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2014年3月6日(木)

『LoV3』初の公式イベント“ヴァーミリオンフェスティバル”。寺島拓篤さんや佐藤利奈さん、ランカーたちが出演した5時間超のイベントをレポート!

文:ハチさくら番長

ハチ
『ロード オブ ヴァーミリオン III』
さくら番長
『ロード オブ ヴァーミリオン III』

 スクウェア・エニックスが贈るオンラインマルチ対戦型トレーディングカードゲーム『ロード オブ ヴァーミリオン III(以下、LoV3)』。電撃紅蓮隊メンバーによる『LoV3』コラム記事第21回は、3月1日に東京・ラフォーレミュージアム六本木にて開催された『LoV3』初の公式イベント“ヴァーミリオンフェスティバル”のレポートをお届けします! 新カードの情報や豪華ゲストによるトーク、そして人気投票で選ばれたトッププレイヤーたちによる熱い戦いに、電撃紅蓮隊のハチとさくら番長が迫ります!!

 なお電撃紅蓮隊とは、アーケードゲーム雑誌『電撃ARCADEゲーム』や電撃オンラインの『LoV3』記事を担当している、電撃の『LoV3』担当チームのことです。ハチは『LoV3』公式ニコニコ生放送「LoV☆すた」の司会も担当しておりますので、番組もぜひご覧ください。

『ロード オブ ヴァーミリオン III』

■『LoV3』最大のお祭りがとうとう開幕!

 『LoV3』シリーズ総合プロデューサーの柴貴正さんによる開会宣言でスタートした『LoV3』公式イベント“ヴァーミリオンフェスティバル”。総合司会の野引香里さんの案内で、まずはスペシャルファンイベントのコーナー! このコーナーの司会はスキピオ役の寺島拓篤さんと、ディード役の佐藤利奈さん。そして、『LoV3』プロデューサーのたんたんPこと丹沢悠一さんと、スクウェア・エニックスアーケード運営チームのにゃべさんが、新バージョン『Ark-cell』についての情報をいろいろとお話していました。公開された詳しい情報については、こちらの速報記事をご覧ください。

『ロード オブ ヴァーミリオン III』
▲佐藤さんは着物で登場! 寺島さんと佐藤さんの軽快なトークとともに、コーナーが進められていきました。

 ゲストカードの紹介パートでは、『ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争』から参戦するラムザを演じられた立花慎之介さんが登場! 立花さんが『LoV3』プレイヤーなこともあり、会場からは「おー!」という歓声が!!

『ロード オブ ヴァーミリオン III』
▲ボイス収録の際に、ラムザのキャラクター設定ではなく、使い魔としてのコストをまず聞いたというガチプレイヤーならではのエピソードも。

 そして、もう1つのゲストカード参戦作品『劇場版 とある魔術の禁書目録(インデックス) エンデュミオンの奇蹟』の発表があり、インデックス役の井口裕香さんが登場! まさかのコラボレーションとゲストの登場に、会場の熱は一気に高まりました!

『ロード オブ ヴァーミリオン III』
▲ディード役の佐藤さんは、今回ゲスト参戦する『とある魔術の禁書目録』の御坂美琴を演じられているため、ボイス収録の際は井口さんと2人でたくさんおしゃべりしていたそうです。

 コーナーの最後には、寺島さんと佐藤さん、井口さんによるミニドラマが! その内容は、“ディードがインデックスに野菜炒めを作ったが、インデックスがいつの間にか食材をちょい足ししてしまい、それを食べたスキピオがお腹を壊してしまう”というお話でした。

『ロード オブ ヴァーミリオン III』
▲3人の声優陣による生の演技に、会場は圧倒されました!

 ここで、スペシャルファンイベントのコーナーは終了。最後にゲストの方々から、ひと言ずつコメントが!

井口裕香さん:インデックスと美琴が参戦します! どうぞ皆さん、素敵なタイミングで使いこなしてくださいね。

立花慎之介さん:ラムザぜひ使ってください! これからも『LoV3』をよろしくお願いします。

佐藤利奈さん:同じゲーム内で2人を演じられて光栄です、このあとも楽しんでくださいね。

寺島拓篤さん:びっくりな情報たくさんのイベントになったんじゃないでしょうか。よいイベントでした!

『ロード オブ ヴァーミリオン III』
▲豪華な声優陣がそろい、会場は大盛り上がり!

■“ヴァーミリオンキャラバン”では、クイズに答えて豪華プレゼントも!

 イベント中盤では、“ヴァーミリオンキャラバンinギロッポン”がスタート! 本来は地方のゲームセンターで行っており、各地のプレイヤーと触れ合うためのイベントですが、今回は特別に、この会場の皆さんと楽しんじゃおうということですね! 引き続きにゃべさん、たんたんP、そして『LoV3』開発チームのノイさんが登場しました。

『ロード オブ ヴァーミリオン III』
▲公式生放送「LoV☆すた」で、おなじみの出演者たち!

 始まったのは、『LoV3』に関する問題に観客の皆さんが答える“クイズセッションヴァーミリオンQ”。これに正解すると、声優さんのサイン入り使い魔カードがトレードできる。「モザイク状態のこの使い魔は?」「ふすまの隙間から見える使い魔の名前とタイプ2は?」など、さまざまな形式のクイズが出題されました!

『ロード オブ ヴァーミリオン III』
▲モザイクは荒いですが、色がかなりのヒントに。答えは紅蓮の魔導師! よく使われているマジシャンの使い魔ですね。
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▲フォルやニーミアという声もありましたが正解はギルス! あまり見かけない使い魔ですが、不死の唯一のアタッカーのカードですね。

 クイズのあとは、もうちょっとだけカード情報コーナーが! エラッタ(パラメータ変更)のカードが3枚公開されました(詳細はこちらの速報記事をご覧ください)。『Ark-cell』での新イラストも見れたということで会場は大盛り上がり。なお、今後も地方イベントを予定しているそうです。こちらも楽しみですね。

■人気投票で選ばれた32名による“バトルトーナメント”が始まる!

 最後のコーナーはメインイベントの“バトルトーナメント”! 全プレイヤーによるファン投票で上位32名が選ばれ、事前に8つのチームに分けられました。各チーム、この日のために念入りに作戦を立ててきたそうです。デッキ、出撃場所は試合前に決めたものから変更はできませんが、主人公のジョブやアルティメットスペル(以下US)は毎試合変更可能です。また、ペナルティエリアに入ってしまい、マイナス300ポイントを超えてしまうと失格になります。すべての試合が素晴らしかったのですが、全部の詳細なレポートを書いていたら大変な分量になってしまうので、今回は2つの試合のレポートをお送りします。

■1回戦の注目は第3試合。“西木野総合病院”vs.“H(意味深)チーム”!

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▲視点は“西木野総合病院”のダメダメ選手。隣のLALA選手のわだつみデッキと相性のよい風雷デッキを使用していました。

 開幕、らんど選手とD.C.選手はLALA選手の海種を妨害するため、アタッカーの主人公で荒らしにきます。そこで、ダメダメ選手も雷神でしっかりとカバーしてLALA選手をフォロー! 残り263カウントで風雷デッキを完成させ、中心のマナタワーを真と偽選手と合流して制圧、そのまま左の相手のマナタワーに向かいます。D.C.選手と真と偽選手はUSパワーライズを使い激突! 見事タワーを奪い取り、安全なレフトストーン、センターストーンを破壊します。

 しかし、相手も破壊をさせないようセンターストーンでさらにお互いが激突します。ここでダメダメ選手はパワーライズで追い返そうとしますが、相手に押されてしまい風神が死滅。左上のマナタワーに避難しますがそのまま相手に制圧されてしまい、戦力が減ってしまいました。残り100カウントですが、アルカナストーンがH(意味深)チームは残り1つ。西木野総合病院は2つと半分とまだまだ優勢。真名選手がセンターストーンを破壊しにいきますが、相手に押し切られてしまい、H(意味深)チームの逆転勝ちとなりました!

■決勝戦は“H(意味深)チーム”vs.“ガミーと愉快な仲間たち”!

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▲ガミーと愉快な仲間たち。飛鳥☆選手、ガミー選手、おもち選手、麗寧@悠久の車輪勢選手。
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▲H(意味深)チーム。D.C.選手、たつを選手、一休III選手、らんど選手。
『ロード オブ ヴァーミリオン III』
▲視点はH(意味深)チームのD.C.選手。「LoV☆すた」にも登場していただいた凄腕プレイヤーです!

 開幕は相手のガミー選手と麗寧@悠久の車輪勢選手が荒らしにやってきます。ここでキマが落とされ、さらに荒らしが激しくなり、10コストの使い魔が死滅してしまいとても苦しい状況に! 左のマナタワーに避難して再度態勢を整えます。味方が戦っているなかでも、D.C.選手は死を喰らう男のアーツ”スタンウィンド”を相手のわだつみに打つなど、フォローしていました! 連携プレイをしっかりと意識しているからこそできる技ですね。そして、中心のマナタワーでらんど選手と相手チームが激突! D.C.選手も死を喰らう男で援護しつつ、超覚醒します。

 残り110カウントではガミーと愉快な仲間たちが優勢。H(意味深)チームはアルカナストーンを破壊したいところですが、これ以上破壊されるわけにもいかずD.C.選手は防衛へ。死を喰らう男を落とされてしまいましたが、ガミー選手のオオモノヌシとシェラハを撃破! しかし、味方のメンバーの使い魔が残っておらず、ガミーと愉快な仲間たちの勝利となりました! 

『ロード オブ ヴァーミリオン III』
▲優勝は、ガミーと愉快な仲間たち。最後まで見事なチームプレイを見せてくれました!

 優勝チームメンバーのコメントはこちら。

麗寧@悠久の車輪勢選手:優勝はできましたが、チームのために周りが見えてなかったのが反省点。今後全国対戦で生かしていきたい。

ガミー選手:何も言うことないです。よかったです。本当によかったです。

おもち選手:飛鳥☆さんに助けられてばっかりで、自分は何もしていない。でも、相手を枯らせたのでうれしいです。

飛鳥☆選手:チームみんなが強くて、そのおかげで勝てました。みんなガミーさんにNESiCAを折られずに済むと思います。こういう舞台で優勝経験もなかったのでうれしいです。

『ロード オブ ヴァーミリオン III』
▲優勝チームであるガミーと愉快な仲間たちには、特別称号“ヴァミフェススーパーヒーローズ”を獲得!
『ロード オブ ヴァーミリオン III』
▲バトルトーナメント出場者チームには、特別称号“ヴァミフェスオールスターズ”が送られました!

 およそ5時間のイベントも、いよいよ終了の時間に。最後は、出演者の皆さんたちが1人ずつ締めのあいさつを行いました。

ノイさん:バトルイベントメインの出演となりましたが、チームを大事にする選手が頂点に立ってくれて非常にうれしい。今後もチームプレイを大事にして、新バージョンを触っていただければと思います。これからもイベントもやっていくので、今後もよろしくお願いします。

にゃべさん:全編にわたって出演しましたが、イベントの準備などを乗り越えほっとした。今後も皆さんが『LoV3』を楽しめる運営を、プレイヤー目線で意見を集約しつつやっていきたいと思っています。僕のほうにいただいたいろいろな意見を実現していきたいと思っているので、今後とも『LoV3』をよろしくお願いします。

野引香里さん:選ばれた選手たちですが、スタッフの皆さんに「デッキもった?」「ハンカチもった?」と聞かれているのを見て、すごくかわいいなと思ってしまいました。

たんたんP:『LoV3』が稼働して半年が過ぎました。運営経験がないなか半年が経過して、改めてアーケードゲームというのはユーザーの皆さんと育てていくコンテンツだなと実感しております。僕らもまだまだ至らないところもあると思いますので、皆さんと一緒に成長していきたいです。ユーザーのおしかりの声も、いいぞという声も、すべて受け止めていきたいと思っていますので、今後ともよろしくお願いします。

柴総合プロデューサー:『LoV3』稼働から半年経ちましたが、僕は既に6年、立ち上げからみると8、9年『LoV』とかかわっています。今38歳なんですが、一番活きのいい30代をこのタイトルに捧げていると言っても間違いないです。毎回言っていますが、ゲームがおもしろいのは大前提ですけど、それをツールとして皆さんとコミュニケーションを取って遊んでいくという形が一番やりたいことです。前作は1対1でしたが、『LoV3』で4対4になり、新しい形のコミュニケーションが取れるのではないかと、期待や可能性を持っています。一歩引いた立場からになりますが、『LoV3』をもっとよくしていきたいと思っていますので、今後もよろしくお願いします。

『ロード オブ ヴァーミリオン III』
▲『LoV3』初のイベントは、大盛況のなか幕を閉じた。

 そして最後は、新バージョンのPVがお披露目に! まだ発表されてない使い魔が公開されていたりと、最後までユーザーを楽しませてくれたイベントでした。


■ハチが行く! inギロッポン

 優勝チーム、ガミーと愉快な仲間たちのメンバーにハチが突撃! イベント終了直後の興奮覚めやらぬ中、飛鳥☆選手、おもち選手、ガミー選手、麗寧@悠久の車輪勢選手にインタビューしてみました。

ハチ:今のお気持ちをお願いします!

飛鳥☆:本当にチームが強かったです。優勝できたのは1人の力じゃなくてチームのおかげです。よいチームメイトにめぐり会えてよかったです。

おもち:チームのおかげでここまで来られました。結構ミスもあったんですが、味方にカバーしてもらいました。スーパーヒーローの名に恥じないようにこれからもがんばります!

ガミー:タワーメイトとの相性がとてもよかったです。味方と信頼しあって思いきった動きができました。

麗寧@悠久の車輪勢:本当にうれしいです! でもあまり活躍はできなかったので、今度また機会があったらもっと自分から援護などをしにいきたいです。

ハチ:本当にすばらしい連携でしたもんね! 作戦会議などで苦労された点はありますか?

メンバー全員:ないですね!

飛鳥☆:いつも使っているデッキで組み合わせました。こういう展開になったらこうするという点は、すごく詰めて話し合いました。

ハチ:すごい安定感でした。

飛鳥☆:そうですね、想定外のことが何も起きなかったんです。すべてがうまく回りましたね。

おもち:デッキには最後まで悩みましたね、使い慣れたデッキがいいのか、ひたすら相性がいいデッキがいいのか。

ハチ:なるほど。

麗寧@悠久の車輪勢:僕もすごく悩みました、荒らし要因としてマッドハッターやペルセポネにしようかとも思ったんですけど、相手にマジシャンを出させたくない思いがあったのでガルファスを採用しました。それも、結果としてよかったなと思います。

ハチ:やっぱり、よく話し合ったということが勝利につながったんですね。

おもち:みんなで実際に集まって話し合ったりもしましたよ!

ガミー:僕は遅刻しちゃいましたけど(笑)。

飛鳥☆:ずっと遅刻だったよね(笑)。

ハチ:そうだったんですか(笑)。今回獲得した称号は皆さん付けますか?

メンバー全員:もちろん、付けます!

おもち:あ、あと、勝てたのは僕たちのチームだけ全員男性キャラを使っているからかも(笑)。

残りメンバー:(笑)

ハチ:あー! 確かに言われてみれば、このチームだけでしたね。ちなみに、今回一番印象に残っているのはどの試合でしたか?

飛鳥☆:やっぱり決勝ですね。真ん中のマナタワーの攻防が勝敗を分けたかなと思います。強気にいけましたね。

ハチ:今後もこういう上位のプレイヤーを集めたチーム戦があったらいいなと思いますか?

おもち:そうですね、また信頼できる仲間と組みたいです。本当に信頼してるかしていないかで動きがまったく変わってくるので。

ハチ:普段の動きとはまったく違うんですか?

メンバー全員:そうですね、違います!

飛鳥☆:リスクが大きくても、味方が信頼できればリターンが大きいほうを選択したりできますから。最後の試合では、ガミーさんがそれをやってくれたんです。

おもち:理想が叶うんですよね、信頼する仲間がいれば。

飛鳥☆:その理想も共用できていたのがとてもよかったですね。

ハチ:なるほどー! 皆さん本当にお互いを信頼しているんですね。本日は本当におめでとうございます。ありがとうございました。

メンバー全員:ありがとうございました!

『ロード オブ ヴァーミリオン III』
▲左からガミーさん、飛鳥☆さん、麗寧@悠久の車輪勢さん、おもちさんです!

 以上、ガミーと愉快な仲間たちのメンバーの皆さんにお話を伺いました! やはりチーム戦である『LoV3』は仲間との連携、信頼関係が大切なんだなあと再確認させられました。私も信頼されるようなプレイヤーになりたいなと、ガミーと愉快な仲間たちの皆さんを見ていて思いました。インタビューへのご協力本当にありがとうございました! なお今回のレポートでヴァーミリオンフェスティバルを見たくなった方は、ニコニコ生放送のタイムシフト視聴でご覧ください!

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データ

▼『ロード オブ ヴァーミリオン III』
■メーカー:スクウェア・エニックス
■対応機種:AC
■ジャンル:ETC
■稼働日:2013年8月22日

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