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2014年3月14日(金)

『剣の街の異邦人』冒険者の転職システムや強力モンスターの血統種、宝箱狙いのエンカウントシステム“待ち伏せ”を紹介

文:megane

 エクスペリエンスは、Xbox 360/PC/PS Vita用ソフト『剣の街の異邦人 ~白の王宮/黒の宮殿~』について、システムに関する新情報を公開した。

 本作は、『円卓の生徒』や『迷宮クロスブラッド』などを制作したTeam Muramasaが開発するダンジョンRPG。同社としてはこれまで制作したダンジョンRPGの中で最高難易度を誇る作品となっており、パーティーメンバーの“消滅”や出口を見つけるまで脱出不可能な迷宮、計算された戦術が要求されるバトルなど、ヘビーユーザーをうならせる設計になっている。

 公開明らかになったのは、クラスの転職システムと主人公のみ倒せる強力なモンスターの血統種、エンカウントシステムの待ち伏せなどについて。

■転職を繰り返して使える技術を増やせ!(ただし最大5回まで)

 本作ではファイターやナイト、クレリックなどさまざまなクラスが用意され、それぞれ特徴的なスキルを持っている。今回紹介する転職は、レベルとHP、MPを半分にする代わりに元のクラスで取得したスキルを新たなクラスで使えるようになるというシステム。

『剣の街の異邦人』
▲転職は団長の自室から行える。レベル1でも転職は可能だ。

 ただし、制限なくスキルを引き継げるわけではなく、前のクラスの全スキルから選んだものとなる他、転職自体も最大5回までしか行えない。また、スキルはスキルスロットの数だけセットすることができる。このスキルスロット数はレベルが上がれば増やせる。

『剣の街の異邦人』 『剣の街の異邦人』 『剣の街の異邦人』
▲転職費用を払って転職するとレベルとHP、MPが半分になる。▲転職は最大5回まで行える。ニンジャからファイターに転職することで、影に隠れて強力な攻撃を放つファイターなどを設定できる。▲転職後はスキルスロットにスキルをセットすることで使用できる。

■一部の異邦人のみが倒せる“血統種”という存在

 血統種については、これまでの記事でも紹介してきているが、ここでは血統種の出現に関わる“血統種手配書”と、4種類の血統種について紹介する。

●血統種の討伐には欠かせない手配書

 血統種手配書とは、出没する血統種の情報が迷宮ごとにまとめられたもの。血統種の中には特殊な手順をふまないと出現しないものもおり、こうした血統種を出現させるヒントなども手配書には含まれる。

『剣の街の異邦人』 『剣の街の異邦人』

■本作に登場する4種類の血統種を紹介

●ムダル

『剣の街の異邦人』 『剣の街の異邦人』
▲禍々しい姿をした不死の異形。かつては上級魔族だったが、狂気に飲まれ、より低級な不死者へ堕落した。▲ムダルとの戦闘に突入。その強さから初遭遇時は全滅の危険もある。

●フレイム&アイス

『剣の街の異邦人』 『剣の街の異邦人』
▲炎と水、相反する力を魔力で融合した奇形の精霊。融合には莫大な魔力が必要とされ、そのせいで太古の遺物1つ分の魔力が枯渇した。▲冒険者を執拗に追い掛け回す“フレイム&アイス”。2つの口から交互に放たれるブレスには、苦戦が必至だ。

●カロンズベッセル

『剣の街の異邦人』 『剣の街の異邦人』
▲かつて空飛ぶ城に辛酸を舐めさせられた亡者が、復讐のため作り出した船。魔力で動く船であるが、どちらかというと怖いのは物理(大砲)である。▲空に浮かぶ幽霊船・カロンズベッセル。通常の攻撃では傷をつけることができない強敵だ。

●ブラックバロン

『剣の街の異邦人』 『剣の街の異邦人』
▲動力に特殊なミスリル鉱を使ったメデル家当主自慢の試作機。実験中に暴走し、血統種として覚醒してしまった。▲制御を失い、暴走を始めたブラックバロン。その腕から繰り出される強烈な一撃で体力を大幅に削られる。

■宝を得るには敵を“待ち伏せ”するのが一番

 ダンジョンRPGといえば、敵から奪い取った宝箱からのアイテム収集だ。本作ではこの宝箱を確実に出現させるためのシステムとして“待ち伏せ”というものが用意されている。

『剣の街の異邦人』 『剣の街の異邦人』
▲特定のスペースで、士気ゲージを消費することで“待ち伏せ”を仕掛けられる。同じ場所で繰り返すと、士気ゲージの消費量が上昇する。▲待ち伏せで出現したモンスターは、必ず宝箱を持っている。宝箱のレリーフを見ればアイテムの種類が判別できるので、入手したいアイテムを狙える。
『剣の街の異邦人』 『剣の街の異邦人』
▲待ち伏せは、アイテムを選別するために5回まで見過ごすこともできる。ただし、見過ごす度に逆に奇襲を受ける可能性がアップする。▲一定ターン以内にリーダーを撃破すれば宝箱を入手できる。しかし、油断はできない。宝箱には罠が仕掛けられている。

 なお、この待ち伏せによってしか出現しない血統種も存在するという。

■登場する迷宮とそのギミックの一部を紹介

 本作は、エスカリオの街を拠点としてさまざまなダンジョン(迷宮)の攻略を行っていく。ここではその中から一部を紹介する。

●氷結の廟

『剣の街の異邦人』

 極寒の冷気が漂う、氷漬けとなった神殿。壁の中に光る蝶が閉じ込められ、それが光源として輝く。足元が滑るだけでなく、寒さですべてのスキルの使用が制限される。

●地下市街

『剣の街の異邦人』

 火山の噴火により地底に埋もれた街の残骸。毒性の強い火山灰と、そこを住処にする毒性の魔物に支配されている。迷宮の中には毒ガスが蔓延している。

●嵐の廟

『剣の街の異邦人』

 天から雷が降り注ぐ、嵐に囲まれた空に浮かぶ建造物。雲を突き抜け、遥か上空に位置する浮遊する岩の集合体。迷宮の深部を目指すには、引き返す手段のない道を進まなくてはならない。

(C)EXPERIENCE All rights reserved.

データ

▼『剣の街の異邦人 ~白の王宮~』
■メーカー:エクスペリエンス
■対応機種:Xbox 360
■ジャンル:RPG
■発売日:2014年6月5日
■希望小売価格:6,800円(税抜)
▼『剣の街の異邦人 ~白の王宮~』(ダウンロード版)
■メーカー:エクスペリエンス
■対応機種:Xbox 360
■ジャンル:RPG
■発売日:2014年6月17日
■希望小売価格:6,800円(税抜)
▼『剣の街の異邦人 ~白の王宮~』
■メーカー:エクスペリエンス
■対応機種:PC
■ジャンル:RPG
■発売日:2014年8月22日
■希望小売価格:7,300円(税抜)
▼『剣の街の異邦人 ~黒の宮殿~』
■メーカー:エクスペリエンス
■対応機種:PS Vita
■ジャンル:RPG
■発売日:2014年度予定
■希望小売価格:5,537円(税抜)

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