2013年11月15日(金)

PS4発売カウントダウンイベント開催中のニューヨークで『inFAMOUS:Second Son』を遊んできた! SCE吉田さんへのインタビューも掲載

文:電撃オンライン

 11月15日にPlayStation 4(PS4)が発売される北米地域で、SCEA(Sony Computer Entertainment America)主催のカウントダウンイベント“PlayStation 4 Review Event”が、現在ニューヨークで行われている。

“PS4カウントダウンイベント”
▲ホテル1室に1タイトルが展示され、クリエイターが直にタイトルの説明をしてくれる。

 『inFAMOUS: Second Son(インファマス:セカンド・サン)』がプレイアブルで出展されているのをはじめ、なんと全38タイトルが集まっている。このイベントはホテルひとつを丸々借り切って行われており、北米のメディアを中心に記者が集まり、各タイトルの模様やクリエイターインタビューが行われている。

“PS4カウントダウンイベント”
▲会場となっているThe Standardというホテルを外から見ると、PS4と同じ青いラインが入っている演出。

 PS4発売直前の盛り上がりを伝える情報の中心となっていて、数々の新情報が得られたので、お伝えしよう。(取材・文/電撃PlayStation編集長 西岡美道)

■『インファマス:セカンド・サン』を世界初プレイ!

 6月に行われたE3 2013の時期に行った電撃オンラインのアンケートで、“気になるPS4タイトル”として4位に入り、日本のユーザーにも注目されていることを証明した『インファマス:セカンド・サン』。ついに実際にプレイすることができたのでレポートしよう。

 今回プレイできたバージョンは、まず検問を通るところから始まる。主人公のデルシンが検問を通過しようとすると警告音が鳴り、敵との戦闘が始まる。これは過去に公開されているムービーにあったシーンだ。

 デルシンは煙を操る能力を持っていて、攻撃は火の玉を飛ばす遠距離攻撃や建物を破壊できるほどの威力のある溜め攻撃、炎をムチのように使う近接攻撃などを繰り出すことができる。遠距離攻撃では、画面の中央に照準があるので、それで敵に狙いをつけることができる。操作もR2なので、ここだけ切り取るとシューター系のゲームの感覚だ。自身を煙化して敵に素早く接近して攻撃したり、炎を飛ばして違う敵を牽制したりといった感じで敵と戦っていく。破壊できるオブジェクトもあるので、例えば鉄橋の上から攻撃してくる敵を鉄橋を壊すことで倒すといったことも可能だ。

 またデルシンは煙を操るだけでなく、ネオンライトの力を吸収することで繰り出す能力を変えることができる。例えば移動では、煙モードのときは煙化することで壁を通過することができたが、ネオンモードのときは空中を飛んで移動できるようになる。煙モードに戻したいときはどこかにある煙を吸収すればチェンジすることができる。状況や敵によってモードを切り替えて戦う必要が出てくるのかもしれない。また、煙とネオン以外にもチェンジできる能力があるのかも気になるところだ。

 デルシンの最も派手な技は“karma bomb”と呼ばれるもの。一定条件を満たすと使えるようになり、今回のバージョンでは方向キーの下を押すと発動するようになっていた。発動すると、頭上高く飛び上がり、数十メートルの高さから自身を爆弾として投下するかのように地面に急降下し、爆発に巻き込まれた敵を倒してしまう。これも過去のムービーにあったシーン。あれが“karma bomb”という技だったことに、プレイしてみて気が付いたというわけだ。

 プレイできたのは短い時間だったが、煙化しての素早い移動や空中でのホバリング、ネオンモードになって空中移動をしながらマップを見て回るだけでも楽しく、アクションでのストレスは感じることがなかった。残念ながら今回は撮影が禁止ということだったので詳細な写真を紹介することはできないが、ゲームとしてのおもしろさはかなり期待できそうだ。

■PS4とPS Vitaのリモートプレイを体験&
ベールに包まれていたPS4のユーザーインターフェイスを確認!

 PS Vitaユーザーの多い日本のゲームファンとしてやはり気になるのがPS4のリモートプレイ。PS4のゲームをネットワークを介して離れた場所でも遊べるという仕組みは、PS Vitaの可能性をも広げてくれるものだ。

 ただ、これまで実際に自分の目で確かめる機会がなく、“とはいえラグはないのか?”“PS4のゲームをPS Vitaでプレイして画質はどうなるのか?”など、気になるところをチェックすることができなかったが、今回のこのイベントで複数のタイトルでリモートプレイが実演されていたので、そのあたりの疑問を確かめることができた。筆者が体験したのはエレクトロニック・アーツの『ニード・フォー・スピード ライバルズ』。まずは写真を見てほしい。

“PS4カウントダウンイベント” “PS4カウントダウンイベント”
▲リモートプレイ時のPS Vitaの画面。 ▲PS VitaとPS4で同じ画面を映している。

 手もとにPS4のゲーム画面があるとしか思えないほどの画質だ。これを見て、疑問のひとつがあっという間に解消してしまった。使用されていたのはPS Vita 1000シリーズだったが、PS Vita 2000シリーズでも、そもそも有機ELと液晶という違い以外には、画質はまったく変わらないとのこと。

 なおリモートプレイ時にはPS4とPS Vitaの両方で同じ画面を映すことができるので、PS Vitaをコントローラがわりにすることができる。PS4のゲームを離れた場所でこのクオリティでPS Vitaで遊べるのであれば、PS Vitaユーザーは利用しない手はない。リモートプレイでPS VitaでPS4のゲームを遊びながら、スマートホンでPlayStation Appを起動し、フレンドとチャット、といった、PS4は近くにはないものの、PS4が実現しているゲームとの付き合い方というのが生まれそうだ。

 さて、なぜか今まであまり公開されてこなかったPS4のメニュー回りの情報が、デモンストレーションによって確認できたので、すべてではないか紹介してみたい。

“PS4カウントダウンイベント” “PS4カウントダウンイベント” “PS4カウントダウンイベント”
▲メッセージやフレンドリクエストなどを確認できる場所。フレンドからのゲームへのお誘い、というメッセージも。 ▲こちらはトロフィーリスト。よく見ると『PLAYROOM』のトロフィーが。しかもマスター! 右上のメッセージは、PS4以外から同一アカウントでPlayStation Appを起動したといメッセージか。 ▲こちらはセッティング画面。かなり細かく設定することができそうだ。
“PS4カウントダウンイベント” “PS4カウントダウンイベント”
▲ライブ配信しながらのプレイでは、カメラで自分の姿を映しながら、ということもできる。 ▲スタンバイモードのセッティング。ネットにつなげるようにするかなどを細かく設定。

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■吉田修平氏にPS4発売目前での心境をインタビュー

 会場で、SCEワールドワイド・スタジオ プレジデントの吉田修平氏を見つけたので、PS4発売直前の心境を伺った。

“PS4カウントダウンイベント”

――いよいよ発売ですね。気持ちが高ぶっているのではないですか?

 ええもう準備万端ですね。実はもうタコベル(アメリカの大手フードチェーン)とのキャンペーンで、PS4が先行して数千人に届いています。PS4のネットワークも始まっており、今のところ順調なので、発売日を準備万端で迎えることができそうです。

“PS4カウントダウンイベント”
▲SCEワールドワイド・スタジオ プレジデントの吉田修平氏。

――やっと発売という感じですか? 早かったなという感じですか?

 今年に入ってからは早かったですね。ただそれまでは長かったです。2008年からずっと水面下で開発を続けてきたので、どんなふうに受け入れてもらえるのかもわかりませんでしたし、最終的にどんなゲームができるのかもわからずにやってきて、今年の2月の発表会(PlayStation Meeting 2013)で実際に動いているものを見せられてからはあっという間でした。

――2月の発表会からまだ9カ月しか経っていません。かなりのハイペースです。

 はいそうですね。2、3カ月おきに大きなイベントがあったので、そのたびに新しいタイトルを準備したり、忙しかったですね。

――ここまではプラン通りですか?

 いくつかのタイトルは遅れてしまいましたが、PS4のフィーチャーとしてローンチで実現したいことの8、9割は実現できたと思いますし、残りのフィーチャーも今後、アップデートでどんどん追加していきます。予想していなかったのは、ユーザーのみなさんの高いレベルでの期待でした。予約の数も伸びていますし、非常によかったなと思っています。

――ユーザーはまず、PS4でどんな遊び方をすると思いますか?

 最初はまず、やはりお目当てのタイトルがあると思いますのでそれを遊んでいただいて、そのうちに、あれ、立ち上げるごとにメニューに出てくる情報が変わっているぞとか、ほかの人がこんなビデオあげたとか、そういうのが見え始めてきますので、PS4の持つソーシャルフィーチャーを使いながら、フレンドを増やしていったりとか、コンパニオンアプ(PlayStation App)でメッセージをやり取りしたり、そういうこれまでにない遊び方を見つけていってもらえるかなと考えています。

――今回のこのイベントでPS4のHOME画面やユーザーインターフェイスを見せていただいて、想像していた以上に、フレンドだったり“つながっている人”の情報が自然に見えるようになっているんだなと思いました。

 PS4にはいろんなゲームが出てくると思いますし、自分に合っているゲームを探したりするのに知っている人がやっているゲームが気になったり、それについて話を聞いたりして、ということがあると思います。

 また、今PS4を手に入れた人はやはりみんなにそれを言いたい人が多いはずだと思いますので、「あ、これスゴイぞ」と思ったらそれをスクリーンショットを撮ってシェアしたりとか、そういったことができますので、最初に買われた方はぜひ伝道師となって、PS4についてを伝えてほしいですね。

 今もすでにTwitchでだらだらとゲームをとっかえひっかえプレイしているだけのライブをしている人がいたりしますので(笑) 楽しく遊んでいただけているみたいですね。

 それと、リモートプレイがほとんどのタイトルで対応していますので、PS4のパワーをPS Vitaの美しい画面で遊べるというのが喜んでいただけているのでよかったなと思います。日本ではPS Vitaがやはり支持されていますので、PS4を待っていてPS Vitaを所持されている方は多いと思いますので、自分のPS Vitaがさらに活躍するということで、そこはぜひ期待していただきたいです。

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 現地時間の13日には、イベントの行われているホテルに並べば、PS4がまだ購入できるというサプライズのイベントも発表され、14日の夜にはカウントダウンイベントが始まるニューヨーク。カウントダウンイベントの模様はまたレポートしたいと思います。

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