2013年12月26日(木)
▲新宿にあるニフティ本社の受付。最先端のIT企業らしく、洗練されたオシャレな雰囲気です! この日はクリスマスの前だったので、受付の近くに大きなクリスマスツリーもありました! |
というわけで、新宿にあるニフティさんの本社までやって来ました! 本日、私の質問に答えていただけるのは、スマートサーブに深くかかわっている2人のスタッフ、中村吉志さんと松崎匡伸さんです!
小笠原:まず最初にお聞きしたかったのが、スマートサーブというサービスを始められた理由です。
中村吉志さん(以下、中村):最初に目をつけたのは、家電を制御するプロトコルなんですけれど、「それらを外から扱えたらおもしろいのでは?」ということでスマートサーブを始めました。VPNは一般的に企業で普及しているネットワークですが、設備を用意するのにお金がすごく掛かるんですよ。でも、スマートサーブは手軽に設定できるうえ、月額315円という低価格の使用料で提供させていただいています。
▲スマートプラットフォーム事業部 スマートプラットフォーム企画部の中村吉志さん。スマートサーブの開発に携わっている方です。 |
小笠原:スマートサーブはもともと、家庭向けに始めたサービスなんですか?
中村:最初は“家”をテーマにしていたのですが、実際にサービスを開始してみると、最初にガッと食いついてきたのはなぜかゲームユーザーだったんです。サービス開始当初に初期費用無料というキャンペーンをやったのですが、初日の数時間でいっぱいになったくらいの勢いでした。
小笠原:それは予想外だったんでしょうか?
中村:予想以上でしたね(笑)。スマートサーブを使ってPCブラウザゲームを遊ぶという使い方を、想定していなかったわけではないのですが、そこまでニーズがあるとは思っていませんでした。しかし実際にスタートしてみると、Twitterなどで「これ、ブラウザゲームで使えるんじゃない?」という声がたくさん聞こえてきて、逆にわれわれが教えてもらった感じでした。
小笠原:そういえば、こちらにも提督さんがいらっしゃると伺ったのですが……。
松崎匡伸さん(以下、松崎):それは私です(笑)。
▲サポートシステム部の松崎匡伸さん。ここでは“ニフティ提督”と呼ばせていただきます!。イチオシは見た目と“中の人”で愛宕さん。でも、一番レベルが高いのは赤城さんと加賀さんだそうです。 |
小笠原:おお! こちらがウワサのニフティ提督さんですか。やっぱり、スマートサーブで遊ばれているんですか?
松崎:そうですね。最近はWindowsタブレットにもよいスペックの機種が登場して、直接プレイできるようになってきているじゃないですか。しかし、それでもスマートサーブを使ってリモートでやる利点というのがあるんです。
外で携帯電話の回線などを使ってゲームをやっていると、ちょいちょい圏外になってしまうことがあるんです。そして、ゲームをプレイしている最中に圏外になると、そこでエラーを知らせる“ネコ”が出てしまうんですよ。戦闘中にネコが出るのって痛いじゃないですか!
小笠原:痛いです!
松崎:でもスマートサーブを使ったリモートプレイだと、ゲームを動かしているのは自宅のPCなので、接続が切れても再度つなぎ直せば、切れる前の状態からプレイできるんです。そこが一番の利点ですね。おかげさまで、秋イベントの時は資材がためやすくて助かりました(笑)。
小笠原:その時に知っていれば、私もスマートサーブを使ったのに! ちなみに松崎さんは、スマートサーブ以外の方法で外出先からブラウザゲームをプレイしようとチャレンジしたことはありますか?
松崎:あります。サードパーティ製のリモートデスクトップツールなどですね。ただ、セキュリティ的な不安が出てくるんですよ。スマートサーブの場合、自分のPCと携帯端末を直接つなぐわけなので、そのぶん安心だと思います。
▲松崎さんのスマートフォンで、ブラウザゲームを実際にプレイしてみました。画面が小さいので仮想マウスが必要ですが、ほぼストレスなく動かすことができて感激! これは欲しい! |
小笠原:現時点で、スマートサーブのユーザーさんの数はどれぐらいですか?
中村:予想していたよりは多いですね。現在も、“スマートハウス”向けのネットワーク環境としてスマートサーブを利用していただくことは狙ってはいます。でも、その場合は不動産を扱う企業や電器メーカーと連携していかないといけなくて、大きい話になってきます。今の時点でスマートサーブを使っている方は、VPNに接続していろいろやりたいという方が多いですね。
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