『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』全キャラレビュー：ジャイロ編――鉄球の回転で立ち塞ぐ相手を吹き飛ばせ！

文：あべくん

　バンダイナムコゲームスから発売されたPS3用ソフトPS3用ソフト『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』の全キャラレビュー企画。今回の記事では、第7部の主人公の1人、ジャイロ・ツェペリをプレイしてみた感想をお届けする。

担当：あべくん
好きな部：第4部“ダイヤモンドは砕けない”
好きなキャラ：噴上裕也、ファニー・ヴァレンタイン

■近距離だろうと遠距離だろうと、どっちでも対応できるぜぇ～ニョホッ

　第7部の主人公の1人、ジャイロ・ツェペリ。ネアポリス王国の法務官という高貴な身分でありながら、無実の罪で処刑を宣告された少年・マルコを救うべく北米大陸横断レース“スティール・ボール・ラン”レースに出場した彼は、レーススタート前に出会ったジョニィ・ジョースターとともに数々の強敵に立ち向かうことになります。

　そんなジャイロのバトルスタイルは、“騎乗”と鉄球の回転により自身の肉体や地形などにさまざまな影響を与える“技術”。“聖なる遺体”を所持したことで一時的にスタンド能力を発現したものの、基本的には自らの“技術”のみで最後の瞬間まで戦い抜いたジャイロ。“無限に続く力（パワー）”を追及し続けた彼は、本作でも気高く戦い抜くことでしょう！

▲「そこちょっと失礼～（4・2・0）」がスタイリッシュムーブに！　ジョニィに「激ヤバかもしれない」と言わせたピザの歌も。

　ジャイロは角度をつけて鉄球を投げる“ギャルギャルッ!!”や、地面に投げつけた鉄球を移動させ竜巻を発生させる“うりゃあああぁああっ!!”などの飛び道具を多数備えており、これらの鉄球を使った攻撃は“回転”で“回転ゲージ”をためることで威力をアップさせることができます。他にも、遺体を所持している時のみ放てるコマンド技として、飛距離を調整し空中に停滞もさせられる“スキャン”などがあります。

　騎乗モード時の攻撃としては、原作で橋を破壊した時に見せた“もっとクセを出して走れ”や、加速させた馬で体当たりをする“メキシコからの『向かい風』”など、近接向けのコマンド技を多く所持しているのが特徴。この他、ハートヒートゲージを消費して相手の攻撃を防ぐ“皮膚を硬化させた”を持つなど、攻守のバランスが取れたキャラクターだと感じました。どのキャラクターにも言えることですが、当然このジャイロも原作ファンが“納得”のデキに仕上がっています！

▲空中に固定した鉄球に、もう一発鉄球を当てて攻撃！　騎乗モードでは1st.STAGEのラストを再現することも可能です!!

　ハートヒートアタック（以下、HHA）は、相手の顔面に2発の鉄球を投げつけて吹き飛ばす“もいっぱあああああつッ!!”。射程距離が非常に長く、当てやすいこのHHAは、相手を絶望のフチに叩き落とすことでしょう！

　グレートヒートアタック（以下、GHA）は、馬を使った黄金長方形の回転を加えた鉄球を投げつける“ボール・ブレイカー”。ヒット後は黄金回転モードになりジャイロの能力が強化されるうえ、ヴァレンタインに放つことで特別な演出を見ることができますッ！

■扱いやすいコマンド技を数多く所持するジャイロ！　馬の鞍の上にはスデに勝利の女神が!?

　2発という鉄球の制限があるものの、扱いやすい遠距離攻撃と、騎乗モード時に使用可能な強力な近接攻撃を備えたジャイロ。鉄球を“回転”させることでコマンド技の威力を上げられたり、“聖なる遺体”を集めることで常時“黄金回転モード”になることができたり、さらに強力になる可能性を秘めているキャラクターと言えるでしょう。

　コマンド技は全体的に使いやすいものの、通常攻撃、とくに本体モード時の通常攻撃はリーチが短めという欠点もあります。鉄球が手元に戻るタイミングを覚えて、つねに鉄球を使えるようにしておくことが重要だと言えそうです。

　個人的な感想ですが、GHAをヴァレンタインに投げた時に入る特殊な演出は一見の価値アリ！　“無限に続く力（パワー）”で、相手に「勝てるわけがない」というセリフを言わせてやりましょう!!

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