2013年10月24日(木)
『モンスター・コレクションTCG(以下、モンコレ)』は、1日目に“第16回全日本選手権”が行われた。『モンコレ』は他の多くのTCGが“その対戦の勝敗”のみで順位が決まるのに対して、“どのようにして勝敗が決まったか”でポイントを獲得し順位が決まる。このため、4勝しているファイター(プレイヤー)よりも3勝1敗のファイターの方が上位といったケースもあり、最後まで混戦となることが多い。
混戦の予選ラウンドを通過し、決勝戦へ進んだのは両者とも《夢魔の王妃リリス》と《夢魔の美姫リリム》を中心にした“夢魔”デック。長い歴史を持つ『モンコレ』で、古くから人気あるカードの1枚だ。
決勝戦は中央の陣地で一進一退の攻防が続き、膠着状態となる。片方のファイターが山札切れを起こしたのを機に総攻撃をかけたが、本陣を陥落させることができない。相手の攻めを守りきった側のファイターが、本陣を攻めつつ判定勝利に持ち込み決着が付いた。
勝利したファイターは“ブロック1”から始めたプレイヤーだそうで、始めた時期にかかわらず、しっかりと実力を付ければ勝利できるということを証明してくれた。今後も新たなファイターの登場に期待したい。
――今日の感想をお願いします。
全体的に“夢魔”が有利な“ドワーフ”との対戦が多かったなと思います。“夢魔”は先手を取るとすごく有利なので、うまいこと地盤を固めながら押していけたと思います。ただ、いろいろな課題も見えたので今後改善していきたいですね。
――使用したデックに対するこだわりを教えてください。
《夢魔の王妃リリス》と《夢魔の美姫リリム》が召喚できない時にどうすればいいのかを意識しました。先攻を取るためなら《フォクシアの神楽忍軍》とかですね。逆に“バードマン”などが相手だったら無理に先攻を取りにいかず《ヴァーミリオン・ドレイク》で焼いたりとかします。あとは“夢魔”同士になった時に勝てるよう意識して構築しました。
――全国決勝への意気込みをお願いします。
僕自身が“ブロック1”から始めて、まだ3年も経っていないくらいしか経験をしていないので、歴戦の英雄の方々が集結する全国大会には、胸を借りるつもりで挑んでいきたいと思っています。
▲2日目には、発売前の『ジオテランの歌姫』のカードを使った高橋Pのガンスリンガーも行われていた。 |
“CMVステージ”が終わった“WGP2013東京会場”だが、“ヴァイスシュヴァルツステージ”は11月9日に、“ヴァンガードステージ”は12月21日にそれぞれ開催される。“CMVステージ”もこの先開催されていくので、気になるプレイヤーは参加してみてはいかがだろうか。