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2013年11月27日(水)

『スーパーロボット大戦OG INFINITE BATTLE』ダイゼンガーやエール・シュヴァリアーの勇姿を見よ! 開発陣コメント付き機体レビュー第4回

文:デルチ

■虎龍王 ~高まる気力を活用した近接戦で打ちのめせ!~

『スーパーロボット大戦OG INFINITE BATTLE』
操縦者:ブルックリン・ラックフィールド
『スーパーロボット大戦OG INFINITE BATTLE』

 中国・山東地区にある遺跡・蚩尤塚から発掘された超機人。龍王機・虎王機という2体の超機人で構成され、上部が虎王機・下部が龍王機となって合体すると、この虎龍王となる。初出はPS『スーパーロボット大戦α』。スーパー系主人公の後継機として登場した。

 得意とする格闘スタイルが強調された機体。武装のほとんどが格闘武器というところからも、その特徴がうかがえる。射撃武器は攻撃力が低く、けん制程度の攻撃にしか使えない。一応、射撃IIのソニック・シャウトの出が早いので、近距離で使うのはアリ。

 とは言え、基本は格闘戦。中でも、特殊武器のタイガー・ナックルは出が速く使いやすい。ただ、距離が伸びるほど回避されやすくなるので、近距離で使ったほうがヒットする確率は高くなる。格闘武器の参式爆連打は、初撃を当てるとそのまま自動的に連打になり、追加入力で敵を吹き飛ばす、少し特殊なものになっている。強力だが、その場で攻撃し続けるタイプなので、敵に狙われやすいという欠点があるのが惜しいところ。

『スーパーロボット大戦OG INFINITE BATTLE』 『スーパーロボット大戦OG INFINITE BATTLE』
▲格闘戦の軸となるタイガー・ナックル。発動の速さが最大の魅力。敵との距離が広がるほどよけられやすくなるので注意が必要だ。
『スーパーロボット大戦OG INFINITE BATTLE』 『スーパーロボット大戦OG INFINITE BATTLE』
▲強攻撃のランダム・スパイク。攻撃力が高く、追加入力でコンボも発生するが、発動までにタメがあるのが難点。敵との距離を考慮して使っていこう。

 必殺技Iは、ヤリによる乱撃を繰り出すソニック・ジャベリン。攻撃時に上空に飛び上がるモーションが入るため、やや敵に回避されやすい。必殺技IIは、虎龍王の最大奥義タイラント・オーバー・ブレイク。コンボ技なので、初撃さえ当てられれば最後まで攻撃がつながる。こちらも回避されないよう、近距離で使うのが基本だ。

 虎龍王は、機体固有能力で自軍戦力が低くなると気力が上昇するという特徴を持っている。これを生かして、必殺技を積極的に使って一気に大ダメージを狙っていきたい。弾数回復スピードが遅いので、気力が高まったら早めに使い、再び必殺技を使う機会を増やすといいだろう。

『スーパーロボット大戦OG INFINITE BATTLE』
『スーパーロボット大戦OG INFINITE BATTLE』 『スーパーロボット大戦OG INFINITE BATTLE』
▲ヤリの連撃を食らわせるソニック・ジャベリン。上空から放つ初撃さえ当たれば乱撃までつながるが、モーションが大きいため回避される危険も大きい。攻撃後ののけぞりなど、スキを狙って放とう。

【開発陣からのコメント】
 スーパーロボット系の機体の中でも移動が速く、近距離の格闘で威力を発揮します。参式爆連打やランダム・スパイクなどの格闘攻撃は、多段攻撃で相手を固めつつダメージを与えることができます。

 相手を固定する技は、一定時間確実に相手の攻撃を無くすことができるため、味方への援護も兼ねます。中距離で使用できるソニック・シャウトは、命中すると相手の動きを一時的に止められるので、攻撃の起点として使えます。必殺技はともに近距離攻撃になっています。相手に張り付いたらチャンスを逃さず、使用するといいでしょう。


■エクスバイン ~武装バランスは一級品! 多彩な戦況に対応できる万能機~

『スーパーロボット大戦OG INFINITE BATTLE』
操縦者:リョウト・ヒカワ
『スーパーロボット大戦OG INFINITE BATTLE』

 マオ・インダストリーが開発したパーソナルトルーパーで、ヒュッケバインMk-IIとMk-IIIの中間に位置する機体。機体性能は高く、調整次第でヒュッケバインMk-IIIと同等の能力を引き出せる。初出はTVアニメ『スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター』。

 格闘と射撃の武装バランスがよく使いやすいが、特に格闘系が非常に優れている。格闘武器のロシュセイバーは、斬りつけながら後ろに回り、ターンして背後から斬るというコンボで、敵が狙いを定めにくくスピードもある高性能っぷり。ただし、4連撃目が回避されやすいので、3連撃で止めておいたほうが安全だ。強攻撃のチャクラム・シューターは格闘攻撃ながら攻撃距離がかなり長め。攻撃力も高いので、主力武器として活用できる。

 他にも、回り込みながら攻撃する特殊武器の頭部バルカン砲(ローリング)は、移動も兼ねた攻撃として使いやすく、射撃IIのフォトン・ライフルS(連射)は3連射で弾速も速い。

『スーパーロボット大戦OG INFINITE BATTLE』 『スーパーロボット大戦OG INFINITE BATTLE』
▲射撃Iはフォトン・ライフルS。やや撃つまでにタメがあるが、弾数が12と多いのがポイント。攻撃力は低いが牽制用としては使いやすい。
『スーパーロボット大戦OG INFINITE BATTLE』 『スーパーロボット大戦OG INFINITE BATTLE』
▲ハイスピードな斬撃を繰り出す格闘武器のロシュセイバー。近接戦闘の主軸となる高性能な武装だ。

 必殺技Iは、格闘攻撃のファング・スラッシャー。近接戦闘向きの必殺技で、ロシュセイバーのコンボなどと組み合わせて使うと当てやすい。必殺技IIは、グラビトン・ライフル。長射程の砲撃を繰り出す必殺技で、距離だけでなく攻撃時間が長いのも特徴だ。また、あらゆる耐性を無視できる無属性という点も見逃せない。

 遠近の武装バランスがいいエクスバインだが、機体固有能力は気力が一定以上になると格闘攻撃力が上昇するというものなので、バトル後半は格闘メインのほうが効率よくダメージをかせげる。また、通常2個がほとんどの強化パーツ枠が3個あるので、カスタムの幅が広いのも評価を上げる要素となっている。

『スーパーロボット大戦OG INFINITE BATTLE』
『スーパーロボット大戦OG INFINITE BATTLE』 『スーパーロボット大戦OG INFINITE BATTLE』
▲必殺技IIのグラビトン・ライフル。発射後に敵が移動しても銃口を敵に向け移動させる。攻撃時間の長さをいかした大ダメージを狙いたいところ。

【開発陣からのコメント】
 軽快なフットワークと、射撃を得意とする万能機です。使いやすいフォトン・ライフルSの単射と連射で、相手の体力を削りつつ、頭部バルカン砲から威力の高いロシュセイバーでの追撃、またはチャクラム・シューターで敵を固定しながら大きなダメージを与えるのが基本戦術となります。

 ただしチャクラム・シューターは空振りの際にリスクを伴うので、ここぞという時に使って下さい。必殺技IIのグラビトン・ランチャーは飛距離と追尾性が優秀で、相手機の体力削りにも緊急避難にも有効です。

→エール・シュヴァリアー&ダイゼンガーの使い心地はこちら!(3ページ目)

(C)SRWOG PROJECT

データ

▼『スーパーロボット大戦OG ダークプリズン』
■メーカー:バンダイナムコゲームス
■対応機種:PS3(ダウンロード専用)
■ジャンル:SLG
■配信日:2013年11月28日
■価格:無料(期間限定版特典)/3,000円(2014年春より有料配信)

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