2014年1月15日(水)
3時間半を越えて行われてきた“DEAD OR ALIVE 4 Ultimate Official Tournament 2013-2014”決勝ラウンドもいよいよこれが最後の試合となる。全国予選も合わせると総参加人数300人を越えた本大会の頂点に立つのは、活忍犬選手なのか、ふわちん選手なのか。
▲これまでと同様に後ろに下がってプレイする活忍犬選手。 |
1本目、活忍犬選手はサラを投入。対してふわちん選手はそのままこころとなった。ラウンドが先行していく活忍犬選手に対して、ふわちん選手が粘りを見せ2-2へ。ラストラウンドはふわちん選手が押し切り、ふわちん選手が先に勝利をもぎ取った。
▲初戦はサラとこころという対戦に。ふわちん選手が活忍犬選手の攻めをしのいで勝利。 |
2本目からは活忍犬選手はキャラクターをレイチェルに戻し、堅実に攻め立てる。連携初弾へのホールドや投げコンボを決め、勝敗をイーブンに戻す。
同じキャラクターのまま3本目も戦い、中距離の攻めを制した活忍犬選手の勝利。優勝へリーチとなった4本目、活忍犬選手の攻めは止まらない。上段ホールド、ディレイ連携などを駆使して、ふわちん選手を崖際へと追い詰め、落下からのダメージで活忍犬選手の勝利。長きにわたって開催された『DOA5U』初の公式大会は活忍犬選手の優勝で幕を閉じた。
▲活忍犬選手、勝利の瞬間。トーナメントを闘いぬいた男は静かに喜びを表現した。 |
▲3位入賞のFLACK選手 | ▲準優勝のふわちん選手 |
▲『DOA5U』の頂点に立った活忍犬選手。 |
3位入賞者まではトロフィーと、副賞として家庭用版で称号を自由に付けられる権利が与えられた。この称号を付ける機能は開発用に用意されていたものとのことだが、これにより世界で1つしかない称号を付けることも可能だ。なお、優勝した活忍犬選手はこの特別称号を2つ付けることができるという。
前作『DOA4』の発売から7年もの歳月を経て発売された最新作『DOA5』。『バーチャファイター』とのコラボ(関連記事)や初の公式大会の開催(関連記事)、そして新キャラや機能を追加した『DOA5U』の発売、さらにアーケード版とこれまで留まっていた流れを一気にまくるような展開を続けている。
記事冒頭にあるように、現行版のバージョンアップの他、アーケード版での大会なども予定され、『DOA5U』にかけるTeam NINJAの注力はまだまだ衰えない。公式大会を手掛けるだけでなく、“TGN Playse”といった有志の大会へのプレイヤーとしての参加も積極的に行っているなど、コミュニティへの歩み寄りも労力を惜しまずに行っているという印象にある。
▲なお、本大会で優勝した活忍犬選手は、TGN Playse#2にてFLACK選手、ユウイチ選手とチームを組んで参戦。決勝トーナメント1回戦にて敗れていた。 |
これまでの格闘ゲームシーンを見ていると、格闘ゲームは最終的にはコミュニティが作っていくもの、という事例が数多く見られるが、メーカー側からの力添えもまだまだ必要な段階である。今後もコミュニティと絡めた更なる発展に期待したいところだ。
Akira, Sarah, Pai, Jacky characters (C)SEGA, Virtua Fighters is either a registered trademark or trademark of SEGA Corporation.
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