世界が注目する『メタルギア ソリッド V ファントムペイン』実機デモも公開！ KONAMI・小島プロダクションのLAスタジオがオープン

文：おしょう

●小島監督が語るスタジオ新設の理由。そしてスタジオ内部を見学！

　デモンストレーションに続いて、『MGSV』を手がける小島秀夫監督、アートディレクター新川洋司氏、そして『MGSV』で“言葉を持たない狙撃手”として登場する女性兵士・クワイエットを演じるステファニー・ヨーステンさんが登壇。そこで小島監督はLAスタジオ設立の理由に関して、「ロサンゼルスは子どものころからのあこがれの地で、さらに映画とゲームは映像、音、制作の手法も近いものがあります。ですからスタジオを新設するならハリウッドの近くに、と決めていました。日本とロスでスタジオ2つに分けるのではなく、両者が競い合って、2つの都市のあいだに真に目指す小島プロダクションを作るのが目的です」と語りました。

　また『MGSV』に関しては、今回デモンストレーションを公開した“GROUND ZEROES”はあくまで1975年が舞台となるプロローグで、9年後が舞台となる『METAL GEAR SOLID V THE PHANTOM PAIN』本編では、さらに広大なオープンワールドでのプレイが可能なことなどを解説。ちなみにこの質疑応答の模様は、追って『電撃PlayStation』でも詳しく掲載予定なのでそちらもご覧ください！

▲全世界のメディアからの質疑応答に対応する小島監督、ステファニーさん、新川氏。

　その後はいよいよスタジオ内部を見学。オーディオルームや映像をチェックする部屋、多彩な打ち合わせスペース、会議室（ソリッドルーム、リキッドルームなどの名前が！）などの他、メインのワークスペースの広さははかなりのもの。現時点ではまだ新設して間もないため、30名ほどのスタッフがこのロサンゼルススタジオで『METAL GEAR SOLID V THE PHANTOM PAIN』のオンライン部分の開発を行っているとのことですが、今後は150人くらいの規模を予定しているとか。なお、かつてハワード・ヒューズが暮らしていたという2階部分も見学できて感無量！

▲スタジオ内部はこんな感じ。ここがロサンゼルスでの小島プロダクションのマザーベース！

　ロサンゼルススタジオ取材の最後には、セレモニーが開催。　小島監督、壷井知行氏（コナミデジタルエンタテインメント米国法人 社長）、関根トム氏（ロサンゼルススタジオ スタジオヘッド）の3人による鏡割りに加えて、今回のスタジオ新設を記念して新川氏が描いた特大のスペシャルアートもお披露目。描かれたのは『メタルギア ソリッド』のスネークとメリルで、新川氏によると「この2人は『MGS』の仕事で最初に関わったキャラなので、思い入れが深いです。お互いをカバーしあうツーマンセルの2人と、東京とロサンゼルスの2つのスタジオを重ね合わせて描きました。お互いベストを尽くしてゲームを作っていきたいです」とのこと。

　ということでいよいよロサンゼルスのスタジオも本格的に始動し、『METAL GEAR SOLID V THE PHANTOM PAIN』を鋭意制作中の小島プロダクション。今後の動きにも要注目です。まずはTGS2013で公開される情報に期待！

▲鏡割りの模様と、100号の特大カンバスに描かれた新川氏のアート。このアートは今後ロサンゼルススタジオに飾られるようです。

(C)Konami Digital Entertainment

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関連サイト

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