％）。このスタイルは、こちらが有利な状態で敵を攻撃できるうえ、行く手を阻む敵を確実に排除できるため、プレイヤーが状況をコントロールしやすくなります。「とにかくミッションをクリアしたい！」という場合には、この“パンサー”のスタイルを意識してプレイすると、比較的進めやすいと思います。

　サムが実行できるアクションには、“パンサー”のスタイルで役立つものがいくつもあります。実際のプレイでそれをチェックしてみましょう。

●ドロップアタック

　ミッションの途中、今回取り上げたチェックポイントでは、まずサムがワイヤーを滑り降りる“ジップライン”と呼ばれる移動手段で、敵のいる屋上へと進んでいきます。この時、敵の頭上で飛び降りると、着地と同時に一撃で敵を倒す“ドロップアタック”を繰り出すことができます。ちなみにドロップアタックは、ジップラインだけでなく、敵の頭上へ飛び降りる状況であれば、いつでも実行可能です。

▲ジップラインで敵の頭上へ移動して、そのまま急降下でドロップアタック！　実に痛快で気持ちのいい攻撃法だが、タイミングを間違えると、敵の目の前に着地してしまったりすることもあるので、要注意だ（笑）。

▲ドロップアタックが使えるのは、ジップラインだけではない。建物の屋根から飛び降りて、下にいる敵を倒すこともできる。

●マーク＆エクスキュート

　本作で最も重要なアクションとも言えるのが、“マーク＆エクスキュート”です。これは、あらかじめ敵にマークをつけておくと、マークが赤い状態（射程内）の敵であれば、たとえそれが複数でも、ボタン1つで一瞬にして倒すこと（エクスキュート）ができるというもの。ただし、エクスキュートを使用するためには、まず別の敵を近接攻撃で倒してエクスキュートゲージを充填しておかなくてはなりません。ゲージは通常の銃撃戦でも少しずつたまっていきますが、ステルスキルやヘッドショットを決めれば一気に満タンにすることが可能です。

▲複数の敵をマークしておいてから攻撃ボタンを押すと、反撃の隙を与える間もなく、オートアタックで敵を倒すことができる。

▲マーク＆エクスキュートで敵を倒すためには、あらかじめエクスキュートゲージを充填しておく必要がある。

　“パンサー”のスタイルでプレイする場合には、とりあえず敵をマークしておいて、見つかりそうになったらとりあえずエクスキュートするといった感じの、緊急対処的な形でマーク＆エクスキュートが役立ちます。それだけでなく、いったんマークした敵は、現在いる場所を容易に確認できるようになるので、“ゴースト”でプレイする場合でも非常に便利です。なので、敵を見つけたらとりあえずマークする習慣をつけておくといいでしょう。ただし、マークは最大で3人までにしかつけられませんから、それ以上の敵がいる場合には注意が必要です。

●物陰から襲いかかる

　カバー状態にいたり、暗闇にまぎれたりしていると、敵がこちらに気づかないまま近くにやってくることがあります。この場合には、ボタン1つで近接攻撃を繰り出して、音もなく敵を倒すことができます。他の敵に気づかれることなく、確実に1人ずつ敵を倒せるので、“パンサー”では非常に重要なアクションとなります。また物陰に隠れるのではなく、敵の背後からゆっくりと近づいていっても、こちらの存在に気づかれずに近接攻撃を繰り出すことが可能です。

▲カバー状態で隠れているサムに気づかず通り過ぎようとした敵を、近接攻撃で一撃！

●引っ張り落とす

　サムが建物の手すりの外側などにしがみついている状態の時、敵がそのすぐ上に近づいてきたら、敵を引っ張って落下させることができます。建物の窓から敵を引きずり出して落とすこともできますので、ぜひチャレンジしてみてください。

▲敵を一撃で倒せるだけでなく、その体がそのまま下に落下するため、死体を隠す手段としても完璧という一石二鳥のアクション。サムが壁に張り付いて移動するという特殊な状況ではあるが、チャンスがあればぜひ狙いたい！

　“パンサー”のスタイルでプレイする際には、上で紹介したアクションを状況に応じて使い分けることで、敵を確実に倒すことができます。“パンサー”で重要なのは何よりも、サムの存在を複数の敵に悟られないことが最大の武器だという点です。たとえ敵に見つかっても、他の敵に気づかれる前に手早く倒してしまえば、反撃されることもありません。なるべく敵が1人だけになっている時を狙い、攻撃する時は瞬時に倒すことに意識すれば、無事ミッションをクリアできるはずです。

→臨機応変な行動が要求される“アサルト”！（3ページ目へ）

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