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2013年12月20日(金)

『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』第2回ロケテスト版のレビューをお届け! ブギーポップや貞夫、ホロの技や前回からの変更点などをレポ

文:カネキング

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■前回のロケテストから新システムも追加され、大きく進化!

 前回行われたロケテストで、会場で実施したユーザーアンケートの結果を踏まえ、システムレベルから大きな変更が行われています。ここでは主な変更点をお届けしますが、こちらの内容は今後の開発状況によってまだまだ変わる可能性が大いにあるとのこと。ですので、ロケテストに行った人はどんどん意見を送りましょう! それでは、レポートしていきます!

★新システムその1“インパクトブレイク”:操作方法 レバー後ろ+A+B

 キャラクターが、しゃがみガード不能の中段攻撃を繰り出します。AorBorCの追加入力で打ち上げ攻撃を出せ、空中コンボに持って行けます。発生はそこまで早くないものの、“インパクトスキル”と同じく出がかりがスーパーアーマー状態になるうえ、追加攻撃を出さなければ反撃も受けにくいので非常に使いやすいです。

 前回までのバージョンでは、ガードを崩しにくい印象があったのと、空中コンボを決める機会が少なかったような気がしたので、これはかなり攻め手のバリエーションが増えるシステムだと思いました。スーパーアーマー状態というのが少し強い気もしましたが、これは正直もうちょっと対戦してみないと判断がつかないところですね。個人的には、リーチも短く反応できない速度でもないので、ちょうどいいかなと思うのですが……。

★新システムその2“クイックフォワード”:操作方法 レバーを左斜め下→右斜め上に入力

 いわゆる前方ハイジャンプが追加されました。前方のみしか出せません。キャラクターによって軌道も結構異なり、シャナなどは通常ジャンプよりやや低い角度で飛んでいきます。“クイックフォワード”はジャンプキャンセルからは出せませんでしたが、2段ジャンプや空中ダッシュ(※空中ダッシュを持っているキャラのみ)は出せました。相手に近寄りやすくなったのと、飛び込みのバリエーションが増えた感じですかね。

★新システムその3“クライマックスアーツ中の切り札使用”:操作方法 クライマックスアーツのカットイン中にA+C(2回入力可能)

 切り札マークを消費することで、“クライマックスアーツ”の威力を強化できるようになりました。しっかり調査したわけではないのですが、2個消費すると体感で1.3倍ぐらいにはなっているような気が……。ちなみに、シャナのポテンシャルで攻撃力を20%上げ、“紅蓮の双翼”を切り札2個上乗せで当てたところ、静雄の体力を7割ほど減らせました(笑)。ヒット数補正は掛かるようなので、単発威力の高い技の方がより恩恵を受けられるかもしれませんね。

 なお、“切り札”の仕様も変わっています。これまではラウンド終了時に1個回復でしたが、今回からラウンドを取られた側のみ1個回復するようになりました。“切り札”がより貴重になったため、計画的に使う必要が出てきましたね。

●その他の主な変更点

・クライマックスゲージが、相手に向かってダッシュすることでよりたまるように。
・ブラストの回復具合が、%で表示されるように。
・EX必殺技や切り札などに使うボタンが変更。暴発しないようになりました。
・一部の攻撃ヒット時に、キャラクターが驚くようなエフェクトが出るように。エフェクトには青や黄色などの“色”が複数あるのを確認。

●キャラクターの主な変更点

・シャナのジャンプCが、ボタン押しっぱなしで出るエクステンドアクションに対応。派手なエフェクトとともに、発生がやや遅めの斬り上げを放ちます。
・シャナの“飛焔”がヒット時ダウンしないように変更。テンポがよくなりました。
・黒雪姫のデス・バイ・フラッシングから追加アクションを行えるように。追加AorBで黒雪姫が空中に瞬時に移動して切り払い攻撃。追加Cで攻撃を出さないフェイントを繰り出しますが、ここからジャンプ攻撃を出すこともできます。

 この他、美琴の“電磁機動‐マグネティックムーブ‐”の動作が全体的に快適になっていたりと、各キャラクターごとにかなり調整が行われているようです。キャラクターの性能はゲームを最適なバランスとするため、今後も随時調整していくとのこと。

■開発スタッフの熱意を感じました!

 今回プレイしてみて、まさか新システムが追加されるとは思っていなかったので驚きました。前回のロケテストでは、相手のガードを崩す手段がやや少なかったように感じていたのですが、中段攻撃を繰り出す“インパクトブレイク”の追加により、接近戦の駆け引きがよりおもしろくなったかと思います。

 そして操作性も向上しています。まずコマンドの見直しにより、暴発に悩まされることがなくなりました。とにかく、前回プレイして気になっていた部分が大きく改善されており、非常に好感触でした。ちなみに、緑のフィールドが広がる新ステージも追加されていまして、何やらどこかで見たことのある金のリングが浮かんでおりました……(笑)。今後もどんなステージが出てくるのか楽しみですね。

 今回の変更点を見ると、ユーザーの声を積極的に取り入れて、柔軟に開発していこうというスタッフの熱意をとても感じました。最終的な製品版までまだまだ調整があるはずなので、かなり期待できると思います!

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